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Nikon 1 の覚え書き

昨日の今日で急遽、13日の夜から星を求めて遠出するのであります。昨日から降り続いた雨が夕方には止み、さて雲の様子はどうかしらん…とチェックするも神奈川県内はほぼ壊滅的な感じなのでありました。

となると『Yahoo!天気・災害』あたりで晴れていそうなところを片っ端から探していくのですが、どうやら関東方面は全滅。翌日の14日も恐らく壊滅。致し方無し、ということで少し脚を伸ばして伊豆方面を当たってみます。

まぁ候補としては下田あたりを想定してたんですが、たぶん今日はもう時間的に余裕が無いので無理ということで真鶴あたりで妥協。

南方の空を撮ってみる

Nikon 1 V3 + 1 NIKKOR VR 6.7-13mm f/3.5-5.6

真鶴の先っぽあたりに着いたのが1時過ころ。ちょうど上手い具合に雲が切れ晴れ間が覗き始めたところでございまして、三脚を立ててNikon 1 V3をセットして取り敢えずシャッターを切る、切る。

これまで星を撮ったことが無いので大凡の検討を付けて『ISO3200、f3.5、SS30"』あたりからスタートし、徐々に露出を減らしてSS15"あたりでいいんじゃね?ってところまでは進んだのでございます。

その間にも放射点を中心として流星群は放射状にバンバン流れておりまして、「おぉぉぉ、すげーー」と肉眼観測は満足なのでございます。

まぁ写真の方は流れたものに合わせてシャッターを切るワケにもいかないので、シャッターを開けている15秒の中で画角の中に入ればラッキーぐらいの感じなのであります。まぁそんなことで途中、インターバルタイマー撮影という 手抜き 自動化戦略に打って出るも当たらず…まぁ単なる普通の星空だけが残っていたというオチなのでありました。

流石にISO3200ともなればノイズもそれなりに、なので帰ってきてからLRでゴニョゴニョとノイズを落としたり色々と試行錯誤してみるのですが、実のところあまり良く分からないというか、どうすればいいんですかいね?状態なのであります。なので適当に現像して終了。

ちなみに上の写真はほぼ真南を向いたもの。正面少し右手(西より)にオリオン座が確認でき、今回のふたご座流星群の放射点はこの時既にほぼ天頂付近なのでございます。まぁ放射点付近は流れる距離も短いのである程度離れた方が長く引いてくれるので見やすいというか、自然と視野の中に入ってくるので気付きやすかったりするのでした。

流星の見分け方 | ふたご座流星群を眺めよう 2015

ふたご座流星群の放射点

ちなみに参考にしたのは上記のリンク先。誰にでも分かりやすい様に説明されているので流石、国立天文台だわ、と思うのでありました。

あと、たまに流星群ではない『ニセモノ』が混じる(実は今回、1つあった)様ですが、その見分け方も分かりやすく載っているので一通り理解しておくと更に楽しめること間違いなしなのであります。まぁ『ニセモノ』と言っても見かけ上は同じ『流れ星』なので差異はないんですけど。

そんなこんなで2時頃にはまた雲がたっぷりとかかって空が白くなってしまったので引き上げるのでございました。ホントはあと1〜2時間ほど粘ってオマケで『X-T1 GS』の方もテストしておきたかったなぁ…なんですけど、それはまた今度ということで。

 

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ということで古いモノは昨年の6月に撮った時のもの。そして新しいのはつい先日のもの。でもってお題は瑠璃光寺五重塔。似たカットがあるのでカメラの機種を変えてLr6の現像でどのぐらい差があるものなのかちょっくらテストなのだ。

先ずは昨年の。こちらは1型機であるNikon 1 V3

Nikon 1 V3 + 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM

Nikon 1 V3 + 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM

そしてお次は今年の。APS-C機であるFujifilmのX-T1 GS

X-T1 GS + XF16-55mmF2.8 R LM WR

X-T1 GS + XF16-55mmF2.8 R LM WR

ということで単純に比較。Webでサッと見る限り見分けが付かないというか…。こうやって見るとニコワンって結構イケるんじゃね?って感じがしなくもないというか。単純に当時の現像技術というか、腕が伴ってなかった分やり直すとそれなりに見られる様に作れてしまうとも言えるというか。

ただし、やっぱり撮って出しというか、触らない状態ではAPS-Cな方が圧倒的によく写ってると思えるので大量に撮ってきた時なんかの後始末は格段に手を抜けるのであります。そういった意味ではここ一発的な使い方ならコンパクトなニコワンもありっちゃありなんだろうなぁと思うワケでして。

