やっと、というかまともな記事が出てきたのでクリップ。
相次ぐ情報流出によって「悪の根源はWinnyにあり」という風潮も出ているようだ。しかし、事態はあくまで「マルウェアがWinny経由で広まった」というだけのこと。しかも、山田ウイルス系に感染している場合、Winnyの使用を止める、あるいはWinnyファイルを削除しても根本的解決にはならず、流出は止まらない。
本編は「ITmedia エンタープライズ:2006年も止まらない「Winnyで流出」、最新のマルウェア解説 (1/2)」から始まるのだが、これでも某ソフトを暗にマイナスイメージ化しているのが悔やまれる。テレビでも連日の様に報道されている救いようの無い解説よりは遙かにマシであるが。それともう一つ、某ソフトを血祭りにあげて解決しそうな風説を意図的に流しているようにも思えるのだが、ウィルスはメール環境を媒体として広まる物の方が圧倒的に多い事実が隠されている。某ソフトを削除しろと言う前にメールソフトを削除させた方が効果的なのは皮肉か。そもそもPCにしろネットワークというものは白物家電ではないのだし、利用者にそれなりの学習能力を求められる類の域から脱してはいないという事実。この事実を隠して都合の良いところだけを声高に叫び、ひと度問題が起きると前後関係を無視してそのことだけに捕らわれて大騒ぎをするのはいい加減止めて欲しいと思う今日この頃なのだ。
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