タイトルだけ見てしまうとマン島(Wikipedia)で毎年開催されている「マン島TTレース(Wikipedia)」を思い起こしてしまうが、何と彼の都知事が三宅島で似たレースを開催しようとしているらしい。
噴火による全島避難が解除されて2月1日で1年を迎える東京都三宅村が、島の復興策として、世界に通用するオートバイレースの開催を検討している。平野祐康村長は「帰島直後は余裕がなかったが、今年こそ海外のレースを視察して参考にしたい」と話し、夢の実現に向けて一歩を踏み出した。
個人的にはこの手のイベントは成功して欲しいと思う反面、ものすごく心配でもあったりする。自分も嘗てはバイクに乗っていたし、20代の真ん中まではロードレースにも出ていたという過去がそうさせるのだろう。えぇ、当時は着実に成績を残し、最後はInternational Aまでいきましたから「出てみたい!」というのが本音なのかもしれません。10代のころは今ほど情報の伝達に恵まれていたわけでもなく、雑誌やテレビ、ラジオにその全てを頼っていましたから、先のマン島TTレース(Wikipedia)なんて一度は出てみたい憧れのイベントだったりする訳です。嘗て世界に追いつけ追い越せで急成長まっただ中の日本が、世界の舞台としてマン島TTレース(Wikipedia)を見ていたという歴史もあります。当時は世界選手権に組み込まれていましたし、名だたる名選手もそこを目指していたでしょう。選手権から外れても、その持つ歴史とスケールから一つの風物詩として残り、毎年開催されています。そんな世界が身近に来そうだというのはワクワクしますね。
楽しみの裏側にはちゃんと心配事もいっぱいあります。運営側にしてみるとそれこそ膨大な課題が山積みのはずです。コースの整備から始まり、運営をサポートする体制、救急の体制、ガソリンやオイル、食事や宿泊場所、移動手段、etc…。それからマーシャル。世界には公道を使用するレースが幾つかあります。F-1のモナコGP、ル・マン24H耐久など。何れもMotor Sportsが文化として生活に馴染んでいる地域であり、マーシャルはボランティアの精力的な運営で成り立っている部分もあります。この人手をどうするのか…。これだけはお金で準備出来ないのですよ。「地域振興」を手伝うのと「レース運営」を手伝うのとは雲泥の差があります。過去、歴史、特性、様々な知識、経験が無ければ役に立たないでしょう。
細かいことをいっぱい書いちゃいましたけど、実はやってみたいんですよね。またバイク乗ろうかな。
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