先般のクルピク君との比較でも思ったことだけど、やっぱりニコンの方が圧倒的に色数が多いというか、豊かな印象。ただし、欠点が無いワケでもなく、意外なところで色被り気味になるというか、色温度の判定が下手くそだとか、そのあたりの不器用さが少々目につきやすいというか。

最近色々触ってみてそう思うのでありましたというお話。

 

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昨夜は中秋の名月であったが明けて本日は満月、それもスーパームーンなのでありました。地球上のどこやらでは皆既月食も同時進行だったとかでそれはそれで大変な賑わい(何処がだ?)な様で、ちょうど帰宅時が快晴でよく見えたりなんかしちゃって速攻で写真を撮ってしまうのでありました。

Super Moon

Nikon 1 V3 + FT-1 + Lenz Series E 70-210

ということでやはり、望遠が無いとキツイ…ってなもんで、超久しぶりのニコワンの登場である。これにFT-1を噛ましてフルサイズ用の70-210mmズームで倍率2.7倍ドーン!なのだ。しめてフルサイズ換算で567mm相当である。それでも画面の中ではこんなもの。

Super Moon Crop

Nikon 1 V3 + FT-1 + Lenz Series E 70-210 + LR Crop

だったらトリミングしちゃえばいーじゃない、ってなもんで。流石スーパームーン、明るいです。開放f/4でISO160、SSが1/1000で切れます。それに甘んじたのがダメダメ、手持ちでやっぱり甘々なのでありました。

中学生の頃、親に買って貰っていた天体望遠鏡(屈折式で1000mm弱あった気がする)でフィルムで撮った写真なんかバッチリだったんだけどなぁ…。クレーターのポコポコまでね。まぁたぶんそっちはプリントが残ってると思うので気にしないことにしようと思うのでありました。

 

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ニコンさんにもSDK(Software Development Kit)なるものがありましてですね、一般的にはほとんど関係無いというか、まぁほとんど表面的には無縁の代物なわけですけど、ここに『ニコワンV3』のものが追加になりましたよ、というメモ。

ちょっと前に『ニコワンV3』はCamera Control Pro 2対応ファームウェア開発の予告なんてのがあったりして地味〜に動いていたりする様なんですが、SDKの方も発売からかな〜り遅れること対応してきた様なのであります。

ということでここは一丁、遊び目的でゲットしておこうかな…と思いきや、他のモデルもそれなりにあるものだったのを知ることになったワケでして、こういったソフトウェア的開発環境からはニコワンは圏外扱いされていたのがやっと普通の路線に参加できる様になっただけだったというお話なのでありました。

だから何なんだよ、と言えば、そういうメモなのだよ、ということで。

 

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先日、新しいの来た…って書いたところまでで止まってた奴です。ニコワンV3の方に『Nikon 1 V3用ファームウェア(C:Ver.1.00 → C:Ver.1.10)』を。そしてDfの方に『ゆがみ補正データ Ver.2.009』を入れる作業也。

これらは基本的に必要なければアップデートしなくても特段の問題は無さそうなんだけど、いざ必要って時に入ってないと全く使えない…ということになる代物なので直近で必要なさそうでもサッサと入れておくのが吉、という感じがしなくもないというか。

予定してなくても急に必要になる、ってことも撮影の場合は『あり得る』ものなんだよなぁ、と思うのでありました。この点がネットに常時繋がっていて必要な時に処理できてしまうパソコンなどの端末と違ってカメラという独立したガジェットというか、専門機の泣き所なのであります。

でも近い将来、カメラが直接ネットに接続してオンラインアップデートなんてのが出来る様な変態機が出てきちゃいそうになるんだろうなぁとかも思っちゃうのでありました。

 

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以前書いたと思うのだが、未だに『Adobe Photoshop Lightroom 5(現時点での最新版は5.7.1)』では『Nikon 1 V3』が正式なサポートに入っていないのである。具体的には『Nikon 1 V3』のRAWファイルが読み込め、レンズプロファイルを充てられるだけの限定的なサポートだ。限定的とはどういうことかと言えば、割と利用頻度の高いであろうピクコンの変更が『Lightroom』上では出来ないのである。まぁそんなワケで昨年末あたりから『Nikon 1 V3』の稼働が止まったままになってしまったことの一つの理由になってしまったのでありました。

