少し前の写真なんだけど、ゆっくり現像する時間がやっと出来たので葬って見る。普段仕事でNikon 1 V3を持ち歩いてるのでそっちの写真は日々溜まっていくのだが、最近はNikon Dfの方の出番が全くと言ってよいほど無いのでNikon Dfでここぞとばかりに出撃なのだ。
撮影はお盆の最終。天気予報じゃ快晴なのにやはり山間部は雲が多いというか、ガスってたり行き過ぎると小雨だったりでなかなか撮影ポイントが見つからないジレンマの中での撮影。
Nikon Df + Ai AF Nikkor 85mm f/1.4D IF
如何にも夏の山、という感じの富士山なのだ。空には雲が多く見られる中、富士山の周りだけ蒼く晴れ渡り絶好のチャンス到来。
富士山と言えば雪を纏った白銀の山を連想しがちだが、実は夏の富士もそこそこいける。遠方から望遠で覗くとどうしても夏の霞が邪魔して野暮ったい姿になってしまうのだが、これだけ近くまで来ると山の出す様々な色が浮き出て実に面白い。
空の澄み渡る蒼さや裾野に広がる樹海の力強い緑、一切の草木を拒む限界線から上の雄々しい土の色。夏が作り出す白い雲と影のコントラスト。全てが一枚の画の中に収まってしまうという贅沢さにしばし見とれてしまうのだ。
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