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Df の覚え書き

Ai AF Nikkor 85mm f/1.4D IFAi AF Nikkor 85mm f/1.4D IFである。ポートレートレンズの代名詞とも言える焦点距離85mm、開放F値1.4の素晴らしいレンズだ。今となってはGタイプが登場してしまったので一つ前のモデルとなるDタイプをチョイス。Gタイプだと絞り環が付かないのがその理由。やはりDfには絞り環があるレンズが良く似合う。

これまで人物はほとんど撮って来なかったのもあり、多分これからも日常のスナップや景色を中心に撮っていくことになるのだと思います。まぁそんな訳でなかなか楽しそうな相棒がまた一つ、増えてしまいました。

良く晴れた日曜の午後、気を良くしてハンドルを握り西へとクルマを走らせながら思い立ったところでカメラを構えシャッターを切っていく…そんな時間の使い方も悪くないなぁと思うのでありました。

海と釣りと

ふと車を停め、砂浜に足を運び入れる。冬の海は何と綺麗な色をしているのだろう。雲一つない青空の下、真っ青な海を記録していく…と、数人の子供達が釣り竿を振りながら歩いてきた。咄嗟にカメラを構えシャッターを押し込んでいく。

蘇我梅林と富士

眺めの良い場所から富士山を狙う。そしてすぐ目の前に間もなく咲かんとしている梅のつぼみを発見。もうひと月もしないうちに世界中がピンクに染まるのだ。枝の隙間から眺める富士も梅花が開くまでのあと僅かしらの時間の楽しみだったりする。

富士山

思っていたよりもだいぶ遠くまで来てしまった。陽もかなり西に傾いてしまい、光の具合もよろしくない。折角の雪化粧も輝くことを許されず心なしか寂しげに見えてしまうのは気のせいだろうか。それにしても今年の雪化粧は南面に多く、かなり麓まで白くなってしまっている。何となく異質の富士を見てしまった様な気になってしまう。

こうやって見てみると青い画ばかりになってしまった。抜けるような真っ青な空が決まって入ってきてしまう。何かの習性みたいなものなんだろうか…。

 

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AI Nikkor 24mm f2.8徐にバッグにDfとレンズ諸々を放り込み江ノ島詣で。日曜とは言え、この寒い冬に…と思いきや人だらけでございました。ええ、若い方がもの凄く多い様でございます。ついでにカップルの方々も。

江ノ島の弁天様って女性なんですよね。でもってカップルで行くと別れることになるというまことしなやかな話もあったりするわけですが、今の若い人達って知らないんでしょうか。弁天様の嫉妬にあって別れちゃう運命に…って。実際、自分も別れましたし。

あ、どうでもいい話でした。でもって今回のお題はAI Nikkor 24mm f/2.8でございます。今のところわたしが持っているレンズの中では最も広角に位置するレンズです。本音的には20mmが欲しいのですが全く買おうとする素振りが無いところを見ると24mmで間に合っちゃってる可能性が非常に高いというか。ということでスナップをペタペタ。

児玉神社

本流から脇に逸れた児玉神社。賑わう弁天様に我関せずとひっそりとした時間がそこには流れているのでした。このこぢんまり感が何となく安心できるというか。そんな午後の一時。

七里ヶ浜を臨む

江ノ島の東側、相模湾から七里ヶ浜に向かって。空が広いですね。天頂は雲一つない晴天でしたが、周囲はうっすらと雲がかかって少し霞んでいます。かなり強風が吹く冬の午後なのに雲が流れているのはどうしたものでしょうか。

夕日

太陽が大分低くなってきたので帰路。江ノ島と陸を結ぶ橋の上から夕日を臨む。左に江ノ島、右に富士山を従え、伊豆半島に沈み逝く夕日に向かってシャッターを切る。やはり霞がかった空に微妙な色で終わってしまう予感。

ということで撮って出し。やはりもうちょっと構図を考えないことにはどうにもなりませんね。そのあたりはまた別の機会に考えてみることにします。

 

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一眼レフカメラとして新しく手にするのはDfがF4s以来というのはちょっと前に触れましたが、実はこの間(たぶん、15年ぐらい)のカメラ側やレンズの仕組み的なものが大きく変わってまして、同じFマウントという名前だけに楽観してたらちょっと浦島太郎になっちゃったので覚え書き。