そんな折、某所で『Nikon 1 V3』に『Nikon 1 V2』のプロファイルをゴニョゴニョして使えるよ、というお教えを頂き早速試してみたでござるの巻なのだ。

先ず、作業に必要となるバイナリエディタを用意する。今回は『0xED』を使用しました。昔のMac OS 8とか9の頃で言うHEX Editみたいなものです。準備が出来たらいよいよ作業開始です。

  1. /Library/Application Support/Adobe/CameraRaw/CameraProfiles/ 以下にある【Nikon 1 V2】フォルダを任意の場所にフォルダごとコピー
  2. 【Nikon 1 V2】フォルダを【Nikon 1 V3】にリネーム
  3. HEXエディタで【Nikon 1 V3】フォルダの中のファイルを開く
  4. 右上の検索窓で【Nikon 1 V2】の文字列を検索(各ファイルとも1カ所ずつしかありません)
  5. 検索で出てきた【2】の文字を【3】に書き換え(上記の0xEDだとString値を2→3にするだけ)
  6. ファイルを保存する
  7. 【Nikon 1 V3】フォルダの中の5種類のファイル全部同様の処理
  8. /Users/【ユーザ名】/Library/Application Support/Adobe/CameraRaw/CameraProfiles/Camera 以下に先ほど処理した【Nikon 1 V3】フォルダを入れる

で作業は完了です。

でもって『Lightroom』を起動し、『Nikon 1 V3』で撮影したRAWデータを表示して現像モードにするとちゃんとピクコンの選択肢が現われます。

Lightroom camera profiles

ということで早速、使って比較してみたのが以下の写真。

先ずは撮って出しの画。

初秋の南禅寺オリジナル

Nikon 1 V3 + 1 NIKKOR VR 6.7-13mm f/3.5-5.6

撮影時のカメラ側ピクコンは『vivid』。色気が欲しいなぁ、派手さがあれば…という思いを余所に眠たい感じになっちゃったのでありました。今までだと「じゃぁRAWから現像で」と言っても『Lightroom』標準の『Adobe Standerd』しか無くて全部自分でチマチマと時間をかけるしかなかったわけです。

そして『V2ピクコン改V3』プロファイルの登場。

初秋の南禅寺 ピクコン適用

Nikon 1 V3 + 1 NIKKOR VR 6.7-13mm f/3.5-5.6

とまぁ簡単に雰囲気が変えられます。この画はそこから色々と手を入れていますが、元の画がソレっぽい傾向になる分、後の処理がもの凄く楽になります。

ということでこれから少しずつ、過去の没写真を見直していかないとなぁと思うのでありました。何で急にニコワンの話が復活したかって?そりゃぁ『Nikon 1 J5』の登場で画の質がかなり良くなってそうな感じなので…ということになるんでしょうね。そうそう、まだ噂も出てない『V4』あたりへの期待ということで。

 

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昨日、盛岡に向かう直前にニコンさんのサイトを見ていていきなり発表が出てきたのでありました。『Nikon 1 J5』です。いやぁこれ、なかなか良さ気です。

Nikon 1 J5

パッと見て思う所がいっぱいあったのでズラズラ書いておきます。先ず、コレまでのスッキリしたデザインから一転してかなりゴテゴテしたクラシカル(というほどでもないが…)な雰囲気を上手く表現してる点。所謂、カメラ、カメラした造形とでも言いましょうか。バカチョンカメラでもなく、スマホカメラでもなく『ちゃんとした』カメラ。それもレンズ交換式の…左近人気のミラーレスカメラですよ!というアピールなのだと思います。

これまでのJ1からJ4まで見た目はちょっと大柄なコンデジ…にしか見えなかったわけです。言われて初めてレンズ交換式だと気付くのであって、逆に言われないと分からない人も多かったかもしれませぬ。でもこの『J5』ならほら、スマホと違ってカメラでしょ?コンデジと違ってちゃんとミラーレスだよね?って主張が全面に溢れてるんです。

更に、カメラ自体にはモデル名の表記無し。そして驚くべき事にあれほど拘ってた(であろう)Nikon 1(ニコワン)というシステムラインナップを連想させる表記が消え、単に『Nikon』になってしまったこと。ニコワンであることよりもカメラ、それもミラーレスカメラであること、それもニコンのカメラであることを全面に押し出していると取れます。

