実はですね、先般の『Nikon アクセサリーシューカバー ASC01 』とほぼ同時期に『OLYMPUS 防滴機構 ドットサイト照準器 EE-1 』なんてものもポチっちゃってましてですね、まぁそれが1週間ほど前に届いていたのですがバタバタしていたので今頃になってプチレビューなのであります。
Nikon Df + AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
箱から取り出して本体の右横から見るとこんな感じ。向かって右側が被写体方向、左側が顔の方を向くようにカメラにセットします。前後の長さが75mm、幅が43mm、高さ40mm弱という決して小さくはないヘンテコリンなブツなのでございます。
で、ドットサイトと言えば、嘗て若かりし頃にサバゲで遊びまくっていたからか、
こんな感じのスコープに準じるライフルや小銃、ピストルなんかに装着するエイミングツールという認識だった訳ですが、近年ではどうやらこの手のものがカメラ界にも進出してきている様で色々と出回りはじめているということなのでありました。
写真の世界では割と超望遠を多用する鳥屋さんとか、動きの激しいスポーツ屋さんなんかに需要があるみたいです。理論的には鉄砲の世界と同じで、ほぼ撮影距離を固定しドットサイトのレッドポイント(レティクル)と撮影画面の中心を合わせておくだけ。あとはファインダーも見ずにこのレッドドットだけを被写体に追従させれば良いという仕組みなのであります。
超望遠だと画角がもの凄く狭くなるのでファインダーを覗いていて少しでも動くとあっという間に画角から外れてシャッターチャンスを逃しかねないのがこのドットサイトを使えば視野角が広いので見失うことは無くなるよね、ってことなのであります。
でもって今回の『OLYMPUS 防滴機構 ドットサイト照準器 EE-1 』はこんな感じで開いて使うのでありました。
Nikon Df + AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
手前側のスライドロックスイッチをスライドさせるとパカーンっと上部が蓋の様に上に持ち上がりご覧の様な形になるのでありました。カメラへの装着はホットシューに。でもってこの筐体及び開いた時のサイドの支柱がかなり薄いプラスチックなので強度的にはかなり不安の残る造りなのでぶつけるとたぶんあっという間に…ということでカメラ自体を振り回す使い方にはあまり向いてなさそう…というか。動きの速いものを追うのに適してるとか言いながら耐衝撃性が無さそうなのはう〜むなのであります。唯一、このペラッペラの筐体で得られたものは…軽さでしょうか。左に写っている付属のボタン電池を入れても軽い、軽い。撮影時の負荷増はあまり考えなくても良さそうです。
Nikon Df + AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
ということで早速、付属の電池を入れて左サイドにあるスイッチをオン。このスイッチはロータリースイッチになっていて、Off、1、2…5と、レッドドットの明るさが5段階に変化していく仕様です。たぶん、5が一番明るい状態で昼間などの明るいところで使用を想定しているのでしょう。逆に夕方や夜などの暗い所ではドットが明るすぎると周囲の状況が見えなくなってしまうのでドット自体を暗くします。
左の写真がカメラから少し離れた状態で見たところ。距離にして20センチくらい。右がカメラから数センチ程度まで近づいたところ。はい、ほとんどファインダーを覗く様な見方をする様です。ピストルの様に腕を伸ばしてカメラの背面液晶で撮るスタイルでは役に立ちませぬ。あくまでも一眼レフスタイルのファインダーを覗く要領なのでありました。う〜ん、コンデジで使うには少し微妙なスタイルになってしまいそうです。
個人的には、夜間などの流し撮りとかに使えそうな気がする…という発想なのでございました。特にミラーレス系やコンデジなどの光学ファインダーを持たないカメラで流し撮りをすると液晶に表示されている像と写る像はかなりのズレが発生しますから、そこをこのドットサイトでカバーできるんじゃないだろうか…という狙いだったのですが。
ま、これはこれでありだろうなぁと思うのですが、登場する機会ってそれほど無さそうな気がしないでもない、というか、なんというか。
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