単焦点レンズ大好きなわたしがほぼ唯一というか、これだけは欲しいと思っていたズームレンズ。基本的にズームレンズって信用してない、というか邪道だと思ってるクチなので大三元とか称されようが『何ソレ!?、開放値2.8の暗いレンズ!?』みたいな印象なわけです、ハイ。単焦点ばかりで遊んでると『開放は1.4がキホンでしょー』みたいな感覚になっちゃってるわけですよ。そこへ「通し2.8で凄いんだぜー」って言われても全然『凄くない』んです。
それでもこの『AF Zoom NIKKOR 20-35mm f/2.8D』1本で20mm、24mm、28mm、35mmと単焦点レンズ4本分の焦点距離をカバーしてて、ちょっと撮りに…って時には『(単に)便利』かなぁと思うわけです。とにかく荷物(携行するレンズの本数)を減らせるという点においてはピカイチなんですね。それとニコンのレンズは広角系は強い(という市場の評価)ということもあり、特に表現上狙うものが無い限りズームでも問題ないというか…。ええ、『問題無い』であって『これでないと』では無いのは相変わらずです。
ということで既に今年の序盤に実は手に入れておりましてですね、飾られていた…というか、しまわれていたワケですがちょっと問題も抱えていたりとかそんな代物だったワケです。過去に一度、引っ張り出して投入してみたりしたことはあるのですが、何となくサッパリしない気がして触れずにいたとかなんとか。
そこで思い切って新宿のニコンサロンへ持っていって『OH(オーバーホール)』して貰おうと思ったのですが、何せディスコンになって久しいレンズですから工場の方から『無理っす』って返って来ちゃったりするわけです。昔ならナニも言わず時間かけても手を尽くしてくれたのに…とかボヤいても埒があかないのでフォト工房キィートスさんにお願いすることになったわけでして。
そんなこんなで完璧になって手元に返ってきたのがGW開け。そしてまた放置…じゃもったいないので久々のDf投入(V3と撮り比べ的な…)と同時にこのAF Zoom NIKKOR 20-35mm f/2.8Dを付けっぱなしにして近所のお稲荷さんへ行って参りました。
Nikon Df + AF Zoom NIKKOR 20-35mm f/2.8D
こうやって空がスカッと抜けて…じゃなくて、ディスタンスの取れない場所や、パースを強調したいようなケース、とにかく広い世界を写し取りたい時には20mmという焦点距離は最大の武器になるわけです。
Nikon Df + AF Zoom NIKKOR 20-35mm f/2.8D
ほら、目の前に立ってもこうやって撮りたいモノは入るし周囲までバッチリ。ええ、それでいてシャープに写るんです。もちろん、20mmのワイド端だけじゃなくて35mmのテレ端までキッチリ行けます。これは特性に慣れるともの凄い武器になりそうな感じです。
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