これで他社に遅れること数年、国内のミラーレス市場に並ぶところに来た(販売戦略的にという意で)わけです。これまではミラーレスじゃなくてニコワンというウリになっちゃってたのでどうしても消費者への訴求力が弱かったのではないかと思うんですよね。

そしてこの辺の路線変更はレンズキットの構成にも見て取れます。ちょっと頼りない10-30mm PDズームは基本として、これに18.5mm f/1.8の単焦点レンズを追加したダブルレンズキット、30-110mmを追加したダブルズームキットとレンズ交換式であるだけでなく明るい単焦点レンズをキットに組み入れてきたこと。コンデジやスマホでは実現し得ないポイントを全面に打ち出してきたわけです。他社のミラーレスと同様の売り方になってきたというか。

まぁそんなワケで『ニコワン』という枠から脱却してレンズ交換式ミラーレスカメラなのだよ、という新しい路線にサラッとクラスチェンジしてきた『J5』君、裏面照射型CMOSセンサーの初採用とか「EXPEED 5A」を積んで来たとか、4K動画をオマケで積んで来たとかまぁかなり頑張ってるんじゃないかと思うのでありました。

個人的にはこの路線でもっと玄人好みの方向性に振ったV4なんかに期待しちゃうところなのであります。そう、あのFujifilmさんのX-T1の1インチ版みたいなのを。

 

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とにかくニコンさんにしては珍しい流れなのでクリッピング。

レンズ交換式アドバンストカメラ「Nikon 1 V3」の「Camera Control Pro 2」対応ファームウェアを開発、2015年5月に公開予定

株式会社ニコン(社長:牛田 一雄、東京都港区)は、リモートコントロールソフトウェア「Camera Control Pro 2」に対応する、レンズ交換式アドバンストカメラ「Nikon 1 V3」(2014年4月発売)の新規ファームウェアを開発し、本年5月に公開する予定です。
本ファームウェアにより、「Nikon 1 V3」の静かな撮影および軽量・コンパクトボディーという特長をいかしたリモート撮影が可能になります。
また、「Nikon 1 V3」のリモートコントロール用「ソフトウェア開発キット(Software Development Kit)」(以下、SDK)の提供も、本年6月に予定しています。

これまでニコンさんはほとんどモデルリリース後の機能追加ということはしてこなかった(曖昧な記憶…)のですが、ここに来て『リモート機能』を追加するというちょっとビックリする様なお話が出てきたのでありました。ビックリしたのはそれだけではなく他にも色々あるので箇条書き。

  • モデルリリース後の機能追加(リモート機能)
  • スタジオでのブツ撮りやポートレート等プロフェッショナルユースを前提としているのに豆粒1インチセンサー機で実施すること
  • 第三者(アプリケーション開発を行う企業)向けに「Nikon 1 V3」のリモートコントロール用SDKを提供

一番上は先に書いた通り、今後ニコンさんのモデル開発に微妙に変化が現われるのかもしれないという意味でかなり大きな事件なのではないかと思われます。国内でかなり順調に見えるfujifilmさん的な柔軟さが若しかしたらニコンでも実現するのかもしれないという期待も今後は考えてもよいのかもしれません。

次に2番目、何故ここでニコワンに…と思うのですが、国内ではイマ一つニコワンの評価が芳しくないというか、売れ行きが伸びていない様な気がするところへプロユース向けの大がかりなテコ入れなのか?という点。海外ではかなり高評価で玉数も出ていてプロユースでポジションを確実なものとしつつあるのかもしれません。また、海外のプロユーザからの声が大きいのかもしれない…という予測もアリかもしれません。…となると、今後はユーザはドンドン声を出した方が良いですよ?という流れなのかな?

最後は外部の企業にソフトウェア的な参入スペースを設けたこと。これまでの閉鎖的な独自機能で終わらず、外の柔軟な発想と使い方を受け入れるだけの準備はしてあります、という見方も出来るのではないかと思えるのです。逆にニコン内部で出来ることには限りがある…というちょっと寂しいニュアンスも感じられますが、市場の流れ的にオープンプラットフォーム的なカメラの動きも見られる中、こういった周囲を巻き込んでシステムを拡大していくやり方は非常に面白い試みなのではないかと思います。

 

まぁ色々と思いついたことをズラズラ書いちゃいましたけど、今回のリリースがサラッと出されてはいますがかなり衝撃的な内容であることは事実であると思います。今までの経緯を見てくる限り今回の事件は「ニコンさん、何があった?」と聞きたくなっちゃうほどのことなのではないかと感じちゃうんですよねぇ。

