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松山城

さてさて、松山紀行のラストは松山城なのである。ご存じの通り、松山市の中心地にある小高い山の上にある城である。残っている各地の城では天守閣のみのところが多い中、この松山城は天守閣以外の建造物も多く残っていてなかなか見応えがあるのである。特に、城郭としての石垣から門、櫓といった連続した構造そのものがそっくり残っているので何が何の役目を果たしていたのかパッと見て分りやすいのだ。

松山城景観

Nikon 1 V3 + 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM

この松山城がある小高い山の周囲は掘りになっていて山の部分がまんま城ノ内になっているんだけど、その城ノ内の平らなところは県庁があったり公園になっていたりするのは他の地域のお城とあまり変わらない。30ン年前は毎日の部活(陸上)の練習で使っていた競輪場(の内側に陸上のトラックがあった)もここにあったのが、何時の間にか競輪場そのものが無くなっていて芝生の更地(何か変な表現だな…)になってしまっていたのはちょっと寂しいものがあったりする。

 

松山城を臨む

Nikon 1 V3 + 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM

松山城を攻略するには大凡3通りのアプローチが出来るのだが、今回はやはり正攻法として正面から突撃なのだ。この写真は市駅側から南堀端へ出て県庁(正面に見えるドーム付きの建物)の辺りから掘りの内へ入り登城するコース。他にももっと東側の東雲からロープウェイ(リフト併設)に乗って一気に上がってしまうルートや、山の西側に周り狭い間道をひたすら登るコースがある。ということで城東中学校(何時の間にか無くなってた?)の辺りへ来ると二の丸庭園(有料)なんてのがあって(城東中跡地?)一瞬、躊躇してしまう。いや、そこは反則だろー、ということでそのまま山の裾を回り込むように西に出て間道コースをエッチラオッチラ登ることになってしまった。

松山マップ

Nikon 1 V3 + 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM

初めて訪れる人はこんな感じのマップを頭の中に叩き込んでおくと分かりやすい。基本的な位置関係は30ン年前から何も変わっていないので自分にとっては割とどうでもよかったりするんだけど、この手のマップがそこら中に設置されているのは観光客にとってもの凄く助かるのではないかと思う。ちなみにこの画では何故か北が右側、南が左、上は西である。

二の丸跡地庭園

Nikon 1 V3 + 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM

これが二の丸跡地に出来た庭園。自分の記憶の中では何度、思い起こしてもここに城東中があったハズなのだが…。近年になって整備した園なぞ傍目にもあまり見たいと思える何かがあるわけでもなく、どうせ上から丸見えなんでしょ?ということで拒否権発動。

西の間道から城を仰ぐ

Nikon 1 V3 + 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM

西のルートはホントに狭い。人がすれ違えるだけの急な坂道と階段で気温が30度を超える暑さのなか登っていくのはかなり辛いのである。もういい加減、上に出ても良さそうなハズなのに…ゼエゼエゼエと苦しくなったあたりで小休止、息を整えちょっと進んだところでいきなり目の前が開けてこの通り。嘗てこの山は築城した頃はハゲ山だったらしいのだが、木を植え、鳥を呼び寄せ後年はうっそうと木々が覆い繁げる密林状態になったのだとか。

松山城入城

Nikon 1 V3 + 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM

ということでどのルートから上がってきても先ずはここから。城山の頂上に更に石垣が組まれ、城郭は全てその石垣の上に構築されているのだ。そしてこの松山城は好き勝手なところからアプローチできず、必ず門から入るしか手が無いのである。そりゃぁ城なんだから当たり前だよね、ってことなんだけど、その当たり前の構造がそのまま残されているのが凄いのだ。城の真下を石垣沿いにグルッと回っても当然ながら入れないのだ。

松山城に登る

Nikon 1 V3 + 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM

無事に門を潜ったからといってそれで終わりではないのだ。さらにその中に石垣が組まれ、本丸はさらにその上なのだ。いやはや、何とも厳重な造りではある。でもってこの先に観覧料を払う小屋があり、そこで510円ほど払って突撃準備が完了する。

松山城入り口

Nikon 1 V3 + 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM

でもってやっと入り口である。3方を囲まれ、上から狙われる造りってもの凄すぎです。

松山城玄関

Nikon 1 V3 + 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM

更に門を2つほど潜り、やっと建物の入り口に辿り着く(ホントにこの表現は正しい)のだ。石垣にポッカリ空いた小さな空間が城自体の出入り口なのだ。それから天守閣とこれに繋がっている回廊、その角地に建つ櫓…この構造、先日見たような…と思ったら先週見たばかりの和歌山城と基本的な構造、レイアウトが全く同じだったのである。

松山城の造り

Nikon 1 V3 + 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM

こうやって上から見下ろすと複雑な造りが分かりやすい。まるで迷路の…と書きかけて間違っていることに気付く。完全に1本道なのだが周囲を囲まれながら何度も角を曲がる造りな上、角ごとに門が設けられ外敵の侵入を完全に堰き止める造りになっているのだ。

松山城天守からの眺め

Nikon 1 V3 + 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM

うむ、良い眺めじゃ。松山城天守からの眺めである。ちなみに正面の右より(緑の左手向こう)の海(瀬戸内海)に面した辺りに松山空港がある。眺めていると頻繁に飛行機が降りてきて着陸するのが見えるのだ。30ン年前に住んでいた社宅はその松山空港の間隣にあった。

松山城天守

Nikon 1 V3 + 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM

他の城と違って松山城の天守はかなり広い。他だと6畳一間かよ…と思うところが多い中この広さである。それだけ松山城はデカイのだ。

二の丸跡地庭園を見下ろす

Nikon 1 V3 + 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM

ほら(笑)。わざわざ見に行くだけのこと無かったでしょ?の二の丸跡地の庭園を見下ろすの巻。ちなみに右上の方の緑の芝の平らなところに陸上トラック兼競輪場があった(と記憶している、というかそこで走ってた)のだ。

松山城を後にする

Nikon 1 V3 + 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM

とまぁ、一通り松山城を見て退散。平日(月曜)だというのに観光客はかなり多い。自分は松山城を見るのは今回が2度目(最初は30ン年前)だったのだが、また機会があれば来てもいいかな、と思うほどの城なのでありました。一度見たら次はもういいかな…と思う城が多い中、松本城とこの松山城は何度来ても楽しいのだ。

松山城ロープウェイ

Nikon 1 V3 + 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM

流石に登りで疲弊したため帰りはロープウェイで。登りと下りで逆だろう…という突っ込みはさておき、ここのロープウェイに乗ったのは実は初めてだったりする。それと直ぐ隣に併設されているリフトとこのロープウェイは実は料金が一緒の270円(片道)。リフトは直ぐに乗れるけどロープウェイは10分間隔での運行。

以下オマケ。

ふらんく

Nikon 1 V3 + 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM

JR松山駅の駅舎並びにある『ふらんく』というお店で食べた夕食。このお店、サイコロステーキ(写真では右上のゴロッとしたお肉)がウリらしく、ボリュームも満点なのだ。セットメニューが多いんだけど、量(肉の)とか組み合わせが色々あるので肉が大好きな人には堪らない感じである。サイコロと言っても俗に見る整形肉ではなく、ブロックを2x3cm角にアバウトに切った塊だし、肉そのものも松山牛を使っているということで味も申し分なしなのだ。それに何と言ってもお値段が手頃。1500円前後で大の男が十分満足(腹一杯になる)出来るだけ食べられるって素晴らしいです。

 

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このページは、たくが2014年9月13日 07:26に書いた覚え書きです。

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