27日の『常寂光寺』、『厭離庵』、『宝筐院』ときてついに4カ所目の『天龍寺』なのであります。なんと言ってもここぞ嵐山の雄、『世界遺産』と謳うほどのことなので期待度も高まる高まるなのでございます。実は先週の『東福寺』『南禅寺』『永観堂』の時に本来は東山ではなくこの嵐山を想定していたものの、京阪沿線紅葉だよりを見て急遽変更した経緯があって、その時予定していたのがこの27日の嵯峨・嵐山界隈巡りだったのであります。
そんなワケでこの『天龍寺』も当然ながらターゲットに入っていたのでありまして、1週遅くしたことで更なる計画の煮詰めが可能になったというか、その周辺にまで手じゃなくて脚が伸びるようになったのであります。
X-T1 GS + XF16-55mmF2.8 R LM WR
先の『宝筐院』からほぼ真っ直ぐ南下してくると桂川の手前、嵐電嵐山駅のすぐ近くに参道の入り口があります。この参道の辺りは駐車場も兼ねてるみたいなので取り敢えずズカズカと奥へ歩を進めます。
そして正面に庫裏(くり)があるこの先が入り口。ここで禅堂へ入るのと庭園に入るのと別れています。今回、紅葉狩り目的なので堂内部見学は先送りに。何と言っても夕刻が近づいてきてるのでチャッチャと庭園を回らないと日が暮れてしまうのであります。
何と言っても『約700年前の夢窓国師作庭当時の面影をとどめており、わが国最初の史跡・特別名勝指定』(公式サイトより)という触れ込みの庭園なので実は紅葉以外にも見所はたくさんあるのであります。
X-T1 GS + XF16-55mmF2.8 R LM WR
「あ、禿げてる…折角、紅葉見に来たのに」なんて言ってません。そんなコケにするようなこと言うわけないじゃないですか。えぇ、もちろんオヤジギャグです。
X-T1 GS + XF16-55mmF2.8 R LM WR
「ほら、ちゃんと紅葉だって…」(涙声)。いや、このハゲしいのは広大(高台の陰を踏む)な庭園の一部のことでありましてですね、全体的にはピークちょい過ぎぐらいでしょうか。多少は散り始めてはいるものの、全体的にはまだまだ良好(今年の京都ではの意)な部類なんじゃぁないかと思うのであります。
X-T1 GS + XF16-55mmF2.8 R LM WR
並居る竹林を前にして単騎(1木だな…)にしてこのとおり。「まだまだ戦える…」と言ったかどうかは知りませぬ。あー、何か苦しくなってきた。いやいや、順路の序盤は確かに寂しかっただけです。はい。
X-T1 GS + XF16-55mmF2.8 R LM WR
ほら、ちゃんと赤いでしょ?高台から降りてくるとちゃんと真っ赤なモミジが出迎えてくれるのでありました。まぁ、薄いけど…。そこは京都の何処へ行っても同じなので不問ということで。
X-T1 GS + XF16-55mmF2.8 R LM WR
そして歩はついに曹源池へ。周囲から「これがあの有名な池かー」って声が聞こえてきましたけど、わたしは見るのは初めてなのでございます。ちなみにRAWファイルでも太陽正面モロなので霞みがかった様にかなり白くなってトビがちだったんだけどLightroom様々でございます。Dehazeプリセット(CCではなくパッケージ版なのでDehazeは無く、プリセットで実現している)大活躍なのだ。おまけでVelvia風、ド派手フィニッシュで。陽が沈んで陰りそうな一瞬の出来事なのであります。
X-T1 GS + XF16-55mmF2.8 R LM WR
で、庭園を出ると南側の参道を通って(行きは北側の参道だった)あっという間に県道にでてしまうのでありました。何て言うのかな、門前町だったかな、土産物やそば屋(こっちじゃウドン屋か)が並ぶ復刻版ソレ風門前町。造り物感が半端無いです。
あ、そうそう、紅葉は何処行った?たぶん、1週遅かったかもしれませぬ。また来年に期待しましょうということで。(京都は何処行ってもそんな感想だよね)
オマケ。
続く5カ所目は『渡月橋』なんだけど、あまり紅葉関係無くて付録ということで。
X-T1 GS + XF16-55mmF2.8 R LM WR
本来なら背景の嵐山が紅葉のパッチワークになるハズなんだけどこの時はグリーンのまま。なので敢えて別出しするほどのインパクトも無かったので『天龍寺』を見たついでのオマケなのであります。
ということで参道の入り口前にある嵐電嵐山駅を目指すのでありました。そう、次は夜の部(健康的な方の)なのだ。もう既に陽は嵐山の影に入ってしまい、ここからどんどん暗くなっていくのであります。ここまではほぼ計画どおりに進み、昼の部は無事完遂ということで次に続きます。
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