レースsimとは全然違うお話。突如昨夜、NTT東、持ち運べる無線ネット接続器などというニュースが飛び込んできた。たぶんに日経のすっぱ抜き記事なんだろうけど実はこれ、もの凄いインパクトがあるお話。
NTT東日本は14日、米アップルの「iPad(アイパッド)」など多機能携帯端末をインターネットに接続できる小型無線ルーターを6月下旬からレンタルすることを明らかにした。光ファイバー通信回線「フレッツ光」の契約者を対象に、月500円で提供する。ポケットやかばんに入れて持ち運べば、利用者は外出先や移動中でも気軽にネットが利用できる。
貸し出すのは手のひらサイズの小型ルーター。公衆無線LANや第3世代携帯電話網から、高速な通信網を自動的に選んで、多機能携帯端末に中継する。iPadや携帯型ゲーム機、ネットブックなど屋外でネット接続を楽しむ多機能携帯端末が急速に普及していることに対応する。
フレッツ光の利用料を含めると、契約者が支払う料金(携帯通信料は除く)は月計3000~6000円となる見込み。NTT東は喫茶店や空港などに無線LAN接続基地局を設置して、フレッツ光契約者向けに無線LANサービスを提供してきた。
簡単に言ってしまうと、NTT東日本のフレッツ光契約ユーザにはプラス500円/月だけで外でも使える無線ルーター使わせてあげるよ、ってことらしい。もちろん、物としては、NTT東のこれまでのサービスであるフレッツスポット、公衆無線LANが利用できる他、他社(docomo)の3.5G回線が機能的に利用出来るものらしい。
NTT東のリリースなのでdocomoのサービス部分には全く触れられていない=(携帯通信料は除く)という表記だが、この3.5G回線のdocomo部
分に関しては既存の料金プランが使えるのだろう。この3.5G回線の料金は、やもするとソフトバンク回線より少しお高めなのだが、通信速度、通信エリア、
品質といったことを考慮すれば、十分以上にソフトバンクより良いモバイル環境が手に入ることとなる。
公衆無線LANやフレッツスポットな らこれまでのノートPCなどでもそのまま使えたんだから…という意見もあるのだろうが、実は最近のモバイル機器はこういった公衆無線LANにそのままでは 接続できないものも増えてきている訳で。その中の代表格が実はあのiPadやiPod Touchだったり、特定のサービスに依存する仕様のネットブックだったりする。そこにこのNTT東のを組み合わせると、今まで不可能だった通信インフラ の自由な選択が可能になるということを意味する。
ノートPCなどでは内蔵されていたハード的な(無線、モデム)ものとソフト的な (PPPoE制御、インフラ切替)機能の部分を切り出して手のひらサイズに収めたものと考えれば分りやすい。このハード、ソフトの機能を持たないモバイル 機器が一気に使いやすくなるということを意味している訳ですね。
ち なみにこのモバイルルーターは、恐らくNTTブロードバンドプラットフォーム (NTTBP)のPersonal Wireless Routerではないかと予測されている。このPersonal Wireless Routerの評価については、実証実験時のものであるがImpress Internet Watchの記事が参考になる。
そしてこのサービス、実はソフトバンクにとっては想像以上にダメージが大き そうではある。iPhoneとiPad、この絶大な人気を誇る製品をソフトバンク回線縛りで独占 的に安価で提供しているものの、これはあくまでもソフトバンク回線を契約してもらうことがほとんど前提となったビジネス。しかしそこに無線LAN、公衆無 線、Wi-Fi、他社3.5G回線といったソフトバンク見て想定外のインフラが利用出来るとなると話は変わってくる。
例えばiPad、アップルストアで買うよりもソフトバンクで買う方がどの タイプでも数万円は安い。これは単純に考えれば、回線縛りによるソフトバンク独占とすることで自社の回線契約を期待する赤字販売に近いものだと想像できる が、あくまでも自社回線でしか外では使えないよ…という暗黙の含みがあっての話。ところがWi-Fiモデルをソフトバンクで購入し、NTT東のサービスを 利用すると3Gに拘る必要が無くなり結果として安くiPadを 買えるだけでなく、ソフトバンクよりも高品質な通信インフラが利用出来るという恐ろしい図式が出来上がってしまう。