 

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突然やって来た『Panasonic DMC-LC1』のせいで思いつき企画。題して『28mm撮り比べ対決』なのである。ということで今回、撮り比べとなったのは『Nikon Df + AF Zoom NIKKOR 20-35mm f/2.8D』『Nikon COOLPIX A』『Leica D-LUX(Typ109)』『Nikon 1 V3 + 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM』『Panasonic DMC-LC1』の5機種。

波打ち際より江ノ島を臨む

Panasonic DMC-LC1

何で焦点距離28mm(35mm換算含む)なのか?と言えば、単に『Nikon COOLPIX A』が28mm相当の単焦点カメラだからという簡単な理由。あと、他の機種でもズームで28mm相当が使えるというまぁありきたりな理由だったりするわけです。

それと一応、各カメラの撮って出し、ピクコン(フォトスタイル)は何れもスタンダード、絞りはf5.6のものを使用(カメラによっては開けるとトンデモなものもどうやら混じってた様で…)しています。あと、露出は絞り優先のAEで補正等は一切無し。W/Bについては各カメラともオート。

 

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庭の片隅に植えてある柿の木に今年は大量の柿が生っているのだが、毎晩のようにガサガサと大きな音を立てて何者かが登っている気配がするのだ。昨夜もそうだったし、今夜も…と待っているとなにやら派手な音を立てながらゴソゴソしているのでLEDライトの強烈な光を照射。

どうやらハクビシンさんの兄弟らしい。ヒトを見るといちおう逃げるらしいのだが、何故か上へ上へと登ってしまうので逃げ場が無くなるのだ。そして隣接する電柱へ逃れていくのだが更に逃げ場がなくなるという悪循環。電線の上で困り果てた顔が哀れなのでこの辺で開放してあげることにする。

 

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この3週間、毎週の様にニコワンV3を抱えて京都を撮り歩いてみた。このニコワンV3が手元に来てから半年、常に身近に置き様々なモノを撮ってきた。そして先週、ついにCOOLPIX Aまでがやって来たのだ。

東寺の夕暮れ

Nikon 1 V3 + 1 NIKKOR VR 6.7-13mm f/3.5-5.6

それより遡ること半年、手元にはFX(フルフレーム)機であるDfが来ているのだが流石にFX(フルフレーム)機相手では1インチ(CX)の豆粒を比較するまでもないわけで、敢えてその差については目を瞑ってきた経緯というものもある。

そしてレンズもワイドズームとテレズームの両端を確保し、大概のものは追えるところまで来たつもりになっていたのだがワンランク上のDX(APS-C)機の登場で早くもその座がグラグラと揺らいでしまっているのだ。理由は至極簡単なものであり、デジカメそのものが初めより抱える内包的な要素、即ちセンサーサイズによるものだけに如何ともし難いのである。

そもそも比べてしまうこと自体が無意味であるかもしれないのだが、やはり両者を撮り比べて見るとその差は歴然であり、他者との比較ではなく自身の中での比較となってしまうためもはや言い逃れることの出来ない決定的なナニかが襲ってきてしまうのだ。

ニコワンは記録写真には向いているかもしれない。あらゆるフィールドにおいて、決定的なソレを残してくるかもしれない。しかし、それだけなのだ。残念ながらそれ以上では無いというのが結論である。惜しいかな、わたしにそれ以上の能力、写し手としての力が及ばないということでもある。

そうするとやはり、力及ばぬ者はナニかの力を借りなければならないわけで、それが巨大なセンサーサイズを誇るカメラであったり、撮り手に言い訳のできない完成度の高いカメラであったりする訳で、この半年間の授業料としてニコワンは少々高くついた…と言えないでも無い気がする今日この頃なのでありました。

そして次なる授業料を…

 

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高台寺から北へ向かい、鹿苑寺へ向かう途中で立ち寄った円山公園でのオマケカット。

晩秋の円山公園

Nikon 1 V3 + 1 NIKKOR VR 6.7-13mm f/3.5-5.6

雲が多かったせいか少し眠い感じだったので『Lightroom』でRAWデータから派手目の現像。たまにはこういう劇画調ってのもいいよね?ってことなのであります。それにしても『1 NIKKOR VR 6.7-13mm f/3.5-5.6』は撮ってて楽しいねぇ。よく写るし。

 

