久々の比較ネタ。ニコンDfとニコワンV3の吐き出すJPG画像を比べてみましょうという企画。平日、それも月曜から何やってんの?というところなんだけど、予定していた日本海側への仕事が急遽キャンセルになったので暇を持て余してたりするわけでして。まぁそれでも多分、明日からは高知とかいう話も聞こえて来たりしますが…。
ということで今回の機材は、
- Nikon Df + AF Zoom NIKKOR 20-35mm f/2.8D
- Nikon 1 V3 + 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM
- GITZO GT3530S + GITZO GH3780QD
で、カメラは双方とも三脚を使用。画角を揃えるため、Dfの方はズームの28mm相当を使用し、ニコワンV3の方はPD-ZOOMの10mm(35mm換算で約27mm相当)で撮影。
Nikon 1 V3 + 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM
ということでこんな感じになるのでありました。それと比較が目的なのであまり細かいことは気にせず、撮影時の絞り値だけは揃え、DfはISO 100、ニコワンV3はISO 160とそれぞれISO基準値にて撮影。もちろん、ニコワンV3の方もGH3780QD付属のプレートで三脚に載せて構図が変わらない様に撮ってます。
してお題は逗子マリーナ。前回は緑の多い神社がターゲットでしたが今回は初夏の潮香るハーバーなのです。空の青色や白といった色転びの目立ちそうなお題です。
先ずは逗子マリーナのリゾートマンション部分。何れも絞り優先A、f/5.6でカメラ任せに。
Nikon Df + AF Zoom NIKKOR 20-35mm f/2.8D 少しアンダー目で出ています。露出にして約半段分ぐらい暗め。そして何故か空にマゼンタ被りが…。かなり気になるレベルかも。 |
Nikon 1 V3 + 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM |
さてお次はハーバーに停泊しているクルーザーを狙ってみます。条件は先のマンションと同じ絞り優先Aのf/5.6でお任せショット。
Nikon Df + AF Zoom NIKKOR 20-35mm f/2.8D やはり露出がアンダー目に出ます。やはり少しマゼンタが被る様です。 |
Nikon 1 V3 + 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM |
同じくハーバーのクルーザーを角度を変えて。条件は上と同じく絞り優先Aのf/8でお任せで。
Nikon Df + AF Zoom NIKKOR 20-35mm f/2.8D やはりアンダー目で出ています。マゼンタ被りは少し落ち着いたのかな? |
Nikon 1 V3 + 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM |
一時期、Dfは露出補正を常時+2/3掛けていたこともあるのですが、やはりというか、半段から2/3段ほど暗めに出る様です。今回は撮って出し比較ということで補正は一切掛けず撮っているのでカメラ自体の露出の取り方の差が明確になります。
また色被りについてですが、恐らくは色温度(今回は2機種とも自動で設定)の捉え方が異なっていることに起因する様に思います。時刻はほぼ真昼。そして天気は快晴。初夏(まだ梅雨ではありますが…)の霞んだ空と言え、実際と異なる色を出してしまうというのはやっぱり何処かおかしい気がします。
ということでAdobe Lightroomで現像したものを最後に1枚。
Nikon Df + AF Zoom NIKKOR 20-35mm f/2.8D
わたしの中での記憶色はこんな感じだった、ということで。こうやって見るとニコワンV3の色、今回はもの凄く良く出ているなぁと思うのでありました。
コメントする