ニコンは以前(Fの時代)から一貫して『Fマウント』と呼ばれるレンズマウント(規格)を採用しており、現代のDfにおいてもそれは変わらない訳です。それ故、最新のレンズから昔のレンズまでそれこそ膨大な種類のレンズが使える…というのがまた売りなわけでして、現にわたしがDfに惹かれたのも当にこの点だったりするわけです。F4sまでの銀塩カメラと同じ様な操作で扱え、銀塩フィルムがデジタルデータに置き換わっただけ…というまぁ安易な考えとでも言いましょうか。

ただ、時代は流れ何時の間にかNIKKORレンズも『Gタイプ』とか言うものになってまして、どうやら10年ぐらい前から段々と新しいモノに置き換わりつつあるみたいなんですね。わたしが知っている(持っている)のはGの前の『Dタイプ』と言われるモノと、昔ながらのAFが無いAI NIKKORと呼ばれているマニュアルフォーカスレンズのみ。(キットに50mm f1.8G SEが付いてきてますけど手を着けず放置…)でこのGレンズ、実は絞り環が無い訳です。デジタル化が始まって以来、どうやら絞りの設定はカメラ側で行うようになっちゃったらしいんですよね。

85mm f1.4 D&G写真は左側が『Dレンズ』、右側が『Gレンズ』。

さぁ困りました。未だにF4sもFE2も現役なので絞り環の無いレンズは持つ意味がほとんど無いわけです。必然、手にするレンズはDタイプ以前のモノばかりになります。そのほとんどはMFレンズであるAI NIKKORということになっちゃうわけですが。しかしたまにはAF NIKKORであるDレンズなども使ってみようと思ったりするわけです。でもってここで問題発生。

 

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昨日、大急ぎでRaw現像やらソフトだののことを書いてしまいましたが、本来は撮った時点でどれだけ写っているか!?というのがカメラとしての有り様なのではないかと思うのです。ということで今回はDfが撮った時点で吐き出してくるJPG画像をそのまま利用。何というのか、特に露出的なこととか発色に関してはほとんど何も触る必要性が無いというか、見たまんまのイメージで出てきてるというのが凄いとでも言いましょうか。

赤いVW

真っ赤なVWが静かに佇んでいた。快晴の空の下に映える色鮮やかなレッドカラーのクラシカルな顔つき。そして到るとこに配置されたクロームの美しい輝き。撮り手が下手な以外はカメラに全く隙が見つからないとでも言いましょうか。(AI NIKKOR 50mm f/1.2)

松ぼっくり

さぁ、ぐっと近づいて見るんだ!もっと!もっと近く!ということで未来の種を発見。小さな小さな未来がそこに隠れているのでした。構図的にはピンはもっと手前が正解なのかもしれません。が、欲しかったのは奥目に隠れるようにして陽を浴びていた小さな命の方。開放F値1.2のレンズを開放にして世界を惑わしてみる。(AI NIKKOR 50mm f/1.2)

 

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新年あけましておめでとうございます。

恥ずかしながら…というか、デジカメ写真はこれまでも長いこと扱ってきてはいるものの、Rawデータなるフォーマット?な代物はまったく無縁な時代が永く続いておりまして、Dfを手にしてから初めてデジタル写真の『現像』なる手続きに取りかかってみた訳ですがどうもさっぱりというか、まぁよくわからないのであります。

そもそも写真の出だしが銀塩フィルムなもんで、『現像』と言えばフィルムの薬剤を感光させた通りに発色させ定着させる作業な訳で、そこから紙媒体に出力(デジカメならモニタに映し出す)する行程は『焼き」ですが、デジカメでは何故かフィルムで言うところの『焼き』段階(ファイル出力)のことを『現像』と言うみたいです。そもそも、カメラに記録された時点で写真の出来はほぼ決まっていて、銀塩でも焼きの段階で覆い焼きとか色々まぁそれは様々なテクニックがあったりとか表現の幅はあったりしたものですが、デジカメの場合は撮影時はさほど露出や色気的なものは後からデータ上でいくらでも好きな様に触れてしまう…みたいな風潮なんですね。

銀塩の場合だと撮る段階でどれだけイメージに近づけるか…みたいな世界でしたが、デジタルだと適当に撮って後からどれだけ嘘作れるか?みたいな世界に感じてしまうとでも言いましょうか。銀塩の『撮る時点での真剣勝負!』みたいな世界観から比べるとデジタルって『単に素材調達』して後は机の上でね、みたいな世界観にどうしてもなっちゃいます。

