弘前公園紅葉

『弘前最勝院』と『弘前城』の回の続きなのである。お堀の中が弘前公園になっていてやたらと広い、って先に書いた通りもの凄く広大な敷地が公園化されていてとにかくちょっとやそっとでは全て見切れないのではないか、というぐらいなのである。

ということで参考にしたのが、

弘前観光協会さんのところにあったこのマップ。ええ、何処に何があってどんな見所なのかすごく分かりやすいのだ。これを予めiPhoneの中に仕込んでおいて現地でチラ見しながら攻略していくのである。なんとご丁寧に撮影ポイントまで指南してくれるというとっても親切なマップだ。

今回、先に『最勝院』へ行っていて、アプローチがマップで言うところの下の方からになったので追手門からの侵攻である。残念ながら前日までの開催となっていた植物園での『菊』の方は興味の対象外だったため、今回のターゲットとして植物園部分はごっそり排除。

ルート的には、『追手門』→市民広場→『南内門』→『二の丸』→『西の郭』→『本丸』→『北の郭』→『三の丸』→『東門』→お堀外周→ねぷた村→『亀甲門』→『四の丸』といった感じの一筆書き戦法なのだ。

X-T1 GS + XF16-55mmF2.8 R LM WR

『追手門』を入って『南内門』あたりにまず見所が現われ、他の観光客さんに混じる様にバシャバシャと写真を撮って進むと『西の郭』方面に『根上がりイチョウ』なるものがあるらしいので少し寄り道的なルートを通ることになるのである。

そう、遠目にも真っ赤な色が目に飛び込んでくるほどの秋色が溢れたエリアなのだ。先のマップにもそれなりのポイントとしてイラスト入りで載っているぐらいなのだ。

X-T1 GS + XF16-55mmF2.8 R LM WR

いや、もうね、とにかく強烈な色のイチョウだらけなのであります。それも皆、大銀杏。これがワーッと群集の様にあってみんな色づいてる…強烈なインパクトがあるのでありました。

ということで東内門を通らず、西の郭から直接本丸へ上がることになったんだけど、ここで例の『Carl Zeiss Biogon 2,8/28』登場。

X-T1 GS + Carl Zeiss Biogon 2,8/28

ずばり、あまり綺麗に見えない…。というか、ピントどこよ？なのでありました。『Carl Zeiss Biogon 2,8/28』はGレンズなので元々AFレンズなため、レンズ本体にMF用のピントリングを持たないのでマウントアダプター側にヘリコイド機能を持たせてAFカップリングを回しているのですが、ファインダーで覗いてるぐらいだとどこにピントが来ているのがまったく分からないというか。ええ、老眼故の使えなかったって奴です。三脚に据えてバックモニタでピーキングしながら…じゃないとわたしには厳しそうなのでありました。

ちなみにカメラ側のフイルムシミュレーションはVelvia、撮って出しJPGのリサイズが上の画像。

まぁ気を取り直し、石段を上がって本丸へ突撃したのが先の『弘前城』の回。そして『北の郭』へ抜けて『三の丸』へ出て来るあたりから今回の以下なのだ。

X-T1 GS + XF16-55mmF2.8 R LM WR

三の丸でも適当に写真を撮り続け、とにかく公園の中を網羅する様に歩を進めていくのであります。もうそこらじゅう紅葉なので赤いぐらいじゃ驚かないというか、慣れって恐ろしいものです。この辺まで来ると「赤くなっててあたりまえ、緑？サボってんじゃねーよ」ぐらいの感覚になっちゃうのだ。

X-T1 GS + XF16-55mmF2.8 R LM WR

いやはや、赤すぎるだろう…みたいな。それにしても弘前のモミジの紅葉は鮮やかである。ホントにね、輝く様な赤さっていうか、艶々しいというか。

X-T1 GS + XF16-55mmF2.8 R LM WR

たぶんこの辺が紅葉ライトアップなんかのポスターに登場するんだと思ったんだけど、実はここ土塁が高くて実はよく見えないという…。それって反則だよね。ちょっと悪いとは思いながら少し足をかけさせていただいちゃいました。ごめんなさい。

X-T1 GS + XF16-55mmF2.8 R LM WR

弘前城と言えば春の桜が有名なんだけど、公園の外周はほとんど桜なんですよね。観光案内にも桜の紅葉ってあったんだけど実はあまり期待してなかったんです。が、実際見るとこれ凄くいいです。自分の住んでいるあたりじゃ桜は紅葉っていうより枯れて散ってお終い…というイメージしか無かったんだけど、弘前じゃ春はピンクの花、秋はオレンジの紅葉と、年に2回美味しいっていうね。