さて、最勝院をクリアした次に目指すのはやはりここ、『弘前城』なのであります。個人的には一番見に行きたかったところであり、先般ニュースでも流れていた石垣補修のための曳家(お引っ越し)が終わったばかりということもあり、今回の第二チェックポイントになっているのであります。
X-T1 GS + XF16-55mmF2.8 R LM WR
実はここへ辿り着く前にかなり広い弘前公園を抜けてこないとならないんだけど、あまりにも広くて紅葉だらけで見所いっぱいだったので公園の方は後回しにして一足飛びに弘前城なのであります。
弘前公園と言っても、堀の中の弘前城郭の内、有料となる『本丸』と『北の郭』以外は全部出入り自由な公園なのでネタ的にはキリが無いというか、そこを書き始めるとちっとも先へ進みそうもないのでメインディッシュを先に摘んじゃえ、なのである。
先にも触れた通り、曳家工事が終わって間がないので周囲がゴチャゴチャとしてますけど弘前城ドドーンなのだ。
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石垣の補修工事と、それが終わって元の場所に戻る曳家工事が完了するまで10年という歳月をこの仮設のコンクリート製土台の上で過ごすことになるんだけど、こうやって見ると城の礎石となる石垣が無いと急にみすぼらしくなっちゃうのは何故なんだろうね、と思うのであります。
仮設の展望台からこうやって眺めてるワケなんだけど、今後は城内も以前の様に開放される(予定では来年の桜のころには間に合う様に…)らしいので周囲の整備が終わり次第、規制は解かれて以前の様に何事も無かったかの様な賑わいとなる予定らしい。
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こちらが本来、城が載っていた石垣部分。先ほどの展望台から見た景色なんだけど、この向こう側が堀になっていてその面の中段あたりがだんだん膨らみ始めてるんだとか。でもって長いこと調査を続けてエライ先生方に意見を聞くと「そのうち崩れるかもー」ってんで石垣の補修工事をすることになったとか。
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曳家が終わったばかりということもあって、鉄骨のレールがムキムキっと顔を覗かせてたりとか、窓は全部閉じられていたりとか、中は何となくスッカラカンだったとか、それはさておき来年の春が待ち遠しい城ってことで。
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こちらが補修の対象となった石垣部分。手前の角部分が天守の載っていたところ。そして補修工事の対象が向かって右の方へ約100m分くらい。一番低いところは工事の為に埋められた内堀。
ということで曳家工事で天守が本丸の中の方に移ってしまったので外からは屋根がチョロッと見えるだけになってしまったのでありました。以前はここに天守がドドーンとそびえ立っていたんだろうなぁと思うと、ちょっと無理してでも去年見ておけば良かったかなぁなのであります。
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オマケ。ここが石垣補修工事の対象となる石垣の上部。一番奥が天守の載っていたところ。石垣ってぶっ壊すのは簡単なんだろうけど、キチンと元に戻すことを考えると大変な作業なんだろうなぁと思うのであります。そうやって考えると10年って、まぁ必要な年数なんだろうなぁと思うのでありました。
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