月曜日の『奈良徘徊』で先ず向かったのが『春日大社』なのであります。何となく記憶のどこにも引っ掛かってないので恐らく来るのは初めて。ということでちょっとだけお復習いというか、メモ。
春日大社(かすがたいしゃ)は、中臣氏(のちの藤原氏)の氏神を祀るために768年に創設された奈良県奈良市にある神社。旧称は春日神社。式内社(名神大社)、二十二社(上七社)の一社。旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社。神紋は「下がり藤」。
全国に約1000社ある春日神社の総本社である。武甕槌命が白鹿に乗ってきたとされることから、鹿を神使とする。ユネスコの世界遺産に「古都奈良の文化財」の1つとして登録されている。
主祭神は以下の4柱。総称して春日神と呼ばれ、藤原氏の氏神である。
- 武甕槌命 - 藤原氏守護神(常陸国鹿島の神)
- 経津主命 - 同上(下総国香取の神)
- 天児屋根命 - 藤原氏の祖神(河内国平岡の神)
- 比売神 - 天児屋根命の妻(同上)
あー、そう言えば家も「下がり藤」だったっけなぁ。
X-T1 GS + XF16-55mmF2.8 R LM WR
天気は相変わらずどんよりしてて時折小雨がパラつく残念な状況でしたが、傘を登場させるほどではなくそのまま何事も無く進行。こういう天気の時に防塵防滴仕様なカメラってありがたいと思うのであります。多少の雨とか気にしなくて済むものね。
ということでどんどん進んでいきます。
X-T1 GS + XF16-55mmF2.8 R LM WR
普通なら手水舎が現われるところが屋根ではなくシカ。『武甕槌命が白鹿に乗ってきたとされることから、鹿を神使とする』ってことで鹿なのでありました。だもんで手水舎ではなく、ここでは手水所として存在しているのであります。(ちなみに本殿横の手水所は看板だけでそのものは見あたらなかったりする)
X-T1 GS + XF16-55mmF2.8 R LM WR
参道を進むとほどなく南門が現われるのであります。ここをくぐると所謂、神社の境内に入ったなーって感じになるのであります。何となくこの南門の外側は嘗ての神仏分離以前の形がそのまま残っていて、南門から中は今で言うところの神社…というかこれが春日造なるものなのだ。
X-T1 GS + XF16-55mmF2.8 R LM WR
南門を入るともう目の前が幣殿なのであります。何とコンパクトな。普通はここから参拝するんだけど、正面の御本殿が今『第60次式年造替』ということで神様は左隣の移殿にあらせられるためちょっと斜め左を向いてお参りすることに。
X-T1 GS + XF16-55mmF2.8 R LM WR
まぁ普通なら幣殿で終わってしまうところがここで『特別参拝』料500円を払うとさらに先へ進めるのであります。ということで中門・御廊を正面から。ちなみに御本殿はこのすぐ後ろ側にあってただ今絶賛工事中(第60次式年造替)。
X-T1 GS + XF16-55mmF2.8 R LM WR
そんなワケで中門・御廊から御本殿を伺うの図。よく見ると正面奥で何やら工事が行われているのであります。そして完成予定の写真が。
このあと左手の移殿(内侍殿)に祭られている神様をお参りし、どんどん奥へと進みます。
X-T1 GS + XF16-55mmF2.8 R LM WR
藤浪之屋の万燈籠再現を見たり撮ったり。幽玄な世界を味わうことができます。よく見ると奥が鏡張りになってて広そうに感じるけど実は狭いというトリック部屋になってたのはヒミツ。
ちなみに移殿はこんな。
X-T1 GS + XF16-55mmF2.8 R LM WR
中に入って右手に神様が祭られていています。中は「No photo」ってあったので外からなら…ということで。いうなれば改築中の仮住まいってところです。
今回『春日大社』さんに参って思ったことを数点。京都奈良にありがちな寺の巨大さと比べてあまりにもこぢんまりしてるというか、華美にならないところが印象的なのでありました。ハッタリじゃなくてホンモノだけがなしえる真の形というか、そういうものがヒシヒシと伝わってくるのです。京にあるでしょ?やたらと広大巨大なアレ。やっぱりアレって見かけ倒しだよね、って思えた一瞬なのであります。
おまけ。
X-T1 GS + XF16-55mmF2.8 R LM WR
興福寺の東金堂と五重塔(共に国宝)。神仏分離以前はかつて春日大社とほぼ同化していたらしいんだけど、今は単独のお寺さん。中金堂などの再建中だとか、今は見るモノが少ない気がするので行ってみました…程度ということで。
まぁ寺社仏閣で行ってみて工事中…ってのは一番醒めちゃうポイントだったりするワケでして。
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