今日5月31日をもって東京代々木にある国立競技場が最後の利用日となりました。
ニュース: 国立競技場 56年の歴史に幕 NHKニュース
そしてこの日、1964年の東京オリンピックの開会式で展示飛行をおこなったブルーインパルスが再び展示飛行を行うとな…。この情報も昨日の夕方5時過ぎにいきなり知って昨日の予行自体は完全に間に合わずちょっと悔しかったりしましたが、今日の本番は急遽予定を入れ撮影に赴くことにしちゃったりしたわけです。
Nikon Df + Ai AF Nikkor 180mm f/2.8D IF-ED
で、問題は何処からどういうカットを狙うか…なのですが、空モノってクルマなどの地上モノと違って通る場所に制限が限りなく少ないんですよね。道路があるわけでも無いし、障害物があって避けながらって訳でもないし…。
で、まぁ色々と探してみるとこんな飛行経路が出てきたりするわけでして。
もちろん対象が飛行機なので結構いいスピードで飛んでっちゃう訳なのです。なので正面から狙おうと思うとかなり難しい(被写体の断面積が小さくなる上に奥行き方向での高速移動物体ということになってしまう)のでなるべく飛行経路を横から見るポジションが良いかなぁとか。
あと、フライト高度が500m〜600mということなので高いビルの上から水平に見るか、はたまた地上から見上げるか、これも悩むところ。展示飛行自体は正味10分ほどで終わってしまう(予定)なので撮影ポジションをコロコロ変える時間はありませぬ。
で、選んだ場所がこちら。
Nikon Df + AF Zoom NIKKOR 20-35mm f/2.8D
ええ、有名ですよね。六本木ヒルズです。国立競技場のほぼ真横方向、それも飛行経路を横から見るポジションであり、高層ビルで展望施設完備。ちなみに前日の予行の件について某テレビ局が中継したのもこのビルの上からでした。他には恵比寿ガーデンプレイスとか東京タワーとか、候補はあったのですが最終的には六ヒルに落ち着いちゃったわけでして。
ただこれでも完璧ではなく、展示飛行の予定時間が夕刻、17時半〜18時の間の10分間なので、飛行経路の東側から見ると太陽が真正面に来ちゃうわけです。はい、完全に逆光状態ですよね。それに最近の大気の霞具合からして綺麗な空は恐らく望めないであろうかと…。
Nikon Df + Ai AF Nikkor 180mm f/2.8D IF-ED
であればこの悪条件を逆手にとって…利用するしかありません。長めのレンズで太陽に被るところでシルエットショット。
Nikon Df + AF NIKKOR 85mm f/1.4D
短めのレンズで地上(新宿のビル群)を入れて…とか。やはり都市部での飛行になるので最低高度も少し高めに設定せざるを得ないのでしょうか。長いレンズで狙うとどうしても空だけになってしまい、地上が同じフレームに入れられないわけでして。
まぁそんなこんなでバシャバシャ撮ってたらあっというまに終わってしまったということです。なので反対側とか。
Nikon Df + AF Zoom NIKKOR 20-35mm f/2.8D
意味もなくおのぼりさんカットを撮ってみたり、無駄に歩き回って、
Nikon Df + AF Zoom NIKKOR 20-35mm f/2.8D
こんなカットを無理矢理作ってみたりとか、まぁ夕焼けを待たずして夜景も見ずに帰ってきてしまったというわけです。ええ、お腹空いたんですもの。早く帰って晩ご飯食べたかったんですわ。
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