いいことです。これこそがユーザの方を向いた企業の姿勢でしょう。
Microsoftは、14日に5つのWindowsセキュリティパッチをリリースすると予告している。これはセキュリティ関連情報を事前告知する新しいプログラムの一環として行われている。
従来は、この情報を使って悪用云々…という理由でごまかしてきていたわけですよね。そんな理由を言われても誰も信じませんてば。今やニュースでバンバン流れちゃう時代ですから、悪用するだけのスキルがあるシトなら、何もMSさんが言わなくても悪用してますってば。だったらさっさと公開してくれちゃった方がメリットあるでしょ。そもそも、公開できなかった理由なんて、社内での準備が間に合ってないだけの話なんだろうから。ということでメリットを幾つか考えてみた。
一つ目。事前公開することにより、メディアを通じ対策前に世の中に喚起ができる。必然、世の中の利用者もそれなりの準備が出来るし、そういった風潮というか、「あぁ、対応しなきゃ」って流れになってくる。
二つ目。事前に「こんな穴が開いちゃってたんで塞ぎます」っていうことだから、当然塞がることが見える穴を使う悪事に投資をするだけのメリットを見いだせなくなる。ということは悪用防止にも繋がると。
三つ目。シトから言われて黙り決めて、いきなりパッチ出すやり方は利用者からの疑心暗鬼を増長させる。「分かってる癖に何故言わない…」みたいあな。公開することでこの企業と消費者の埋めようのない溝を修復できる可能性が高い。ん?もぅ既に溝が出来てる前提で書いてしまった。まぁいいか。似たようなモンだし。
四つ目。スケジュールを立てやすい。シス管なら誰しも経験のあることだろうけど、いきなりパッチが出てきて大慌て。ローカルな特定の機能に依存したシステム環境だとさらに地獄。事前に検証が出来ないから睡眠時間が消滅…。なんてのが少しは減るかもしれない。健康的だねー。おっ、付加価値。事前告知は健康にもいいと。
と、ざっと挙げただけでもこれだけメリットが。ただし、効果があるかどうかは不明。少なくとも某社に対するイメージだけは少しは改善しそうだなーって程度のことで。
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