過去数回にわたって大手術(大袈裟)を敢行してきたMac Pro E2008ですが最後の仕上げはIntel SSDのファームウェアアップデートなのでございます。
とこんな感じで計画的(ザックリ過ぎるけど)に進めて来た今回の大作戦、前回『完全に終了』と書かず『ほぼ終わり』としたのはこの作業が残っていたからなのでありました。
ということで、
▼ ダウンロード インテル® SSD ファームウェア・アップデート・ツール
インテルさんはこういったツールもちゃんと用意されていて、Windowsネイティブでしか使えないものではなく、OSに依存しない形で配布されてるってのも素晴らしいのであります。中身はLinuxでブートして専用プログラムを走らせるだけなんだけど。
ということで早速、『issdfut_2.1.3.iso(現在での最新版)』をダウンロードして、このISOイメージをメディアに焼いて起動ディスクを作成するところから始まるのでありました。が、が、です。家のMac Pro E2008君、何時の間にかスーパーディスクのトレーが開いてくれなくなってしまっているのです。イジェクトボタンを押すと中でウィ〜ンと何か動こうとしてる気配はあるのですが、突っついたり隙間をコジってみたりしてもトレーが出て来る気配がありません。なのでここはUSBメモリを起動ディスクに…ということで作業するのでありました。
ちなみに以下の起動ディスク作成作業はMBA 2011の方で行いました。何故…というと、Mac Proの方はUSBもいろんなものが刺さってるしボリューム数も多いのでややこしそうだったからシンプルなMBAの方で…という理由。
(1)先ず、MacでISOイメージを起動ディスクとして書き込むための『img』ファイルを作ります。
ターミナルを開き、
hdiutil convert -format UDRW -o target.img issdfut_2.1.3.iso
と打ち込んでリターン。一応、全てのファイルは作業ディレクトリ(通常はユーザディレクトリがデフォルトになると思う)にあるものとして処理してます。一番後ろの『issdfut_2.1.3.iso』が元のファイル、その一つ前の『target.img』がコンバートされたファイル(名)になります。
(2)次いで書き込む先のディスクを確認します。ターミナル上で、
diskutil list
としてお目当てのパス(ディスク番号)を確認します。当初、作業をMBA 2011でやっていたので『/dev/disk1』というのがUSBメモリに割り当てられてました。ちなみに『disk0』は内蔵のSSDストレージ。なので作業はUSBメモリである『disk1』に対して行います。
(3)指定したディスクにimgを書き込みます。
先ず、USBメモリをアンマウント。
diskutil unmountDisk /dev/diskN
『N』の部分は先ほど確認したディスク番号が入ります。今回USBメモリは『1』だったので『1』に置換えて進みます。そして続いて書込み。
sudo dd if=target.img.dmg of=/dev/rdiskN bs=1m
ここでも『N』の部分は『1』を指定します。最後にUSBメモリをイジェクトします。
diskutil eject /dev/diskN
はい、これで準備は整いました。これでUSBメモリの起動ディスク(今回はインテルのSSDファームアップデートツール)が出来上がりです。ということで一応、ちゃんと起動するのか確認してみます。
一旦Macを終了させ、キーボードの『Option』キーを押しながら起動します。そうすると起動ボリュームを選択する画面が出てきます。そこに先ほどのUSBメモリがボリューム(FATなのでラベルはWindowsと表記される)として見えていればそれを選択(矢印キーの左右で選択、リターンで実行)して起動します。
起動するとLinuxでお馴染みの黒画面に白文字が流れていくアレが暫く(と言ってもすぐ終わるけど)続き、Intelのツール画面が表示されます。はい、ちゃんと起動ディスクの作成は成功している様です。ということでMBAの方は終了。
モノはOKってことでチャッチャッと次へ進みましょう。Mac Pro E2008の方に先ほど作成したUSB起動ディスクを挿してOptionを押しながら起動…あれっ?内蔵のSSDしか出てこない(´・ω・)。はて…どうしたものでしょうか?で、色々とネットを彷徨い調べてみた結果、
Mac Pro 3.1(Early2008)はUSB起動出来ない
ガ━(゚Д゚;)━ン!! 詰んだ…。
だがちょとマテ…内蔵のスーパーディスク(ATA)、内蔵のディスクベイ(ATA)なら起動OKってことは、内蔵ディスク(HDDとかSSDとか)にUSBメモリの代わりに先ほどの起動ディスクを作ってしまえば…ということで前回保険の意味をかけて残していたHDDのところにSSDを突っ込み、これを先ほどの手順でインテル起動ディスクを作ってしまえばイケるのではないだろうか…と。
はい、キタ━(゚∀゚)━!!、ビンゴ!
では早速…
いいよ、いいよー、と、こんな感じで進んでいきます。
ふふふふ、ここまで来ればもう何の心配もいりません。『Accept』してどんどん逝っちゃいましょう。
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