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Macのマルウェア対策に関するお話

Macを使っているとWindowsほどウィルスやマルウェアの脅威を感じる場面は多くない。多分にその手の攻撃が少ないだけなのだが、全くのゼロではないということは薄々感じてはいるのも確かだが、ネット上を見てもあまりその手の話題は出てこないのが正直なところ。IT系のニュースしかり、Macを対象とした攻撃に関する記事を見かけることはほとんど無い。

だからといって安心していられるかと言うと実はそうでもなかったりするし、だからと言って何か対策を取っているのかと言えば全く何もしていなかったりするのだ。最近ではそれなりのセキュリティソフトが出てきてはいるのだが、残念ながらまだそれほど普及している訳でもないのが現実だろう。
ということで気になる記事があったので引用。元は「Snow Leopardのマルウェア対策を「CoreType.bundle」で知る - builder by ZDNet Japan」という記事。

Mac OS Xのアップデートが実施されるとき、ひっそりと更新されるファイルがある。特別にアナウンスされることはなく、存在すらあまり知られていない「XProtect.plist」がそれだ。
(snip)
XProtect.plistには、Mac OS Xを対象としたマルウェアのシグネチャが記載されている。Snow Leopardリリース直後の時点でここに定義されているマルウェアは、2種のトロイの木馬に対するもののみだったが、6月リリースのMac OS X 10.6.4では3種に増えている。逆にいうと、このファイルの内容を見れば、Appleが公式に危険だと認め対策を施したマルウェアを確認できることになる。

あくまでもSnow Leopardに関する記事なのだが、OSレベルで既に対策は取られていた、というのが驚きだった。あくまでもマルウェアに限定した話なのだろうけど、それでも全く何も無いよりはマシなのではないかと思えてしまう。記事中でも触れられているが、これはSafari 5でサポートされた機能拡張書類(*.safariextz)がチェックの対象となることから、このブラウザの機能拡張により外部からのマルウェアを仕込まれる危険性が格段に高くなったことを暗に示しているのかもしれない。ブラウザの高機能化は高リスクということをうかがい知ることができる良い事例だろう。

個人的にはSafariが余り好きでは無い。理由としては、MS社Windows 98の頃からも言われ続けてきたシステムと密接に絡みすぎたブラウザという諸刃状態が挙げられる。それ故別のブラウザを常用しているが、Safariも全く使用していないという訳でも無い。なのでOSレベルである程度面倒を見てくれることは嬉しいのだが一抹の不安を覚えてしまうことも確かなのだ。OSレベルでセキュリティチェックが必要、ということの裏返しだから。

Appleとしては複雑な心境かもしれない。これまで築いてきた「安心、安全」という根拠の乏しい「イメージ戦略」を優先すれば裏で対応するしかなく、確実な安全策を講じればMS社の様な定期的な「アップデート」が必要になってしまうし、先の「安全戦略」が崩れてしまいかねない。さてAppleは果たしてどちらの方向へ向かうのだろうか気になるところはある。番外として、OS自体のメジャーアップデートという裏技もあるのでひと言で片付けられるほど易くはないのだろうけど。
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このページは、たくが2010年8月19日 05:14に書いた覚え書きです。

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