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流鏑馬の競技

先週末から日曜にかけて、青森の某所で開催された流鏑馬の競技に出てきた。土曜は一走のみの予選。日曜に決勝ということで二走するというもの。ルールは簡単で、60mおきに的が3つ、これを規定タイム以内で走りながら的を射ていき、的中数が多いシトが上位に来るというもの。的中数が同じなら1的から3的間の走行タイムが速いシトが上位。大会自体は数年前から始まったものらしいのだが、参加するのは初めてということもあり、多少緊張したりもしたのだが、結局何処でもやらなければならないことは同じだったりする訳で、初夏の函館の時と同じ様にすれば良いと気付くまでにそう時間はかからなかったように思う。ただ、以降考えなければと思ったのは地理的に遠いこと。今回はクルマで行ってので移動にかなりの時間を要したし、それに伴い体力の消耗もかなり激しかったということ。競技自体以前の体制を考えなければ…ということか。

土曜の予選。これはまずまずだった。結果として予選はぶっちぎりの全的最速タイムで1位通過。古来より変わらずにきたであろうスタイルと考え方、これまで積み上げてきたものをここで一気に目に見える形として体現できたと自負している。問題は日曜の決勝。師匠でもある親方の話を伝え聞くに、かなりのプレッシャーを受けていることに気付く。結果として二走で2的外し、「勝ち」からは外れた格好になってしまった。当然、途中のスタイルにしても、外した瞬間の心の動揺、意図せぬ状況が出た場合の挙動不安定など、まだまだ課題が多いことを実感する結果となってしまった。それでも参加選手49名という中で、ヒト桁順位の中に収まっていることはまずまずと満足するべきなのかもしれない。次回があるとすれば、メンタルを鍛え直して再挑戦することとしよう。

最後になってしまったが、今回借馬として馬をお貸ししてくださった剣山のK氏にお礼を述べたい。まだまだ調教途中ではあっただろうし、可能性の未知数な馬ではあったがわたしが扱える範囲であり、また素直、覚えが早い馬であった。遠路初めて乗る馬で競技に出るには、このような素質だけでも競技に向いた馬が不可欠と思う。そういった条件を満たしている馬を快くお貸しいただけたことは感謝である。予選トップ馬というだけでなく、決勝においてもチャンピオンホースの称号を持たせてあげたかったが如何せん、乗り手が至らなかった。次回に機会があればその時こそ、夢を果たしたいと思うのでありました。

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このページは、たくが2005年10月20日 11:59に書いた覚え書きです。

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