経験値イベントとマジェと箱売りと

ぬるぽさん的考察です。まず経験値ン倍イベントについて。今月からアップデート後実装された『幸運の証』というオレオレ経験値2倍アイテムが頻繁に登場する様になりましたが、やはり従来の時間指定経験値ン倍イベントは実質3分の2程度に削減です。特に、月2回は見受けられた3倍イベント、これは月後半に僅か1回のみ。そしてミッションイベントもかつての3倍から何故か理解に苦しむ2.5倍にダウン。いくらオレオレ2倍をバラ撒いても3倍が減っている分、サービス的には大きく後退したと言って間違いないでしょう。

えっと、それからマジェ類について。箱売りとも関連しますがここ1年のマジェは合成ないしはニコイチ交換イベントと称してランクアップさせる代わりに半減させるという非常に汚い商売が主流となっています。たった0.5倍程度のランクを上げるにも数量的には確実に半分になってしまうという解せない仕様です。また合成に関しても約半分近くは『失敗』と称して消費者が購入したアイテムを消失させる仕様。はっきり言って消費者をバカにしてる仕様です。この消失を防ぐために別途、保証書を買わせるとか、確率アップと称してさほど効果の見られないチケットを買わせてるあたりが半島クオリティなんでしょうか。常識的な発想であれば、別途op的なものを買わせるとしたらそのopアイテムで無条件に1ランクアップ、2ランクアップといったアイテムになると思うのですが…。まぁそんなことをしたら絶対数量は変わらず（減らず）高い倍率のマジェばかり溢れて運営的には以降のマジェ売りに響くと考えているのでしょう。実際はもっと売れると思うんですけどねぇ。というのも、高倍率マジェが安価で常に入手可能になれば常時マジェ積んでラウンドする人が確実に増えるハズです。特に高レベルになればこの傾向は強くなるのではないでしょうか。あと、非課金ユーザにとっても高倍率マジェを入手することが出来るチャンスも広がります。恐らくはですが、運営はこの非課金ユーザが保有NGのみで遊べてしまうことを由としていないフシが見受けられます。何とかして課金させようと無理をしている様にも見えるのです。前にも書きましたが、絶対に課金しないユーザは一定数存在し、この人達は課金しなければ継続出来ないゲームは課金ではなくSO自体を止めるという行動に出ます。そしてそのしわ寄せは巡り巡って課金者にまわってくるわけです。オークションでひたすらアイテムを買っているのは実は非課金ユーザだったりするわけです。購入者が減れば当然、課金ユーザも売ることが出来ませんから何れNGは枯渇していくことでしょう。

ということで箱売りです。特に経験値ボックスについて。先月4月の経験値ボックスは今年最悪の設定になっていた様に見受けられます。とにかく高倍率は素で出現しないし出ても耐久度50の『出してるでしょ的免罪符』ばかり、合成や交換といった半減イベント用の原材料ばかり溢れさせています。そのせいか恐らくは経験値ボックスの売れ行きは右下がりなのでしょうか。ある程度積極的に買っていたユーザが購入量を減らし始めたのかもしれません。レベルも120程度を目標にして当面はその辺まで、と決めちゃってる人も多いかもしれません。何せレベル119からはもはや現在のバランス的には不毛とも言えるほどの高コストラウンドになってしまっています。なので119から120までの1回分は何とか我慢して付き合うがそれ以降は御免、となってしまうのも当然と言えば当然でしょうか。そしてN5.5以上の高倍率マジェは何と0.1倍刻みというアホらしさ。

でもってここからが本題。恐らく…ではありますが、現状のバランス的にはマジェはN5を大量に確保すれば良いのではないか、N5.5はさほど必要無いよね、というお話。N5.5以上も1つぐらい持っていれば3倍イベントかつ密度併用などの際に限定して使えますが、通常の2倍程度のイベントではN5で十分というもの。それよりも、N5をニコイチで半数のN5.5にするメリットって実はあまり無いのかなぁと思う訳です。運営的にはN5をニコイチさせてガンガン流通量自体を減らしたいみたいですが、実はN5として大量に持っていた方が実はお得なんじゃないかということです。でもって検証。マジェとテウル無しで得られる経験値を仮に『10,000』と仮定して計算します。さらにマジェやテウルに設定されている耐久回数100を想定し、N5.5の100ホール分（N5の200ホール、マジェ無しの200ホールと等価）の獲得経験値で比較してみる分かりやすいと思います。

