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日本(経済)復活の狼煙が上がる

やっと決断したか!?と思えたニュースが飛び込んできた。

パナソニック、国内生産回帰…円安・人件費高で (YOMIURI ONLINE)

パナソニックは、海外で生産し日本に逆輸入している洗濯機やエアコンなどの家電製品の大半を、今春から順次、国内生産に切り替える方針を明らかにした。

円安の進行や海外の人件費の上昇で海外生産の利点が小さくなったためだ。家電最大手のパナソニックの「国内回帰」が他社に波及し、国内製造業の空洞化に歯止めがかかるかどうかが注目される。

パナソニックの家電の国内販売額は5000億円前後とみられ、うち約4割を中国を中心とした海外で生産している。

パナソニックはまず、ほぼ全量を中国で作る縦型洗濯機の生産を静岡県袋井市の工場に戻す。その後、全量を中国から輸入している家庭用電子レンジは神戸市での製造に、中国で生産している家庭用エアコンも滋賀県草津市に、それぞれ切り替えを進める。

実はこの『国内で生産する』ということがもの凄く重要なのだ。多分、以前にも書いているのだが海外で生産するとその生産にかかる人件費はまんま海外で支払ってしまうことになる。早い話が日本国内には1円も払われていないのだ。ということは日本の国民には1円も入ってこないばかりか、『人件費の安い海外』で生産している癖にその国の労働者では作っていた製品すら高くて買えない…要は『作っても売れない、儲からない』という悪循環が出来上がる。至近的には企業にとって持ち出しが少なく見えるものの、長期的な見方をすると自ら消費者をどんどん減らしてしまっている流れだったわけである。

となると企業は物を造って売って食い継がなければならないのだが、手っ取り早く海外に出られるところは出きってしまっている現在打つ手は一つしか残されていなかったのだ。そう、『国内で製造し、国民に労働の対価としてカネを落とす』こと。これがあって初めて『消費者』が誕生するのだ。この流れは3年ほど前からアメリカでは始まっていて、Appleでさえアメリカ国内での製造(その時は特定の製品のみだったが…)を発表したりしたのを覚えている人もいるかもしれない。そして組立て、製造を出していた中国、韓国から一斉に資本を引き上げ始めたわけである。これによってアメリカ国内に雇用を生み出し、カネを循環させ需要を生み出していく…そして見事にサブプライムローンに端を発する大不況からの脱出にほぼ成功したと言っても過言ではないところまで来ている。

そして次は日本の番なのである。暗黙の了解(恐らく世界に対してだろう)をもって、明らかな円安ブレ、それも恐らくは長期的な円安…をもってして輸出産業への堅調な伸びを約束し国内生産への道筋を明らかにした…政策は国内生産への回帰と内需の拡大、そして日本経済の大幅な伸び(恐らくバブルに匹敵するであろう)を約束してくれるに違いない。ただ、物価はそれないりに上がっていくと思われるがそれ以上にカネが廻り始めるのでやはりプラス面の方が大きい様に思えるのだ。

いやはや、戦後の高度経済成長期に匹敵する変動がナマで見られることになるとは驚きであり非常に楽しみでもあります。

 

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このページは、たくが2015年1月 5日 11:06に書いた覚え書きです。

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