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仙台、そして沿岸部に見る311の傷跡

本日は仙台でございました。仙台…と言ってもほとんど仙台港の辺り、宮城野区なのであります。ということでほとんど海の隣ということでもあるわけで、今回は意図せず名取の辺り(仙台空港付近)から県道10号へ出て北上、長沼を通って多賀城へ入ることとなってしまったのありました。

そして必然、このような景色が目に飛び込んできてしまう訳で。

仙台沿岸に見る311の傷跡

iPhone 5s Camera

そう、2011年3月11日に発生した東日本大震災、それが引き起こした津波被害の爪痕がほとんど丸4年経った今もそのまま残ってしまっているのだ。爪痕と言うには範囲が広すぎるしそれ以前にあったものが跡形無く消え去ってしまうほどの津波の痕跡なのである。

ひたすら見渡す限り、県道10号を挟んで海側も内陸側も広大な平地が広がるばかりで、人類の生活がそこにあったのを想像するのは困難なほどの無の世界がそこにあるのでした。辛うじて住宅地と覚しきあたりに住宅の基礎コンクリートが残り、宅地周辺の生活道路らしき痕跡を追うことが出来る…そして雑草が陽を遮るもののなくなった世界で我が世を謳歌しているようにも見えてしまうのであります。

これまで東北方面へは何度も訪れてはいるのですが、個人的には思うところあって被災地(特に津波の)というポイントへは無闇に立ち入らないという考え方できていたのであります。津波被害における情報というものはメディアが散々伝えてきていたものであるし、そこで何も手伝えない者が興味本位(特に観光的な立ち位置)で踏み込むべきではないだろうという考えがあったことも確かです。

それ故、敢えて見に行くという行動に出ることも無かったし、若しかすると敢えて目を背けてきていたのかもしれません。それがたまたまではあっても、こういう形で現状を目にしてしまうとやはり考えさせられるというか、何も手を差し伸べられなかったことに対する罪悪感というものが襲ってきてしまうのでありました。そう、たぶんこの『何もしてこなかった』ことに対する逃げとして被災地から脚を遠ざけていたのかもしれません。

現実を見ず逃避することで自らの心の平静を装ってきた…とでも言いましょうか。ちょっと恥ずかしくなりました。ということで現実はちゃんと見続けなきゃならないんだろうな…と思った1日なのであります。「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ!」、そう、20年も前にテレビの中でシンジ君が呪文の様に唱えていたアレである。若干14歳のシンジ君が20年も前に悟った現実直視を20年経って今頃気付かされる自分がそこにあるのでありました。あ、でも津波からはとにかく「逃げろ、逃げろ、逃げろ」が正解らしいです。う〜ん、この星のルールは難しい。

 

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このページは、たくが2015年2月10日 21:08に書いた覚え書きです。

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