4月18日(月)は愛媛県中央市でございました。『中央市』と言えば、個人的には山梨県の中央市の方が縁が深いんですけど、実は愛媛の中央市の方が出来たのは先だったりするのであります。山梨の方は文字どおり県央なんだけど、愛媛の方は何の真ん中だったかは失念。
それはさておき、四国へ行くと移動の脚はどうしても鉄道になってしまうんですけど、ある程度の長い距離を動こうと思うと必然とJRになってしまうのであります。四国では外周をグルッと廻るようにJRが走っていて、あとは丸亀と高知を結ぶように縦に真ん中を結んで『日』の字を横にしたような路線になるわけです。
で、中央市ってのは香川丸亀と愛媛新居浜の間にある感じなのでありまして、ここから鉄路で本州へ向かおうと思うと高松方面へ出て岡山と考えるのが普通なんですけど、今治へ出てからバスで『しまなみ海道』を通り尾道という選択肢もあるのでございます。このしまなみ海道ってのはバスの便がかなり多いので使い方によってはかなり便利なんじゃないかと思うのであります。
まぁそんなワケでこの日は今治経由の尾道、というルートを選択したんですけど、尾道着の時間を検討した結果、伊予西条から今治までの区間だけ『特急しおかぜ』さんを利用することにしたのでございます。まぁそんなことで伊予西条駅。
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特急への乗り換えで10分弱ぐらい時間があったのでホームの上をウロウロしていて見つけたのが『鉄道歴史パーク』なるもの。まぁ確かに四国の鉄道ってあまり関東圏では馴染みが無いのでよく分からないんだけど、やっぱり地元でも利用する人は使うけど使わない人は全く使わない…みたいな流れになっちゃってるのかな?と思ってしまうのであります。ある意味もの凄いクルマ社会なんだろうし。
確かにその昔、30ン年前に3年ほど松山に暮らしていた頃はJRに乗ったのはたったの1回だけだったし、走っていたのは全てディーゼルのブィーーンって唸る気動車だけで電車なんて走ってなかったし、そういった意味では鉄道事情が平成になって激的に変化した地域でもあったりするのでしょう。まぁ多分に、その要因となったのは瀬戸大橋(児島-坂出)の開通で鉄路が本州と四国で繋がったということなんだろうけど。
そんなワケで『鉄道歴史パーク』。
何気なく見てると『0系新幹線』の幕が…。
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おぅ、ありました。建物の中に『0系新幹線"電車"』の先頭車輌が鎮座しております。ん?『新幹線電車』って新しい表現だな…って、おぃ…。まぁ電化の著しく出遅れた感のある空気というものが何となく漂ってくるポイントなのでありました。
そう言えばここ数ヶ月の中で、同じく0系新幹線先頭車輌の譲渡を受けた吹田市が長期の間雨ざらしにしてて放置プレイしてるってニュースを見たんだけど、新幹線とか電車というものに対する両者の価値観の違いがモロに出ているなぁと思わせられるシーンなのでございます。遙か以前から電化してて新幹線開業時から走っていて『歴史的遺産』としての見方しか無いのと、電化そのものが悲願であり新幹線そのものが欲しい、という『願望としての夢』的なポジション。
ニュースサイトからの引用
まぁそれがこうなっちゃうというか、なんか変な拗らせ方しちゃってるというか。平成24に登場してるらしいんだけど、それだけ『新幹線』に対する思い入れが深いんだろうなぁと思うのであります。
でもってこちらが正常進化版。
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ちなみに写っているのは全部特急。色も形もてんでバラバラ…というか、3種類ぐらい走ってたりるすのでありました。どうやら、岡山を出て瀬戸大橋を渡って来たのと高松を出てきたのがガッチャンコして松山へ向かってくる…という図式なんだそうで。
今回、伊予西条から今治まで乗ったのが右側に見えてる鼻の長い方。四国の路線ってかなり急なカーブが多くてグネグネ曲がってるんだけど、それでもガンガン飛ばして走っていくんですよね。スピード落とさずすっ飛ばして行ける様にカーブでは線路にカント (内側に傾く)がかなりついててカーブにさしかかるといきなりグワっと車体が傾くんです。それが飛行機(旅客機)なんて目じゃないぐらいの勢いで。たぶん、ジェットコースターぐらいの感覚というか、アトラクションレベルの動き。新幹線ですらここまで傾かないぞ?ってぐらい凄いのであります。
で、最後に思ったこと。もしかして四国の特急って、JR東日本の山形とか秋田ミニ新幹線より実は速いじゃね?なのでありました。あ、だからフル規格求めてるのか…、納得。いや、その前にだね、大分まで延ばすとか言ってないで岡山で止めずに大阪まで1本にするのが先でしょうっての。
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