9月30日(水)は山口なのでした。ということでやはり一番に行きたかったのはここ、乗福寺。大内氏22代の重弘が創建した臨済宗の寺院で、周防国最古の禅寺でもあります。元応2年(1320)3月6日重弘が亡くなり、ここに葬られていることでも知られているそうな。
で、その隣に我が祖父の本家の墓もあり、ここに分骨の形で祖父も入れて頂いたので墓参りでもあるのでありました。昨年に山口に来た際は雨で泣く泣く墓参を見送っただけに、今年は何としてでも…ということで訪れたのであります。
20ン年前は薮の中の小寺だったのに、何時の間にか西の京都的な観光ポイントのひとつにされちゃったからか、表向きは少々小綺麗な苔蒸した風情を漂わせてますが…。まぁ外壁は相変わらずのボロボロで朽ち果てたままだったり、かと言って中に見るべきモノがそれほどあるわけでもなく。
まぁ目的は墓参なのでそそくさと脇にまわり墓標を目指すのでありました。前回来たのはお骨を入れた時の20ン年前なので、残る記憶を辿って奥へ進むとありました、大内氏の隣に。たしか以前は完全に薮の中状態だったのに小綺麗に刈られて…と、檀家の方がどうやら綺麗にしてくださっていた様です。感謝。
そもそも、住職が『荒れ放題上等、あるがまま至上、放置最高』な主義だったのでもの凄いことになっていたんだけど、人の手が入りまったく違った環境になってしまうと些か迷ってしまったのはナイショだったりするのでありました。
ちなみにお墓も写真は適当に撮ってきたけど割愛。お彼岸には間に合わなかったけど悲願は達成、ということで。
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