まぁそれはさておき、デジカメ写真の『現像』です。これまで全く予備知識が無いところにいきなり最先端のそれも最高峰のデジカメデータが入ってくることになった訳です。だもんで少し色々と調べてみたりした訳ですね。巷ではどうやらAdobe社さんのLIGHTROOMなるものがいいよ!って声が溢れている様なので取りあえず購入(amazonで現行Verの5)してMacに突っ込んでみました。まぁこの辺は実は一悶着というか、お決まりのOSのバージョンによる動作制限とか色々あったりした訳で、色々と苦労しちゃった部分もあったりするわけです。

デスクトップであるMac ProはEary2008で実は未だにSnow Leopardな訳です。まぁこれはCSが4で止まって(お布施をここで止めてしまった)て上げようが無い、というお財布的な都合だったりするんですが、スノレパだとLIGHTROOMの5はインストールすらさせて貰えない(後日、パッケージのインストーラーを直接叩けばインストールまでは出来ることを発見)訳です。もちろん、無理にインストールしても起動しない…という罠が待っていたりするんですが、そこはそこ、前バージョン(アップデータ等)の4を入れればひとまず使える様にはなってしまうということのようです。そんなこんなでちょっと出だしでゴタゴタしましたが取りあえずは現像環境的には揃ったというか、何とかなるようにはなりました。(5はMac BookAirのMavericks機の方へ突っ込んじゃいましたが…)

 

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デジカメ Watchが今年最後の特別企画として『今年印象に残ったデジタルカメラ 2013年版』という記事を掲載しているのだが、ちゃんとニコンのDfについても素晴らしい洞察をされているのでクリッピングしておきます。

僕はDfはすごいカメラだと思ってます。Dfは初めて、「カメラや写真が趣味」という人に向けて真面目に作られたデジタル一眼レフカメラ。デジタルカメラというのは常に機能の進化を求められてて、それがいつの間にか、プロや「写真が趣味」というアマチュアに特化してしまった部分があるんですよ。でも「写真が趣味」の人も、いつも100%の力で写真を撮るわけではない。普通の人はなおさらそう。そういう人は、撮った結果が最高でなくても、撮ってるその時間を楽しく過ごしたい。趣味としての時間を有意義に過ごしたいという人。そうしたニーズにちょうど良いものは何かと考えると、Dfは本当に良くできていると思います。

――これをお固いイメージのニコンが出しました。

逆に言うと、ニコンしか出せないでしょう。他のメーカーだと説得力がないんですよ。後藤さん(ニコンフェロー 映像カンパニー 後藤研究室長の後藤哲郎氏)でないと作れないカメラ。後藤さんはずっとハイエンドのカメラを担当されていた。その後藤さんのジレンマは、自分が作ったものを自分が使うという感覚が持てなかったことだそうです。道具として最高のものを作ったのに、自分が本当に欲しいものはどこか違う。Dfはそれを現実化したプロジェクトでもあるんですよ。自分が欲しいカメラを作るなんて夢じゃないですか。それをニコンがOKを出したというのも、奇跡なんです。「Dfが売れているから、あんな感じのカメラを作ろう」という考えで他社が作っても、無理でしょう。

この話の中で登場するのがプロとアマチュア、そして趣味の人。やもするとアマチュアと趣味人は同一線上に語られるというか、認識されることが多い中でキチンと使い分けられているのが素晴らしいのではないでしょうか。プロの対極が趣味人なのかもしれませんが、時としてアマチュアと趣味人がごっちゃになり同一に語られることが多い中、これらを明確に別けて語られたものを見るのは初めての様に思います。

アマチュアは確かに完成度の高い作品を求めることが目標であるイメージに対し、趣味人は撮るというプロセス自体が目的であり楽しみで、作品の完成度はさほど重要視しない傾向は納得ができます。当にわたしがそうであるかの様に、撮るという行為自体が目的であり、残った映像はさほど重要でなかったりするわけです。特に、銀塩時代からのカメラに馴染んできた身体においては、このDfという機械が撮影という行為における一連の準備・動作といった流れを完全に銀塩時代のそれを踏襲することができるという点で凄いのです。

そしてこの様な感覚を持った人が世の中には沢山残っていた…というのも少し嬉しかったりするわけです。機材はハイエンド、善し悪しは作品の出来映えで全て語られてしまうことが多い(声の大きな人達かもしれない)中、実はサイレントマジョリティは話の中に登場する『撮っている時間を最大限に楽しみたい』人達だったんだなぁという安心感とでも言いましょうか。まぁそんな感じで少しホッとしながらゆっくりと時間の流れていく2013年の大晦日なのでありました。

 

