今治から松山へ戻って少しブラリ。帰りの便まで少し時間を残し、松山駅並びの『ふらんく』さんでステーキを夕食にするのが目的なのだ。だがそれまで少し時間に余裕ができるので全国でも珍しい何かを撮りに少し歩くのである。
松山と言えばそう、この伊予鉄道さんの路面電車である。伊予とは旧国名の伊予の国の伊予であり、伊予鉄さんはもちろん私鉄なのだ。基本的にはコーポレートカラーがこのオレンジとクリームで、最近は割と近代的な車輌も混じっているのでだいぶ統一感が薄れてきているようだ。
で、このJRの松山駅から300mほど離れたところまで歩くのである。敢えてこの路面電車には乗らない。
路面電車の軌道にそって進むと、線路が直交するポイントに出くわす。奥に見えているのが伊予鉄高浜線の大手町駅ホーム。そう、何が珍しいかって言うと、所謂、普通の電車と路面電車が交差してるところらしいのだ。昔松山に住んでいたころは当たり前の景色だっただけに何の疑問も抱かなかったが離れてみると『面白いことやってるなぁ』となるのだ。
路面電車だけの交差ならまだあらゆるところに残っていたりするんだけど、鉄道となるとなかなかお目に掛かることはないのだ。
鉄道が通る時はこの通り踏み切りで道路を遮断。当たり前、と言えば当たり前だがこの時路面電車も道路の車と一緒に電車が通るのを待っているのである。ちなみにこの電車の方も平成っぽいステンレス車が走っていたり、昔懐かしい昭和の京王線のお下がりが走っていたりと意外やバラバラなのだ。
だが一応、写真ネタなのでオレンジ−クリームの伊予鉄カラーで揃えてみるのでありました。
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