今年になってからやたらと関西方面、特に大阪行きが多く、例年までの冬期恒例となった雪の東北行脚が見あたらないという少し楽チンな日々なのでございますが、やはり時折ポンッと遠方が飛び出してくるのであります。だもんで広島。それも中国・九州がドカ雪に見舞われた次の日、25日(月)の朝でございます。
ということで以前から気にはなっていた呉なのであります。そう、『大和ミュージアム』と『てつのくじら館』がお目当てなのでございます。そうそう、『大和ミュージアム』は正式には『呉市海事歴史科学館』、『てつのくじら館』は『海上自衛隊呉史料館』というのが正式名称。だけど現地も含め大凡ほとんどが軍事色の薄い前者の表記で登場するのでまぁそういうことなのでありましょう。
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広島…と言えば、親戚もあってプライベートでも仕事でも来たことがあるんだけど、何故か土地勘が非常に少なくて何処に何があるのか実はさっぱりだったりするのであります。そんなワケで事前にある程度下調べしておいてから突撃するのでありますが、やはり地図を眺めてるだけじゃよく分からなかったことも多かったりして新鮮だったりするのでございました。
広島や東広島方面からは山陽本線で海田市(かいたいち)に出て呉線で呉へ向かうことになるのですが、そもそも『カイタイチ』って読めませんでした。普通、『カイダ・シ』って読んじゃうよなぁ…。あと、地名(駅名)に漢字一文字ってのが多かった印象。「坂」「広」「呉」…手、抜きすぎだろ…(違っ
ちなみに「広島行き」と「広行き」の違い(反対方向なのだ)を電車の行き先表示でパッと見で区別するのは一見さんには非常に難しく、二度見どころか三度見してて車掌さんに「ドア閉めますよ〜、お乗り下さい〜」って車外にアナウンスされちゃったのはまぁそういうワケなのであります。こういうのって最初のひと文字目の漢字でだいたい見当つけちゃうからややこしいんですよね。昨年はお京阪で「京都」へ向かうのに「京」の字を見て安心して飛び乗ったら「京橋」(大阪方面)だった、というアヒャヒャなこともありましたっけ。
で、早速『大和ミュージアム』を目指すのですが、駅の改札(2F相当)を出るとそこから案内看板を目安に進んで行くことになるのでございます。案内看板に従って歩いていくと、2階部分を渡り廊下よろしく歩道橋というか、そんな感じでどんどん真っ直ぐ歩いて行ける様になっているんですね。
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いやぁ、力入ってるなぁと感心しながらひたすら進みます。階段どころかスロープすら存在しない平らな道を歩いていきます。まぁその分、全く土地の空気感が無いんですけど。それでも雨、雪、槍が降っても問題無し、人(観光客)を引っぱって来るにはこうしろ、の手本みたいな造りではございました。
箱物だけ作って客がコネーって言ってるところは少しはこういうの真似してみたらいいよ、って思いました。はい。
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観光客にとってあまりにも平和な道を進むといきなり正面に大きなショッピングセンターと覚しき建物が立ちふさがります。いや、たぶんこっちの方が先にあったんだろうけどさ…。案内看板によれば、大和はここへ入って行け、となってるんですけど…。ええ、ちょっと通りますよ…。
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ショッピングセンターを突き抜けると目の前にデーンとあるのが目指す『大和ミュージアム』、右手に大きな潜水艦が見えるのが『てつのくじら館』。『大和ミュージアム』の前には『戦艦陸奥』の巨大な錨や41センチ主砲身(大和は46センチでもっとデカイ)、スクリューが並んでいて壮観なのであります。
ここまで駅から徒歩で5分ちょっとぐらい。全くと言ってよいほど港町呉という街並みを味わうことなく目的地に着いてしまうというアレレ?ななのはさておき、特定の目的を持って来る人にはもの凄く優しいのでございました。
でも次は見てない街中、港町としての呉の方を探索してみたいと思ったんですよねぇ。まあそういうのはもうちょっと暖かくなってからということで。
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