え?いままでやってなかったの?と思っちゃいそうな話ではあります。まぁ当たり前のことなんだけど普通に使ってて悪いことしてなければ関係無い話でもあるんだけど。
▼ ドコモ、6月1日から「ネットワーク利用制限」の対象を拡大 - ITmedia Mobile
NTTドコモは、同社携帯電話の「ネットワーク利用制限」の対象を6月1日から拡大する。
ネットワーク利用制限とは、携帯電話の製造番号(IMEI)をドコモ側のシステムで登録することで、通話やデータ通信の利用を制限する機能のこと。ドコモは、盗難や詐欺などの不正行為で手に入れた携帯電話が「振り込め詐欺」などの犯罪に利用されることを防ぐために、該当端末に対しネットワーク利用制限を実施している。
転売などを目的とした不正契約を防止するため、6月からは、分割払いなどを利用して代金滞納となる恐れがある期間中(分割払いの期間中)の端末や、代金滞納となった端末は、ネットワーク利用制限の状態が「△」となる。△の状態でも問題なく利用はできるが、ネットワークの利用が今後制限される可能性がある。ネットワークの利用が制限されると「×」の表記になり、いわゆる「赤ロム」と呼ばれる状態になる。
ちなみに文中でリンクされているドコモさんの確認サイトは、
恐らくこの背景にはMVNOと呼ばれる格安simの登場があるんじゃないかと思うんですよね。ドコモでスマホなど(iPhone含め)を新規で割賦契約。すぐ支払いをバックレてMVNOの格安sim挿して運用。ドコモの請求からは逃げまくる…。こんなところでしょうか。
格安simも大多数がドコモ回線に乗っているので品質自体は格安simでもドコモ品質がある程度確保できてしまうのがミソ。ということでこの辺の確信犯を閉め出しちゃおうか、というのが今回の対策なのではないかと思われます。
自身で運用しなくても端末そのものは即転売目的で契約、オークションや白ROM屋に売り流して支払いはバックレる…。そんな感じなのでしょう。
さて、じゃぁこの支払いが滞った場合の「×」が付いた赤ROMになるとどうなるか…ですが、たぶんドコモ回線において一切の通信が出来なくなるということの様で、当然、ドコモ回線に乗ってる格安MVNOのsimを挿しても通信出来なくなるということの様です。
要は端末代ちゃんと払わないとiPhoneなら高価なiPod Touchになっちゃうよ、ってことの様です。回線契約自体の悪用目的の契約と端末の搾取防止ってのはこういうことなのでしょう。敢えてここに来て締め付けるってことは、ドコモからMVNOに相当数が流れててオマケに端末代の未払いが溜まって尚もMVNOで利用されちゃってるという現実が無視出来ないレベルにまできてるのかもしれません。
正直者がバカを見てずるがしこいほぼ犯罪者が得をするという流れを断ち切る上では致し方無い判断なのかもしれません。
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