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正月休みに気をよくしてまたもや出撃。むか〜し通っていた高校の付近でポチポチと。

Df + AF NIKKOR 180mm f/2.8 ED

冬とは言え強烈な白い光りは万物を照らし、1日の終わりに向かって静かにその時を告げる…。AF NIKKOR 180mm f/2.8 ED。手持ちのレンズの中でも最も焦点距離の長い単焦点レンズ。それでいて唯一のAFレンズでもある。さぁ、いよいよその時を迎えるのだ。

Df + AI NIKKOR 105mm f/1.8

赤く燃えながらいよいよその時はやってきた。さぁ、最後の仕事だ。これまで等しく照らしてきた万物に最後の色を。AI NIKKOR 105mm f/1.8。1日の終わりを告げる色を拡散するのだ。

Df + AI NIKKOR 24mm f/2.8

あぁそうだったのか。明日に向かう色が次第に支配を強めていく。1日を終えた色は静かに息を殺し、明日に備えるのだ。AI NIKKOR 24mm f/2.8。波の音にかき消されるように静かに色が移ってゆく。

 

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Df + AI Nikkor 105mm/f1.8長い年末年始の9連休に入り、快晴が続くのでAI Nikkor 105mm/f1.8を持ち出し散歩に。何を撮るという訳でもなく、気が赴くままにシャッターを切っていく。ファインダーを通して見えてくる世界は本当に面白い。105mmともなると離れているものがぐっと引き寄せられた様に凝縮され、フォーカスの前後はあきらかなボケとなって独特の世界を見せてくれるのだ。ゆっくり歩きながらも時折立ち止まり、ファインダーを通した景色を楽しんでいく。ゆっくりとした時間の流れを時々止めるかの様にシャッターを押し込む。冬の乾いた空気の中にカシャッという乾いた音を残し、またのんびりと歩き出す。今年の正月はかなり贅沢な時間の使い方ができそうな気がしてしまう。

Df + AI Nikkor 105mm/f1.8

雲一つない空が異様なほど碧い。冬とは言え、強烈な太陽の光りが降り注ぐ中で一瞬を切り取る儀式。そして新たな彩りを発見する面白さ。古いMF時代のレンズではあるが未だ現役で通じる素晴らしさ。これがニコンなのだと思い知る。

 

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2日ほど前に少し触れたデジカメ Watchさんの『ニコンDf誕生に迫る』という記事を読んで思ったことなどを熟々と。先ず、ニコンDf自体のコンセプト、それもモデルとしてのアイデンティティというべきスタンスが、

「ダイヤル式の操作で、かつフラッグシップ機の画質を持ったデジタル一眼レフカメラ」

と明言されていることはもの凄く重要なことだと思います。何故、この1文が重要なのかと言うと、ある意味現在のニコンのカメラにおけるフラッグシップ機であるD4の自己否定になりかねない危険が潜んでいるとも言えそうなほどの内容とも受け取れるからです。言い換えてしまえば、『D4の写り、クオリティはそのままに、ガワをスリムアップして要らない機能も無くして使いやすくしました』というのと何ら変わらないことをサラッと言ってしまっている訳です。さぁ大変です。そのことは、

現在のニコンのデジタル一眼レフは、エントリー機からプロ向けのフラッグシップ機まで整然と並んだ商品構成になっていますが、その本流とは一致しない別の位置にあるという考え方ですね。

というコメントを見ても判る通り企業が自らDfの様な異端児を、それも企業が計画的に構築してきた自社の製品ラインを崩しかねないモデルを大々的に前面に出すのはかなりのリスクとなるのではないでしょうか。と、そこで

フェローである後藤哲朗を中心とした後藤研究室

の登場です。あくまでも企業の製品計画ではなく、カリスマ後藤フェローの元…というポジションを与えることにより企業自体は企業としての姿勢を崩さず、尚かつ成功or失敗に関わらず最大限の恩恵と最小限のリスクを両立している様に受け取れます。

このあたりは、2009年の10月頃には出来上がっていたとされる『初期のアイデアスケッチ』と実際に発売されたDfそのものの差異を見ると何となく見えてくるのではないかと思えるのです。ということで早速、先のスケッチと製品の比較から。

20131215_df.jpg

初期のデザインから大きく変更が入っているのが大凡3点。一つ目はペンタ部からファインダー部にかけての造形。カメラ自体のデザインに大きく影響を及ぼす象徴的な部位であることからこの部分の変更はかなり大きな理由があったことが伺えます。二つ目は軍艦上部のモードダイヤル&液晶小窓部&サブダイヤル。この辺りは操作性&視認性の観点から考えれば妥当な変更に見えなくもないです。そして三つ目はマウント部がボディから大きく全面に迫り出している点。このあたりはフルサイズ機でファインダー視野100%、等の都合から背面に太らせるよりマウントを高くすることで逃げたという技術的理由にありそうです。

