もう各所で既報のApertureの開発終了というお話。お宝さんの羅針盤『Apple、Apertureの開発を終了したことを明らかに、新しい写真アプリへの移行を推奨』でそこそこ詳しく説明されておりますが、
▼ Apple、Apertureの開発を終了したことを明らかに、新しい写真アプリへの移行を推奨 | Apple Apps | Macお宝鑑定団 blog(羅針盤)
まぁApple謹製のアプリケーションが終わってしまう、というのはちょっと寂しい話でもありますが、世の中色々なソフトメーカーさんがしのぎを削っている中、やはり専門畑なところには気付くと機能的にも能力的にも大きく離されてしまっていたということなのかもしれません。
ちなみにわたしのMac Proさんの中にもいれてあったハズ…ということで見てみると、
カタログがスッカラカン、と言うか全く使われていないことが明らかに…。バージョンも2.1.4で止まっている様です。確か最終は3ぐらいだった気がしますが気にしません。
確かに、わたしの環境ではデジカメと言えば『Power Shot S30』であったし後に『IXY Degital 600』だったし、まぁその程度のコンデジで世界が止まっていた(銀塩からの移行に乗り遅れた)訳でして、キヤノンさん謹製のImageBrowserで事足りてしまっていたということでもあったわけです。
昨年末より本格的にデジイチに足を踏み入れてからはもっぱらAdobeさんちのLightroomを使うことが多く、やはりApertureの出番は無かったのでありました。あともうちょっと言っちゃえば、OS Xに付属(?)するiPhotoも完全に出番が無い訳でして。
となると次期OSのYosemiteでiPhotoがiCloudの写真アプリに移行してもやはりわたしの使い方では出番が無い様な気がしなくもないと言いましょうか。
嘗て本田宗一郎の思想は8割を満足させる製品造りを目指していたとも聞きますが、これはマーケ的にはもの凄く難しいレベルの数字。6割であればほぼ、周到に狙えば達成出来るのですが8割はかなり難しい。Appleのソフトもどちらかと言うと6割の人はカバー出来ちゃう造り。ただ残りの4割は何か物足りないとか、機能的に足りないと言う人達がいるわけでして。この8割に近づく努力に到らなかった部分がやはり、Apertureの終焉という形になってしまったのではないかとも思えてなりませぬ。でもAppleは画像処理屋ではないわけでして、そこはやはり餅は餅屋な世界なんだなぁと思うわけです。
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