昨日訪れたのは和歌山城。南海電車の和歌山市駅から歩いて10分ほどのところにあるお城。紀州藩のお国ということで、有名どころではこの紀州藩主三代目が八代将軍吉宗公にあたる。
Nikon 1 V3 + 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM
残念ながらこのお城は昭和に再建された(江戸期からのものは昭和20年の和歌山空襲で消失)ものらしい。大戦時の消失以前の写真を元に外観だけはキッチリ復活しているのだが、中に入るとちょっとアレレ?なのがご愛敬。まんま行政の作った博物館状態で、木造重量建築物的な何かは全く面影を見ることができなのでありました。
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和歌山城はこんな感じでちょっとした小山の上に築かれていて、この小山をグルッと囲むように城郭を形成してるわけです。また写真では写ってないけど2コブラクダのコブのように少し離れた位置にもう一つの頂があってそちらに本丸(江戸期にはほとんど利用されていなかったらしい)があり、小山の麓(堀のすぐ内側)に二の丸が設けられ、藩政はもっぱら二の丸で行われていたのだとかなんとか。
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和歌山城は元々、小山の頂に構築されたため石垣はこの小山をグルッと取り巻く様に構築されているんですね。なので石垣自体の斜度もこんな感じで割と緩い感じ。そもそも、堀の内側だから、ということもあるかもしれませんが、平和な時代に作られたからなのか、はたまたもっと古くてそこまで大工事が到らないのかわかりませんが、何れにしてもわたしがこれまで見たことのある石垣の中でも一番の緩さなのです。ええ、簡単によじ登っていける…というか、手を使わなくても登れちゃうというか。
Nikon 1 V3 + 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM
個人的にもの凄く目を引いたのはこの石畳に使われている石。とにかく青い、というか緑色なんです。ホントにこんな写真見たいな色をしてるわけです。
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大天守から和歌浦(あってるかな?)の方を臨む眺め。このお城、大天守に並んで小天守もあって、さらに回廊で2角に櫓(やぐら)が設けられています。写真の緑の向こう側に写っているのは乾櫓。乾ってのは方角のいぬいのことなのかな。この城自体が山の上なので和歌山市周辺の眺めは360度開けています。
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二の丸(跡)広場にあった西の丸へ渡る御渡廊下。城にあって堀を渡る構造物を見るに、平和だったんだな…という感想しか…。
Nikon 1 V3 + 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM
そして西の丸庭園。こちらは出入り自由ですが、些か水が…。写真じゃ写ってないかもしれませんけど、油というか…。ちょっとキタナイ。
城郭の中の平らなところは運動公園化してたり、護国神社があったりと流石、山の周りグルッとなので広い訳ですが、街並み的なお屋敷だとかそういった周囲に過去あったハズのものは何も無い残念さ。その手は空襲でやられちゃいました、ってことなんだろうけど、他の地域に見られる如何にも雰囲気作ってますってのが無いのが倹約王な吉宗公のなせる土地なのかもしれないと思ってみたりしてます。
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