読んでいて何を今更当たり前のことを…と思ったのだが、どうやら世の中こういった思想は普遍的なものではないようだ。
「必要な作業をもれなく洗い出し、課題やリスクを関係者で共有し、基本動作をしつこく繰り返す」。トヨタ自動車のIT部門(コーポレートIT部)で開発支援業務を手がける加納栄寿氏は、失敗プロジェクトの回避に向けた基本をこう語った。
これらを阻害するものとして、担当の勝手な思いこみや現場の意向、保有する技術的な制約などが考えられるのだが、都合の悪いことにそういったものほど声が大きく、また納得してしまいやすいもの。そこへ大鉈を揮えるだけの人材があれば良いのだが、同じ人間同士がやっていること、限度というものが何れやってくる。そこへ全体の枠に適用できるルールが必要になるわけだ。或意味根拠規則とも言えるもの。こういったものを設定できるだけでどれだけ手間が増えるか恐ろしくて考えたくもないが、結果を見れば手戻りが少なく、失敗も減るので差し引きとしてはプラスなのだろう。何もIT関連に限定したことではなく、あらゆるものに適用できるはずなのだが。
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