5月4日に機動観測班を箱根入りさせていた気象庁が今朝6時に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを1(平常)から2(火口周辺規制)へ引き上げたというニュース。
▼ 気象庁|報道発表資料(箱根山に火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)を発表)
本日(6日)06時00分に箱根山に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを1(平常)から2(火口周辺規制)へ引き上げました。
箱根山では火山活動が活発になっており、今後、大涌谷周辺に影響を及ぼす小規模な噴火が発生する可能性があります。
大涌谷周辺では小規模な噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
コレを受け、箱根町も火口周辺の立ち入りを禁止、大涌谷周辺に避難指示を発令したということだ。また周辺道路も警察官を動員して通行止めを行っていたりと、かなり踏み込んだ対応を取ってきている印象を受ける。
恐らくは昨年の御嶽山における噴火災害の教訓を活かしているものと思われるが、関東でも有数の観光地であるだけに訪れる人も多く、またゴールデンウィークの最後に掛かっていることもあって各機関の初動はすこぶる早い。
そして気になる箱根山の噴火(可能性レベルで)による影響範囲がPDFで出されているのだが、こういった重要な情報はページに直接載せてもらいたいよなぁと思いつつもチェックしてみるのでありました。
▼ 箱根山の火山活動解説資料(2015年5月6日08時発表)[PDF形式:474KB]
上記は気象庁の件のページにあったリンクを直リンクしたもの。その中から神奈川県民としては一番気になるであろう部分、即ち警戒を要するエリアの部分だけ抜き出しておく。
こうやって抜き出してみると、芦ノ湖の位置関係は何となく判るのだが、大きな地図における全体の中のどの辺なのか…という点でイマイチ、ピンとこなかったのでもっと広範囲な地図の上にマッピングしてみる。
単なる地図だとアレなので衛星写真の方に気象庁のマップを合わせてみるとこんな感じなのだ。黄色い枠が気象庁のマップエリア。そして赤枠の部分が規制区域である。当初はかなり広い様な印象を受けたが実はこれだけなのでありました。ちなみに中央上部の市街地が小田原市、右上の部分が大磯町。
願わくば何事も起こらず、警戒は杞憂で終わってくれることを望みつつGW最後の今日は昼寝を堪能するのでありました。
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