京都紅葉北野天満宮

27日の京都紅葉巡りは『常寂光寺』、『厭離庵』、『宝筐院』、『天龍寺とオマケの渡月橋』と昼の部5カ所を無事にクリアし、ついにこの日6カ所目となる『北野天満宮』へ突入と相成りました。

嵐電嵐山駅から帷子ノ辻駅（かたびらのつじえき）まで乗ってそこで北野線に乗り換え、終点の北野白梅町駅で降ります。ここから5分ほど歩くと『北野天満宮』に到着するのであります。もちろん、紅葉が目当てですから、この時期公開されている『もみじ苑』がターゲット。陽の沈んだこの時間から訪れるということからも分かるとおり、紅葉ライトアップが行われているのであります。

この『もみじ苑』の公開は、

平成27年10月25日（日）〜 12月6日（日）
午前10時〜午後4時（ライトアップ期間中は、午前9時開苑）
ライトアップ期間：11月14日（土）〜 12月6日(日)　日没より午後8時
入苑拝観料（茶菓子付）：大人 700円

となっていて、まぁそれなりに綺麗…という噂を聞きつけて参戦することにしたのであります。

X-T1 GS + XF16-55mmF2.8 R LM WR

実はここ、昨年も来ているのですがその時はこの大鳥居の前を通って写真を数枚撮っただけで素通りだったのでございます。そう、鹿苑寺（金閣寺）へ向かう時通る道なのであります。なので中へ入るのは今回が初めてだったりするのでありました。まぁ歳食ったオッサンが1人、学問の神様にお願いしなければならない必然性などこれっぽっちも無いので当然と言えば当然なんですけど。

まぁ折角来たんだし…ということで他の観光客さんに混じってお参り。

X-T1 GS + XF16-55mmF2.8 R LM WR

とうに陽が沈み薄暗くなってからもひっきりなしに参拝客が訪れているのは神様の成せる技なのか、モミジがそうさせるのか…。

X-T1 GS + XF16-55mmF2.8 R LM WR

随所に灯が点り、夜がやってきたことを実感する。カメラ側の設定を最低シャッター速度1/60秒のAUTOにしているだが、この時点でISOは3200まで跳ね上がる。ノイズ処理の上手なフジフイルム機とは言え、このあたりからは流石にノイズが目立ち始めるのだ。

社殿を一通り見て廻り、いよいよ『もみじ苑』突入なのだ。この『もみじ苑』は『北野天満宮』に隣接する天神川の両岸（地勢的には川が崖の下を流れている感じ）を川に沿って細長い庭園風にした造りなんだけども…。あ、公式サイトの説明を読むと紙屋川ってなってるけど、地図だと天神川なんだよなぁ、どっちなんだろ…。

X-T1 GS + XF16-55mmF2.8 R LM WR

『もみじ苑』に入ってすぐ段上から下を見下ろすの図。なんかいや〜んな感じがムズムズとするのでありました。妙にカラフル…って、なんなんですかね？

X-T1 GS + XF16-55mmF2.8 R LM WR

上から覗いてあーだこーだ言ってても仕方ないので川沿いへさっさと降ります。この時点で空は若干うっすらと明るさが残る程度。漆黒の世界にはまだ30分程かかるでしょうか。

X-T1 GS + XF16-55mmF2.8 R LM WR

少し歩を進めると直ぐに朱塗りの太鼓橋「鶯橋」が見えて来ます。まぁ有名な景観です。ちなみにやはり大陸からの方々がバスで大量に押し掛けてきてますので時折ゆっくりと大群をやり過ごし、静かな瞬間を待つのも由なのであります。

ちなみにこの大陸からの方々、最近は三脚装備の一眼レフで身を固めて柵を越えてでもの豪快なパフォーマンスを見せてくださいます。この時も前には大陸の三脚がズラッと並んでいてそれはもの凄い光景になっておりました。

ちょっと長居してさらに歩を進めます。

X-T1 GS + XF16-55mmF2.8 R LM WR

うぉっ！何じゃこりゃ…。おどろおどろしいまでの原色溢れるモミジ…って誰の趣味ですかね？というか、最近はこういうのがウケるんでしょうか。まぁ確かに白色光当てただけじゃ赤くないモミジが緑豊かに浮かび上がってその雰囲気じゃないのはわかるんですけど。

X-T1 GS + XF16-55mmF2.8 R LM WR

気を取り直して完全な夜になってからのバージョン。やっぱりというか、空に少し明るさがほんのり残る程度の方が見栄えするんだよなぁ。この時期だと17時半〜18時くらいまででしょうか。

X-T1 GS + XF16-55mmF2.8 R LM WR

一通り見て廻ったら売店でお茶菓子を受け取ります。『もみじ苑』に入る時の入苑拝観料700円に実はこのお茶菓子代が含まれていて、出る前のこの売店でいただくことができるのであります。暖かいお茶とともにお腹に納めて感慨（何に対してだ？）に耽るも由。そして唯一、この売店の入り口に見つけた普通の赤いモミジを狩るのでありました。