一昨日大阪から戻り小休止ののち松本へ。最近も長野方面へは行くことが多いものの何故か松本に止まることがなく、多分なんだけどざっと計算してみると28年ぶりだとかナンとか。ということで折角の松本なのでやはりそこは松本城でしょう…となっちゃうわけでして。
Nikon 1 V3 + 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM
確かその大分昔(まだ10代だった)に信州大に用が有り1回来た時も松本城に寄り中を見て帰った記憶があるにはあるんだけど、如何せんかなり記憶の彼方なこともあって細かいことは全くといって良いほど覚えていないのが現実。
それでも『現存する木造のスゲー城だ』というイメージは城内に入って天守閣基部から上層へ伸びる極太の木材の存在により脳内へ強烈に植え付けられていて、世に多く見られる鉄筋コンクリート製の城とは明確に差別化されていたりするのでありました。
それでも今年に入ってから見て来た姫路城や大阪城などのバカデカイ城にインスパイアされちゃったのか、記憶の中の松本城と30年弱ぶりに見る松本城の大きさのギャップ(脳内で勝手に巨大化してしまってたらしい…)に泡食ってみたり、実際に目の前にある美しい姿を再度記憶の中で上書きする作業が待っていたりして、『まぁ来て良かったな』なのでありました。
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ちょっと高いよね、と思いつつも観覧料610円を払って掘りの中へ入り直近で見上げるとやはりそこは城、結構大きく感じるものなのだ。その時その時で視界における占有率でモノの大きさを勝手に推し量ってしまう記憶というモノはかなりいい加減である。
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城と言えばやはりこの鉄砲狭間。城郭には標準装備の四角い小窓である。ちなみに小窓のところに置いてある物(物を落さないようにという柵)は簡単に動かしてどけられる。観光客対策というか、仕方ない部分なのかもしれませぬ。あと、この鉄砲狭間に並んでもっと縦長の窓もちゃんと付いています。そっちは弓狭間。
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流石は木造重量建築物である。下層ともなればそれを支える柱が幾重にも連なり所狭しと並んでいてちっとも広大でなくなってしまうのだ。
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天守の屋根裏なのだ。こうやって見ると構造材の長さもマチマチだったりとか、結構適当(現物合わせで足りれば由、的な意味で)なんだなぁと思ってしまう。言い換えると、キャンプファイアーの井組みの様に個々の長さが異なっていても支障の無い構造になっているというか、この長さでないとそこに収まらないという様な造りでないことが実は重要(長期存在とかメンテナンス性、耐衝撃性など)だったりするのかもしれませぬ。
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天守にて座して窓を眺めるの図。やはり転落防止用の網と格子が…と思ってみたものの、実はこの網、鳥避けなんじゃないだろうかと気付いた。
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何なんだろう、この時々フッと現われる日常的なよく分からない感覚は。こういったカットは時折懐かしさの方が前面に出てきてしまうので困る。
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JRの松本駅。30年弱前とはガラリと変わっていて周囲の店舗もかなり入れ替わっている気がする。それでも基本的な配置とか造りは同じままで、『そうそう、ここ。ここがあーで、ここ通って…』と思い出されるのでありました。
おまけ。
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帰る前に駅前のそば屋でちょっと早めの昼食。信州なのだから蕎麦でしょう、というだけの理由でモリの大盛り。それにしても太さがバラバラ過ぎてコメントに窮するパターン。お城の近くで十割の方でも行っとけば良かったかな…。過大な期待は禁物ということで。
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