iPhone 6 / 6 Plusと同時に発表されたApple Watch、思いの外素晴らしい形で登場してきました。これまで噂では出るぞ、出るぞ、作ってるからね、という話は噂レベルで聞こえて来ていたものの、そのスタイルや機能については全く外に漏れることなく公式発表までベールに包まれていたわけです。
でもってフタを開けてみると想像していたものとは全く違うモノ、そう、これまでAppleは他社とのコラボ(特にNIKEとか)的な何か、スポーツ的なガジェットなどのデザインは近代的なオモチャらしさが目について訳で、この延長線上に時計も出て来るものだと勝手に思い込んでしまっていたわけです。
こうやって見ると相当にデザインは練り込まれていることが見て取れるのです。最先端のデジタルガジェットでありながら盤面表示やバンドのレパートリーを膨大な組み合わせにより実現することでアクティブにもフォーマルにも耐えるだけのデザインにしてしまっているのです。
色、形、盤面の意匠…そしてバンドのバリエーションに到るまで世の腕時計に存在する機能的な美を徹底的に分析して何がそう見せるのかを洗い出し、必要と考えられる要素をこれ以上無いほどのシンプルさで全て盛り込んでしまった様です。そして世界中のあらゆる需要…老若男女、趣向に囚われずカバーしてしまうという恐ろしいプラットフォームの出来上がりなのです。
個人的には18Kローズゴールドのケースにリンクブレスレットの組合わせがツボ。どちらかというとシックな雰囲気を出せる形が好みなのでこういったスタイルに落ち着きそうです。そして将来、ケースの厚みがこの半分になる時が何れやってくることでしょう。若しかしたら丸いケースが登場するかもしれません。
特に今、急いでこれが無いと…という状況にはありませんが、このような腕時計が当たり前になるとしたらAppleという会社が世の中に投げた一石として相当大きな影響を作り出してしまうことになるのではないでしょうか。嘗て電話機という世界にiPhoneをぶつけた時の様に。そのぐらい可能性のあるガジェットなのではないだろうかと思ってます。あぁ、ホンキで欲しくなったよ、ままん。
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