残 るはドコモの3.5G回線の費用。NTT東はこれまでなりふり構わない料金設定を平気で提供してきた経緯があるので、自宅のフレッツ光代金プラス500円 というリーズナブルな設定が可能にしても、ドコモは常に殿様商売的なところがあるため恐らくは既存のデータ通信プランそのままということになりそうな気は しないでもない。ドコモが良心的なプランを用意するとなると驚喜ではあるが、たぶんその可能性は低いかもしれない。
ただこのルーター、 3.5G回線を使用しないという使い方もありではないかと思う。都心部では無線インフラもかなり充実していて、3.5G回線が無いとどうにもならない状況 というのは割と少ない様に思う。そういった意味ではソフトバンクはかなり、\(^o^)/オワタ、な状況なのではないだろうか。
公衆無線LANやフレッツスポットな らこれまでのノートPCなどでもそのまま使えたんだから…という意見もあるのだろうが、実は最近のモバイル機器はこういった公衆無線LANにそのままでは 接続できないものも増えてきている訳で。その中の代表格が実はあのiPadやiPod Touchだったり、特定のサービスに依存する仕様のネットブックだったりする。そこにこのNTT東のを組み合わせると、今まで不可能だった通信インフラ の自由な選択が可能になるということを意味する。
ノートPCなどでは内蔵されていたハード的な(無線、モデム)ものとソフト的な (PPPoE制御、インフラ切替)機能の部分を切り出して手のひらサイズに収めたものと考えれば分りやすい。このハード、ソフトの機能を持たないモバイル 機器が一気に使いやすくなるということを意味している訳ですね。
ち なみにこのモバイルルーターは、恐らくNTTブロードバンドプラットフォーム (NTTBP)のPersonal Wireless Routerではないかと予測されている。このPersonal Wireless Routerの評価については、実証実験時のものであるがImpress Internet Watchの記事が参考になる。
そしてこのサービス、実はソフトバンクにとっては想像以上にダメージが大き そうではある。iPhoneとiPad、この絶大な人気を誇る製品をソフトバンク回線縛りで独占 的に安価で提供しているものの、これはあくまでもソフトバンク回線を契約してもらうことがほとんど前提となったビジネス。しかしそこに無線LAN、公衆無 線、Wi-Fi、他社3.5G回線といったソフトバンク見て想定外のインフラが利用出来るとなると話は変わってくる。
例えばiPad、アップルストアで買うよりもソフトバンクで買う方がどの タイプでも数万円は安い。これは単純に考えれば、回線縛りによるソフトバンク独占とすることで自社の回線契約を期待する赤字販売に近いものだと想像できる が、あくまでも自社回線でしか外では使えないよ…という暗黙の含みがあっての話。ところがWi-Fiモデルをソフトバンクで購入し、NTT東のサービスを 利用すると3Gに拘る必要が無くなり結果として安くiPadを 買えるだけでなく、ソフトバンクよりも高品質な通信インフラが利用出来るという恐ろしい図式が出来上がってしまう。
残 るはドコモの3.5G回線の費用。NTT東はこれまでなりふり構わない料金設定を平気で提供してきた経緯があるので、自宅のフレッツ光代金プラス500円 というリーズナブルな設定が可能にしても、ドコモは常に殿様商売的なところがあるため恐らくは既存のデータ通信プランそのままということになりそうな気は しないでもない。ドコモが良心的なプランを用意するとなると驚喜ではあるが、たぶんその可能性は低いかもしれない。
ただこのルーター、 3.5G回線を使用しないという使い方もありではないかと思う。都心部では無線インフラもかなり充実していて、3.5G回線が無いとどうにもならない状況 というのは割と少ない様に思う。そういった意味ではソフトバンクはかなり、\(^o^)/オワタ、な状況なのではないだろうか。
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