人間の頭脳の出来、即ち頭の良さというものは概ね小学校の高学年時の成績に現れる。中学、高校、大学の「如何に勉強だけ出来たか」ではなく、小学校高学年の成績がそのまま頭の良さとなってくる。それを考えると、中、高、大の成績なんて「どれだけ勉強しました」ってものに過ぎないのに対し、今回の「全児童名簿流出」なんてのはそのまま個人の頭脳が世に提示されちゃったに等しいことだったりする訳で。
愛知県一宮市の市立小学校の03年度の全校児童535人と教職員の名簿などがインターネット上に流出していることが1日分かった。 児童名簿には住所や電話番号のほか、保護者や兄弟の名前など個人情報が詳しく記載され、複数の教科でクラスごとに一覧にした成績表も流出していた。
こういったものを企業の人事関係者が手に入れていたらどうだろう。さらには興信所が手に入れていたら…。この名簿の成績で高学年時に思わしくない成績が付いていた該当者は一生、影響を受けてしまうということにならないだろうか。少なくとも、500円ポッチの金券で済まされる話ではないと思うのだが。個人情報の漏洩はそれぐらい他人様に与える影響が大きいことを世の中はもっと自覚するべきだと思うんだけど。
・全児童名簿流出:ウィニーで感染、成績表も 愛知の小学校(MSN-Mainichi INTERACTIVE 今日の話題)
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