何やら落ち着くのかと思いきや、さらに事態は悪化の一途を辿るばかり…。もう消費者は泣きを見るのか、はたまた見捨てるのかどちらしか残されていないのではないかと思ってしまいます。
SONY BMGが一部のCDに密かに組み込んだコピー防止プログラムの「副作用」は悪化するばかりだ。 (snip) さらにXCPは、不正ソフトを簡単に隠せる道具をウイルス作者に与えることになった。先週、このクローキング機能を悪用して検出を免れるトロイの木馬が登場したとウイルス対策企業が報告した(11月11日の記事参照)。トロイの木馬は通常、個人情報を盗んだり、ほかのコンピュータに攻撃を仕掛けたり、スパムを送ったりするのに使われる。 (snip) 反発を受けたSONY BMGとXCPの開発元First 4 Internetは、XCPをアンインストールするプログラムをリリースした。 (snip) しかし、このアンインストーラが新たな問題を生み出した。 (snip) 「この欠陥が引き起こす結果は重大だ」とフェルトン氏とホルダーマン氏は11月15日のブログの中で述べている。「この問題により、ユーザーがアクセスしたすべてのWebページが、ユーザーのコンピュータに何でも好きなコードをダウンロードしてインストールし、実行できるようになってしまう。あらゆるWebページがユーザーのコンピュータを乗っ取り、好きなようにすることができる。これはセキュリティホールがもたらす危険と同じくらい深刻だ」
もうダメぽ。でもってぢつは日本が一番やばそうな状況らしい。
SONY BMGがCDのコピー防止目的で仕込んだXCP技術について、インターネットの専門家から、新たな統計が明らかになった。少なくとも世界中で56万台以上のWindowsマシンにXCP「rootkit」が組み込まれ、そのうち日本のマシンは21万台を超えるという。
まぁ、これは或意味日本がコピー天国だったというオチに繋がりそうなデータではあるが、それにしても強烈な数字であることに変わりはない。また別の言い方をすれば、bot予備軍がこれだけ無防備でネットに繋がってるとも言えなくもないような気がする。何せ、botネットワークを作ろうとしている輩からすると、日本の中が一番安全に活動出来そうな感じがしなくもないですし。コンシューマーはそういったセキュリティに関する教育も受けていなければそのような風潮も見られないですし。そろそろ全国紙の一面あたりで大々的に叩く必要もあるんじゃないでしょうかね。
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