え?何で今このニュース?って感じがしますよね。ということで色々なところがこの天皇制度を巡っていろんなことを考えているのは周知の事柄。
▼ 天皇陛下、生前退位の意向 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
▼ 天皇陛下、生前退位 1年以上前から意向も…結論が出るには数年 ― スポニチ Sponichi Annex 社会
実はこの話、今までもサラッと流されてきてはいるけど一行ニュースレベルで漏れてきてたのは知ってる人もいるかもしれない。じゃぁ何でまたここへ来て突発的にリークされたかの如く、またスクープ扱いでバラ撒かれるのか…。
はい、そう言えば数日前に何か似た様な現象ありましたね。そう、参院議員選挙。アレですよアレ。『憲法改正発議に必要となる3分の2議席確保で憲法改正の可能性高まる』というアレね。そこで安倍政権はまず憲法改正への慣熟ということで国民に抵抗の少なそうなちょっとした点からやってみようか、みたいな流れが報じられたのは記憶に新しいところ。で、気付くと何時の間にかあっちも…始めるんだろうけど、あくまでも安倍さんの言葉から未来を想像しただけの内容。
でもって今回の『天皇の生前退位』ということについての可能性について。現状では『皇室典範』という国内法によって『生前退位が定められていない(天皇が崩じたときは、皇嗣が、直ちに即位する)』ので、この『皇室典範』を改正することが当面の目標になってるフシがあるように思います。そう、先の憲法で9条に手を付ける前に…と同じ戦法。
じゃぁ『皇室典範』で最後に手を付けたいのはどこだ?と思えばすぐ思いつきますよね。はい、『皇統に属する男系の男子が、これを継承する』です。『順位を(1)皇長子(天皇の長男)(2)皇長孫(天皇の長男の子)(3)その他の皇長子の子孫』ってあるこの部分。ということで現在、ここに入って来ない方が若干1名おられます。そう、近年は堂々と『女系天皇』論をブチ上げる人達が目に付きましたよね。
そこで『政府関係者への取材で分かった』『宮内庁関係者の話でわかった』なのですよ。ご存じ例の方の母親さんは元外務省出身で、あそこは『何とかの巣』と言われるぐらいアレな勢力がまんえんしてたりするわけです。一部ではその母親さん自身も何とか、って言われてます。でも今回はその何とかの方じゃなくて共民と言われるあっちじゃないかと思いますけど。
早い話が現行の天皇制のままだと困る人達、どうしても既存の法制をブチ壊したい人達、天皇をすぐ政治利用しちゃう人達がちょっと頭使ってみました、というアピールにしか見えないというか。やってることが『皇室で蚊取り線香焚いたらケシカラン役人が横に蝋燭立ててマスゴミが油注いで「火事だぁー」って触れ回ってる』状態。
ということで賢い人はスルーしてあげるのが正しいお作法なのではないかと思う今日この頃。
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