正月三が日は朝もズルズルとかなりノンビリしてしまったので日の出をまだ見ていなかったのであります。そう、正月と言えば初日の出。ということで今日4日が自分にとっての初日の出。天気予報で3日と4日がピーカンとなっていたので4日の朝がまぁ良いでしょう、という読みでもあります。でもそれを言っちゃうと元旦の朝も快晴予報だったんですけどね。
ということで今回は『Nikon Df』と『X-T1 GS』の2台体制でノコノコと家からほど近い海にプチ撮影ツアーでございます。僅かに車で5分…というアレな行動ではありますが。
X-T1 GS + XF16-55mmF2.8 R LM WR
まずこちらは『X-T1 GS + XF16-55mmF2.8 R LM WR』で手持ち撮影。派手に演出したきゃVELVIAでしょ、ってなもんで。ズームの望遠端55mm(35mm換算で82.5mm)にて。
Nikon Df + Ai AF Nikkor 85mm f/1.4D IF
んでこちらが『Nikon Df + Ai AF Nikkor 85mm f/1.4D IF』で三脚+レリーズ仕様。ま、それぞれ一長一短だよね、って感じです。
そもそも今回、機種間比較をするのが目的じゃないので事細かいことは抜きにしてアレコレ試してみたことなんかを続きに。
ということでお試し其の一。
X-T1 GS + XF16-55mmF2.8 R LM WR
ええ、何処かで見たことのあるような雰囲気と色でございます。はい、そうです、そのとおり。
フジフイルムさんの『X-T1 GS』の公式ページに掲載されているEVFの説明で使用しているサンプル画像がそれに近かったということで。まぁ厳密にはちょっと色が違ってるんだけど、まぁその辺は場所や環境の違いの方が影響は大きいワケで、日の出30分前ならこう写ります、ってのは正しかったというか。
というか、そんなことを検証するために寒い(日中は4月的な陽気だけど夜は流石に冬なので寒い)中ノコノコと海岸に出てきたワケではなく、実は星景を撮ってみるというのがありましてですね、その為に三脚担いでエッコラオッチラ波打ち際の近くまで砂浜を歩いて出てきているのであります。
Nikon Df + AF Zoom NIKKOR 20-35mm f/2.8D
そう、実は日の出前に出かけたのではなく、まだ誰もが寝静まっている2時半ごろ出かけているのでございました。そう、丑三つ時ですな。
でもって星景に夜景が入るとどうなるのか…というのが気になるところでして、1枚の写真の中に適正となる露出の異なるものが上手く同居できるのか?というところを知っておきたかったというか。人工の灯りというのはもの凄く明るくて露出時間って意外と短いのであります。そして星は明るい様でいて意外と暗い、そう、露出時間が長くなるのであります。これらが上手い具合に収まるには…というか、収まれるのか?というところでございまして。
ただひとつ残念なのが一番強烈な月の存在でございまして、まぁこればっかりは仕方ないというか。写真じゃ満月煌々となっちゃってますけど、実はこの日の月は下弦の月、要は三日月なのであります。いや、おかしいだろ、これ。
Nikon Df + AF Zoom NIKKOR 20-35mm f/2.8D
まぁ夜景は諦め、月も諦め、お次は星景ならぬ星海なのであります。ご存じのとおり『Nikon Df』はローパスフィルター機なので、お星様撮影の時にどんな写りになるのか知っておきたいよね、ってな感じなワケでして。結果から言えば、まぁ普通に写るよね、ってことでございます。
で、このカット、露出は20秒ほどなんですけど丁度このタイミングでかなり長い尾を引く流星が流れましてですね、実はそれがうっすらと写っているのでございます。真ん中よりちょい右よりのところをセンターから右下(南西方向)に向かって流れております。目の前で見ていて「入ってるといいなぁ」と薄い希望なんかを抱いていたりしたのですが、写っていてちょっとホッとしたとかなんとか。まぁ等倍にしないとよく分からない程度ではありますが。
家に帰ってから気付いたんですけど、実はこれ『しぶんぎ座流星群』だったんじゃないかと…。
▼ 本日深夜は「しぶんぎ座流星群」の天体ショーを見よう! | sorae.jp : 宇宙(そら)へのポータルサイト
先の写真はほぼ真南を向いて撮っていますが、『しぶんぎ座流星群』の放射点は北斗七星より少し東よりのポイント。先の流星もかなり尾が長く、天頂側から南西へ流れた…ということは放射点が北東側ということと合致します。
いやはや、正月早々、良いモノを見られました、ということで。
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