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Apple Watch の覚え書き

現地時間の9日、Appleさんの新しい製品が無事に発表された様です。『MacBook』と『Apple Watch』。

MacBook』の方は12インチディスプレイで重さは1Kgを切って厚さ13.1mm。これまでの『MacBook Air』をさらに小さく薄くした感じ。ちょうど『iPad』と『Air』の中間と言ったところでしょうか。

新しいMacBook

でもってカラーもゴールドとシルバー、スペースグレイの3色展開。若しかしたらそのうち限定カラーとか出ちゃったりするのかもしれません。3倍速くはならないけど紅い奴…とか。あ、でも『iPhone』でも頑なに色バリエーションを増やさないところを見ると可能性は低いかなぁ。

ちなみにOSはOS X Yosemiteの様です。若しかしたらiOS積んでくるんじゃ…と思いましたがそうするとタッチスクリーンが必要になっちゃいますね。まだまだOS XとiOSの融合には時間が必要な様です。

Air』持ちにとっては少しガッカリ感、『iPad』のみの人には少し期待感…みたいなポジションなのかもしれません。というか、『MacBook Pro』と『Air』の差がRetinaディスプレイの有無、みたいなことになっちゃってるのでAppleさん的には『Air』をちょっとだけシュリンクして『iPad』よりに落とし、製品ラインナップのポジション調整をしたかったのかなぁとか思っちゃうんですけどどうなんでしょう。そんな観点で見ると『Air』がRetina化されないってのもある意味、今後のフェードアウトを想定した話ということに思えてくるというか。

そうそう、この新しい『MacBook』、教育系には結構向いてるんじゃないかと思います。『iPad』だとほんとに出来ることは限られてきちゃうし所謂パソコン的な用途には若干不向き。その点、『MacBook』なら壊れそうなハード部分はほとんど無い上に余計な穴(辛うじてUSB-Cのみ)も無いので余計なこともしにくくなるというか。まぁその分、仕事向きじゃぁないよなぁ…とは思いますが。そういう方向きには『MacBook Pro』をどうぞ、ってことなんでしょうけど。

はい、次。『Apple Watch』。

昨年の既報通りのものが順当に登場ってことで良いのかな?

Apple Watch

お値段的なものも既に出てきてるみたいなんですけど、やっぱたけぇええ、ってな感じです。バンドだけでン万円とか、まぁ日本のマスプロ製品みたいに下請け使って徹底的にコスト削る様な作り方しないでマトモにやっちゃうとこうなっちゃいます、みたいな感じでしょうか。

あと気になるのはバッテリーの駆動時間が『最大18時間』というところ。えっ!?って思っちゃいますがな。たぶんなんだけど、所謂着けっぱなし、日常生活から仕事から何から何までとにかく腕にはめっぱなしという使い方には向いてない、というか想定されてない気がします。アピールポイントもスポーツとかウェアラブル的な方向に振れていることからも、例えばランニングする時にはめる、寝るときにはめる、みたいな一時的な用途でしか活躍できそうもない気がします。なんたって24時間、戦えませんから。

まぁ果たして日常的にランニングしてる層がどのぐらいの数いるのか定かでありませんが、それらの層がどのぐらいこの高価な時計を欲しいと思うかはちょっと微妙な線な気がするというか。個人的には少なくとも72時間ぐらい戦える様になってからが勝負なんじゃないかと思うんですよねぇ。でないと旅行に行けない。荷物は極力減らしたい、手を空けたい…というニーズにこそマッチする代物だと思うんですけど、技術がまだ追いついてないってことなのかなぁと勝手に思ってる訳でして。まぁあと3年ぐらい待てば解決するんでしょうけど。

 

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 WatchiPhone 6 / 6 Plusと同時に発表されたApple Watch、思いの外素晴らしい形で登場してきました。これまで噂では出るぞ、出るぞ、作ってるからね、という話は噂レベルで聞こえて来ていたものの、そのスタイルや機能については全く外に漏れることなく公式発表までベールに包まれていたわけです。

でもってフタを開けてみると想像していたものとは全く違うモノ、そう、これまでAppleは他社とのコラボ(特にNIKEとか)的な何か、スポーツ的なガジェットなどのデザインは近代的なオモチャらしさが目について訳で、この延長線上に時計も出て来るものだと勝手に思い込んでしまっていたわけです。

こうやって見ると相当にデザインは練り込まれていることが見て取れるのです。最先端のデジタルガジェットでありながら盤面表示やバンドのレパートリーを膨大な組み合わせにより実現することでアクティブにもフォーマルにも耐えるだけのデザインにしてしまっているのです。

色、形、盤面の意匠…そしてバンドのバリエーションに到るまで世の腕時計に存在する機能的な美を徹底的に分析して何がそう見せるのかを洗い出し、必要と考えられる要素をこれ以上無いほどのシンプルさで全て盛り込んでしまった様です。そして世界中のあらゆる需要…老若男女、趣向に囚われずカバーしてしまうという恐ろしいプラットフォームの出来上がりなのです。

Apple Watch

個人的には18Kローズゴールドのケースにリンクブレスレットの組合わせがツボ。どちらかというとシックな雰囲気を出せる形が好みなのでこういったスタイルに落ち着きそうです。そして将来、ケースの厚みがこの半分になる時が何れやってくることでしょう。若しかしたら丸いケースが登場するかもしれません。

特に今、急いでこれが無いと…という状況にはありませんが、このような腕時計が当たり前になるとしたらAppleという会社が世の中に投げた一石として相当大きな影響を作り出してしまうことになるのではないでしょうか。嘗て電話機という世界にiPhoneをぶつけた時の様に。そのぐらい可能性のあるガジェットなのではないだろうかと思ってます。あぁ、ホンキで欲しくなったよ、ままん。

 

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たく@藤沢
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