地図上でかなり広範囲な緑地を見つけたので2時間ほど散策。「いただかの森」と言うのだそうな。なるべく人の手を入れない(そもそもは緑地として復活させるにあたり手引きはしてるのでしょうけど…)というのがうたい文句の様です。
アプローチしたのがこの『井堀りの棚田』側だったのこんな感じ。ちょっと小高い丘陵に挟まれた地勢により、降った雨がコンコンと湧いて谷となった棚田の部分に枯れることなく水を供給し続けてます。この辺は人の手が自然を壊すでなくちゃんと活用する方向で上手く共存していく様が再現されているとでも言いましょうか。まぁ治水なければ単なる湿地沼地で終わっちゃいますものね。
でもって森の奥深くへ小径を歩いて行くと…
『井堀の大クス』と名付けられた大木が出現。楠の樹です。うっそうと蔽い茂る緑の中にあって一際目立つ存在。この森の中は本当に人の手がほとんど入らず、また生物の為の区画という位置づけで小径の部分以外はほとんどが立ち入り禁止で柵が設けられています。それこそ自然のあるがままに…という感じです。
でもって大池。
とにかく大きな池です。東京ドーム1個以上余裕で入る広さです。これまたほとんど人の手が入らず放置主義な画。お世辞にも綺麗とは言い難いのですが、逆に人が触っていないことを示す姿なのでもありました。
今回他にも大量に写真は撮ったのですが、後から見直すと地方の未整備な山に分け入るとどこにでもあるシーンだったことに気付き没。ただここは市街地の真ん中にこれだけの大自然を残したという点において大きな意味があったように思います。日常的にこのような大自然のエネルギーを満喫できる環境って貴重だと思うんですよねぇ。
コメントする