 

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20131214_50mmf18.jpg久しぶりに内科へ薬を出して貰いに行ったついでに、DfにAi Nikkor 50mm/f1.8を着けて家の近所をスナップ。このAi Nikkor 50mm/f1.8は今から遡ること34年前、徐に父親がリトルニコンEMと同時に買ってきてプレゼントしてくれた言わばMy 1st Nikkorだったりするわけです。普段はEMに着けっぱなしで埃を被って野晒し状態の放置されていたものをここぞとばかりにひっぺがし、Dfにパンケーキよろしく奢ってみるとこれまた何とも似合うではないですか。カメラに着けっぱなしにして鞄に放り込んでおくなり肩に掛けて持ち歩くなりしても全く邪魔にならず、サッと構えてスナップを撮るにはもってこいのレンズだったりするのかもしれません。発売当時においても価格が非常に安く、それでいて写りに変なクセもなく極々自然な描写が期待できる万能レンズと言っても良いかもしれません。

ということで最初は家の近所から海に向かって…。

20131214_df1.jpg

流石に50mmともなると遠景部分の細かい周辺のディテールが怪しくなってきてますが、それでも全体的にカチっとした写りはNIKKORそのもの。最新のDfとの組合わせでも期待していた通りの色と質感が再現されていて嬉しくなります。

 

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先月、ひと目見て惚れ込んだNikon Df。11月28日には販売が開始され、最寄りの量販店にも立ち寄り一通り触ってみて考え込むこと3日間。そして週明けの月曜となる12月2日には何故か大きな箱を手にしている自分の姿が…。

20131213_Nikon_Df.jpg

何を隠そう、デジイチはこれが初めてとなる1台目。嘗ては銀塩フィルム機を数台使ってきたものの、F90あたりから始まるコマンドダイヤル式の操作系に拒否反応が出たのかF4以降の機体からは遠ざかってしまい、世の中がデジタル化してもコンデジ以外は全く手を出せずにいたものがここで一気に爆発しちゃった感があります。

とにかく、F4までの銀塩機と同様の操作系が復活しているのが決め手でしょうか。確かにコマンドダイヤルは存在しているのですが、旧来のMFレンズを使用する限りその存在をほぼ無視して懐かしい操作のみでも撮れるというのは何物にも代えられない魅力だったりするわけです。

でもってデジカメ Watchさんに掲載されたこの『ニコンDf誕生に迫る』という記事。開発者さんお二人へのインタビューなのですが、当にわたしが思っていたことを具現化してくれたそのプロセス、そしてコンセプトというものが明確に現われていて非常に共感できるものとなっていました。

 

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発売後、数日悩んだものの在庫が残り1だったのでつい手を…。

ニコンDf

反省はしていない。  

 

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突如舞い込んできた(何日前のことだと思ってるんだという…)ビッグニュース。Nikon Dfなるニューモデルが出るぞ、というお話。

20131109_Nikon_Df.jpg

11歳の時にEMより始まり、その後FE2、F4と歩んできたカメラ遍歴において、何時しか軍幹部に巨大な液晶が鎮座するようになった流れの中、あの訳の分からないコマンドダイヤル(ジョグダイヤル)で何でもかんでも処理しようという造りに身体が拒否反応を示し以降の進化を完全に止めてしまった感があったのですが、ここに来て従来のメカニカルな操作系とスタイルの復活に心躍るものがあるというか、まぁ「やっとカメラが登場した」と思うわけなんです。

形状としては、嘗てのFE、FM系列にFA的なエッセンスが少し混じった様な造りではありますが、この20年の間で標準となりつつあったボディ下部の巨大なバッテリーパックは姿を消しスリムなスタイルで登場したことは非常に価値のあることなのではないでしょうか。

肝心な記録媒体はフィルムからデジタルに進化を遂げていますが、従来からのAi nikkor群はもとより様々なレンズ、資産がそのまま活用できるというのも凄く嬉しい点です。これこそがFマウントカメラのあり方である、と言えるほどの素性の良さが滲み出ていて所有欲をこれでもか!と掻き立てられてしまうのでありました。

何年かかってもいいから是非、手元に置いておきたいなぁと思わずにはいられません。

 

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