昨日は2014年までのカメラについて振り返ったので本日2014年最後の日、大晦日は来年の旅カメラについてちょっと考えて見ました、というお話。昨日、【最上】-【上】-【中】-【下】-【最下】の中で【上】だけ無いよね…って前振りしたのは今日の続きがあったから。
ということで手持ちのカメラ他を数値化してプロットしてみたのがこのグラフ。
縦軸がセンサーサイズ(面積)、即ち画素数というか近似値で画質の良さ。上に行くほど面積が広くなり、画質も良くなる…というイメージ。でもって横軸がカメラ自体の体積。右に行くほどデカく重たく嵩張る…持ち歩くのに不便になるというイメージ。それからプロットされた円の大きさ、これは大凡の対応出来るであろう画角の種類の多さ…というのかな、レンズ交換式ならば多種多様なレンズが使えるので円も大きくなり、レンズ固定式であればそのレンズの範囲でしか使えない…とまぁそういうイメージ。要はなるべく左の方で上にプロットされるカメラこそ旅向きということになるのだ。(※レンズ交換式についてはボディ単体のサイズでプロット。可搬性という意味ではレンズを装着していなくても可という見方ということで)
ということでセンサーサイズ(面積)とカメラ体積(横寸 x 高さ x 奥行)を抜き出したのがこれ。
体積はm㎥、センサーサイズはm㎡で表記。
黄色の『S10』は既に引退させているのであくまでも参考。それと青い『LC1』も旅向けではないよね?ってことで除外。よくみると『カメラの大きさ≒センサーサイズ≒画質』的なバランスポイントみたいなものがあって、それがグラフの左下から右上に向かうライン上に集まってくるという図式。紫と赤のプロットが並んだラインというか。
この中に唯一まだ保有していないモデルが1機…混じっているのはそういうことだったのですね。『Leica D-LUX』よりもうちょっとだけ画質を追い求めたい…、スペース的にはあと少しまだ余裕がある…、となるとやはりAPS-Cサイズになるんじゃないかと。ただ『Leica D-LUX』と同じくレンズ固定式(コンデジ系)だと撮影可能領域が完全に被るのでもう少し広げてあげたいかな…となると必然、選択肢は限られてきてフジフイルムさんの『FUJIFILM X-E2』か『FUJIFILM X-T1』しか実質的に残らないとでも言いましょうか…。
本来であれば手持ちの膨大なレンズ資産であるNikkorが有効に活かせるであろうニコンのAPS-Cモデルといきたいところなのだが、残念ながらニコンにはこの手の省スペース≒ミラーレス的なモデルが存在しない訳で、それならばボディ自体は条件をクリアしていてマウントアダプター噛ましてNikkorが転用可能(MF限定にはなるけど)なXシステムというのもアリなのではないだろうかという流れなのだ。
それに『FUJIFILM X-T1』ならば先般、もの凄く魅力的なグラファイトシルバーエディションなんてものまでラインナップに入っちゃってるので心がグラグラ揺れっぱなしなのだ。
いや、もうね、このブラッククロームの輝きを前にしちゃうと…なのです。きっと2015年に何かあるとすれば絶対、この『FUJIFILM X-T1』なんだろうなぁと思うわけです。先の旅カメラプロットの話に戻ると、可搬性ギリギリで画質最高を狙うとやはりここへ来たか!?と思わざるを得ないのでありました。
正直なところ、本音を言えばこの1年間、ニコンさんからこういったモデルが突発的に出るのを待っていたというのもあるんですが、やはり数年も前からの企業内におけるモデルロードマップを変える(市場の需要に柔軟に合わせてくるという意味で)つもりは無さそうなので諦めモードというのもあります。個人的にはニコワンのV系統をDX(APS-C)化するだけで相当の競争力があるんじゃないかと思うんですけど、何となくニコンさんはそういうのやる気無さそうなんで期待するだけ無駄だよね、なのでありました。
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