ちょっと前から『Lightroom on the web』なるものが登場していたのであります。今のところテクノロジープレビュー版ということで、簡単に言っちゃえば「試用版」、もうちょっと掘り下げると機能確認バグだしのβ版って感じ。でもって試用期間30日のオマケ付きというやつなのであります。
アクセスしてみるとまぁこんな感じで、Adobe IDでのサインインを求められちゃうのですが、Lightroomを使ってたりCC利用者であればAdobe IDもあるハズなのでそこは問題にはならないと思います。
まぁそんなワケでサクッとサインインしてみるのでありました。注意点としては、この時点から30日試用期間のカウントが始まってしまうので、将来的に無償で片付けようという特別な予定がある人は飛びつかない方が良いかもしれないぐらいのものです。まぁ普通は問題無さそうなんだけど。
サインインしてみるとこんな感じ。『ようこそ』タブの画面です。たぶんここまで来ると何が出来てどんな感じのWebアプリなのか容易に想像できる仕組みになってます。というか、基本的なUI の部分がデスクトップアプリケーションとほぼ同じなので、まず迷うということが無さそうなのがいい感じなのであります。
扱えるデータは『Lightroom Web は、DNG、RAW、JPEG、TIFF ファイルをサポートします。』ってことなので大概の写真データはハンドリングできそうです。
でもって『写真』タブの方の画面。たぶんここでカタログ表示や写真を表示してゴニョゴニョしていくことになるのではないかと思います。どちらかと言うと、デスクトップ版でいう『カタログ(全てのデータ)』よりも、ある程度ピックアップ(選別済み)されたデータだけ送り込んでおいて『コレクション(厳選)』として扱っていきたいフシが見受けられます。
まぁ何GBにもなるような膨大な数の写真をブチ込まれても困っちゃうんでしょうけど。ということで気になるのは容量制限の有無と限界。もしこれが無制限だとローカルに置いておくよりも遙かに安全ということになりそうなので個人用途だと一気に流れ込みそうになっちゃう気がします。仕事データだと漏洩防止的観点から使いづらいものはあるんでしょうけど。
まぁそれでも個人用途なら…HDD故障やデータ破損のリスクを考えるとこういったオンラインストレージ的な使い方が出来るサービスってかなり需要があると思うんですよね。自分のところでも1TBのHDDじゃキツくなってきたってのもありますし。
さて、この辺のサービスが本番運用になった時にどの辺にバランスを取ってくるかが気になるポイントではないでしょうか。容量無制限、その上でブラウザ上で処理機能を提供し、デスクトップアプリとスマホアプリでの同期や供用、これだけのことが実現して月額が如何ほどになるかが興味のあるところです。
ストレージ容量無制限ってのはGoogleさん(1ファイルあたりのサイズ制限あり)、Amazonさん(プライム会員に限定)と、このところ立て続けにサービスが増えてるのでうまいこと競合してくるなぁと思うのであります。あ、もちろんAppleさんのPHOTOってのもあるけど、あちらはiOSのバージョン縛りと容量制限があるのでちょっと選択肢に入ってこないかなぁなのであります。
ということで久しぶりにワクワク感のあるサービスが出てきそうだな、なのであります。
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