◆マジェの有無比較
　マジェ無し　 10,000 X 200（H）　　　　　　　＝ 2,000,000
　N5マジェ　　10,000 X 200（H）X 5（倍）　　＝ 10,000,000
　N5.5マジェ　10,000 X 100（H）X 5.5（倍）　＝ 5,500,000

◆テウルP40を積んだ場合
　マジェ無し　 10,000 X 200（H）　　　　　　　 X 1.4＝ 2,800,000
　N5マジェ　　10,000 X 200（H）X 5（倍）　　X 1.4＝ 14,000,000
　N5.5マジェ　10,000 X 100（H）X 5.5（倍）　X 1.4＝ 7,700,000

◆経験値2倍イベント併用
　マジェ無し　 10,000 X 200（H）　　　　　　　 X 1.4　X 2倍＝ 5,600,000
　N5マジェ　　10,000 X 200（H）X 5（倍）　　X 1.4　X 2倍＝ 28,000,000
　N5.5マジェ　10,000 X 100（H）X 5.5（倍） X 1.4　X 2倍＝ 15,400,000

◆経験値3倍イベント併用
　マジェ無し　 10,000 X 200（H）　　　　　　　 X 1.4　X 3倍＝ 8,400,000
　N5マジェ　　10,000 X 200（H）X 5（倍）　　X 1.4　X 3倍＝ 42,000,000
　N5.5マジェ　10,000 X 100（H）X 5.5（倍） X 1.4　X 3倍＝ 23,100,000

ということで、元手となるN5マジェ200ホール分（100ホール x2個分）の経験値数をN5.5の100では絶対に越えることは出来ないわけです。長いスパンで見た計算では上の通りになりますが、経験値イベント、それも3倍などの時に密度併用となると少し考え方も変わります。例えば、3倍イベントで密度を併用すると20ホール分に相当するのですが、この20ホール限定というミニマムの回数を想定すると

◆経験値3倍イベント、密度併用
　マジェ無し　 10,000 X 20（H）　　　　　　　 X 1.4　X 3倍　X 2倍＝ 16,800,000
　N5マジェ　　10,000 X 20（H）X 5（倍）　　X 1.4　X 3倍　X 2倍＝ 84,000,000
　N5.5マジェ　10,000 X 20（H）X 5.5（倍） X 1.4　X 3倍　X 2倍＝ 92,400,000

というように局所的に経験値数を大きくする効果は期待できます。ただ、やはりN5.5を常用するにはN5の約2倍程度のコストがかかっていることになりますのでよっぽど余裕がある人でないと難しい世界ではないかと思うのです。ちなみに約3時間の経験値ン倍イベントにおいて森スト快の消化出来るホール数は約50ホール前後。そうやって考えると意外と差が小さいことが見えて来ます。使用する時間が短ければ短いほど高倍率は有効であり、使用する期間、時間が長ければ長いほど（回数が多ければとほぼ近似）N5で十分、というかお得であるということが見えて来ます。

でもって最後に思ったことが一つ。運営的にマジェ箱を売るにはどうしたら良いか…。売れなくなってきたマジェ箱を買わせるには…という点。恐らくは上記のニコイチN5.5のアホらしさに消費者が気付き始めたので高倍率イベントを減らす方向にシフトしたのではないか、です。その代わりにオレオレ含め2倍を増やし、一見回数は増えたものの局所的な爆発的経験値を明らかにカットしてきています。ミッションイベントを3倍から2.5倍に引き下げたのもそういった理由からでしょう。ということでN5.5の有効となる機会を削減してきたわけですね。N5を半減させて一生懸命N5.5をニコイチ合成してきたユーザにとっては大打撃です。マジェの在庫を減らされた挙げ句、小物イベントは増えてしまうということで必然、マジェの登場機会も増えてしまいます。こうやって消費させることで運営は一生懸命マジェ箱を売ろうとしているのではないかなぁということです。消費者的には高倍率を素でバンバン出せば売れると思うのですがどうなんでしょ。下手に高倍率を出し渋って低倍率ばかり出してるから売れないだけだと思うのですが。そろそろ下手な小細工なんてしてないで素直に消費者が欲しい物を売る様にすれば皆幸せになれると思うんですよねぇ。それでも買わない人は絶対買ってくれませんけどさ。それは小細工しても買ってくれないのと変わらずですけど。