昨日は名古屋…というか、ほぼ小牧のあたりだったので帰りに名古屋城へ寄り道。これまでも名古屋方面へ趣くことは多かったものの、何故かさっさと帰ってきてしまってなかなか寄ることがなかったのであります。
微妙に近すぎた…というのが理由なんだけど、この日はたまたまふと思い立って脚が勝手に名古屋城を目指してしまったのでございました。
この名古屋城も余所様の例に漏れず再建天守。大戦中の空襲で焼けてしまい、後にSRC造地下1階、地上7階建てとして外観再建されたもの。本来は5層5階だったんだけどなぁ…。でもって中身はやはり展示資料館となっているのでございました。
そう言えば市長が木造で再建云々って言い出してるみたいなんだけど、これだけの規模のものを支える木材(柱や梁)って現代において確保できるのかしら。確保できても輸送とか難題だらけのような気がする。
まぁそんなわけで名城線の市役所駅で途中下車。駅を出てちょっと歩いたところに公園の入口があるのでどんどん進むのであります。そして二の丸入口のあたりにゲートがあって500円払って中へ。ちなみにこの料金、交通系ICカードでの支払いができます。荷物抱えた観光客が多いところで財布を出したり仕舞ったりみたいなゴソゴソしなくて済むのは非常にありがたいことです。
平野部の平城だけに、公園の外からではなかなかその全貌が見えてこなかったんだけどここまで来ればこのとおり。えっ?名古屋城ってクレーン装備だったっけ?
どうやら本丸御殿を再建中だったのでありました。まだまだ材木が白くて綺麗なできたてホヤホヤの御殿なのであります。家康は「内に住まい作らず」として名古屋城天守には生活の場を不要として御殿の方に生活の場を求めた様です。なので大阪城と並んで国内最大級であったにもかかわらず、天守の方はなんの飾りっ気もなく単なる巨大な要塞と化していたそうで。
本丸御殿の方はまだまだ工事中なんだけど、書院のあたりだけ出来上がったところから公開を開始してるのでありました。全体的には平成30年だからあと2年後くらいみたい。中はやはり真っ白な木材と白壁、障子と金ピカで埋め尽くされているのでございます。ピカピカしてて住みにくい気がするんですけど…。
御殿はそこそこでさっさと天守へGo!で、この天守、実は一旦、小天守に入ってから渡橋を通らないと天守に入れない造りなのでございました。戦時の要塞としてしか考えてなかった様なのでこんな使いにくい代物になってしまったのでございました。どちらかと言うと平時にそのデカさを誇示してど(´゚ω゚`) やってするのも目的だったっぽいですけど。
中の展示についてはバッサリ割愛、そしてお決まりの最上階展望からの眺め。たぶん、高いビルがいっぱい生えてるあたりが名古屋駅のあたりなんでしょうか。
城内には他にも梅園とかあったりするんですけど、この茶屋の前にある白とピンクの2本の梅だけ何故か盛大に咲いているのでありました。そして…中華ホイホイ状態に。そう、大陸の方達にとって花見と言えば桃か梅(サクラではない)だったのであります。なのでこの梅の周りに吸い寄せられる様に集まってしまうのはほとんどが大陸の方々。ええ、なんというか分かりやすいというか。
ちなみに天守の中も人だらけだったんですけど、8割方、大陸と半島からの人でございました。日本人誰も見にこねぇーって感じです。いや、大阪城と一緒で1度見たらお腹いっぱいではありますが。そういう観点では「誇れる城」って感じでは無くなっちゃってるのも確かな様で、先の木造再建ってのはある意味アリなのかもしれないと思うのでありました。
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