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6日(木)の京都最後は東寺なのだ。京都駅からも歩いて行けるほどの近さでありながらこれまで立ち寄らなかったことを後悔しつつ、やっとこさ行くことが出来たのである。近鉄線に乗れば1駅ほど、歩いても20分ほどの距離なので何時でも行けるだろう…という気持ちが何時まで経っても脚が向かわない理由だったりするので時間的に厳しい(写真を撮るには…)のを承知で突撃したのでした。

東寺五重塔

Nikon 1 V3 + 1 NIKKOR VR 6.7-13mm f/3.5-5.6

観覧料800円を払って庭園に入るも時間は薄暗い17時頃、とにかく思い立ったらシャッターを切りまくりである。実際はこんなに明るくなく、太陽なんか西の彼方にとっくに沈んでしまっているので肉眼ですら塔の屋根の裏なんか真っ黒でディテールの確認すら不可能な暗さなのだ。それでもRAWファイルを『Lr』で葬り無理矢理明るく起こしてしまったのが今回の東寺写真。本当はギャラリーの最後のカットぐらい真っ暗なのだ。

フォト・ギャラリー『京都 - 東寺』編。

それにしてもISO800相当まで上げて補正もプラスにガンガン振って現像でシャドーを起こしまくり、ハイライトをガツンと削るとそれなりに見られる様になってしまうからビックリである。現実にはこんな見え方は『あり得ない』んだろうけど、それはそれで面白い写真と言えなくもないか…といったところなのでした。

 

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6日(木)の2件目は鹿苑寺、通称金閣寺である。あの金色のピカピカと趣味の悪い建物のあるところなのだ。

金閣寺

Nikon 1 V3 + 1 NIKKOR VR 6.7-13mm f/3.5-5.6

金…と言っても本当に金で出来ているわけじゃなく、ガワに金箔を貼っているだけなのだがそれでもカネと手間は掛かっている訳で。まぁ多分にこれだけ…というちょっと物足りなさを感じるイチモツの寂しさが漂うのでありました。

フォトギャラリー『京都 - 鹿苑寺(金閣寺)』。

そう言えば昔は(30年くらい前)入って直ぐのこの池の畔を奥までグルッと行けた様な覚えがあるんだけど、今は門で仕切られちゃって経路に従って動くしかないというか。以前はもっと自由にウロウロできたハズなんだけどなぁ。

当時に比べれば海外からの観光客も桁違いに増えてるし、仏像なんかを盗んで持って行っちゃう韓国人なんかも紛れ混んでくるから経路指定で対策せざるを得なくなっちゃうのも分からないでもないというか。

それにしても経路の最後が祭なんかの屋台というか、出店状態で商売っ気バリバリなのが一種異様なのでありました。まぁ流石に金箔も買わなきゃならないだろうしねぇ…とは思いますけど。

 

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6日(木)はいよいよ京都である。そして1番最初は高台寺なのだ。あの、ねねさんが眠る霊廟のある高台寺である。

高台寺

Nikon 1 V3 + 1 NIKKOR VR 6.7-13mm f/3.5-5.6

先週訪れた清水寺のすぐ近くなのだが、何故かこちらは清水寺と違って修学旅行生に人気が無いのか訪れる人も疎らなのである。清水は例の舞台と泉の派手さで人を集めまくっているのに対し、こちらはどちらかと言うと通好みの趣向なのかどこそかとなく落ち着いた空気感を漂わせている。最初、この傘も天日干しでもしてるのかと思ったら実はライトアップ向けのショウアップディスプレイだったというオチなんだけど、隣の派手なお寺さんに対して打つ手を考えたのかこうなっちゃったというか。和テイストのビジュアル訴求って外人さん向けにはウケるのかもしれないけど。

んでもってフォトギャラリー『京都 - 高台寺』。

別に無理しなくても庭で勝負出来るんじゃないの?って気がしなくもないんですけど、それでも目を引く何か、そう、派手目の色が欲しくなっちゃったってのは分からないでもないか…みたいな。

あと余所様から移設した茶室が2点、一番高いところにあるんだけど、これがまた間口の異様に大きい茶室と2階建ての茶室で超異端っぽくて面白かったのである。秀吉のぶっ飛んでる一面が伺える代物で、利休がブーブー文句言ってる様が目に浮かぶ様な物件なのである。

 

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  • ふたご座流星群の放射点
  • 南方の空を撮ってみる
  • コンポジット処理後の画像
  • StarStaxに写真を読み込んだところ
  • 都夫良野の紅葉パッチワーク其の二
  • 都夫良野の紅葉パッチワーク