もう20年になるんですね。まだ数年前のことのように感じてしまいます。
米フロリダ州、ケープカナベラル──米スペースシャトル「チャレンジャー」が発射直後に爆発した事故から28日で20年を迎え、ケネディ宇宙センターで事故で犠牲になった宇宙飛行士7人の追悼行事が開催された。
コロンビアの時もそうだったのですが、やはりこの時もテレビに釘付けで見ておりました。これより遡ること数年、コロンビアが初めて宇宙に旅立っていった時のことを思い起こします。当時わたしはまだ12で、Newton誌の写真を食い入るように見つめながら、ほとんど知識の無い宇宙という世界へ夢を膨らませたものです。それから僅かの間でチャレンジャーも就航し、誰でも、何時でも宇宙へ上がることができる時が直ぐそこまで来ているようにも感じたものです。テレビではガンダムが26話放映されていた時期とも重なっています。当然の如く、無限の広がりを連想させる宇宙への夢は明るいものでした。しかし、このチャレンジャーの事故により一気に現実に引き戻されます。まだまだ普通のシトにとって宇宙は遠いものだったのかもしれません。そしてコロンビアの末期。アポロ時代から綿々と引き継がれたきた帰還という大きな宿題はついにその大きな大気の壁となって牙を剥きました。まだまだ安心して行き来出来るほど近くはないようです。何時しか人類はこの壁を乗り越えてくれることこそ犠牲者への弔いになると信じて前へ進んで欲しいと思います。えぇ、新たな犠牲者を量産するということではなくですよ。
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