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Castle の覚え書き

先週の金曜は福山でございました。ということでお決まりの福山城攻めでございます。

福山城外観

Nikon COOLPIX A

事前の予報だと終末は雨と雷だったのが雨はほとんど降らず、で時間とともに晴れてくるパターン。当初は仕事が片付いたらさっさと広島へ向かおうと思っていたものの、地図を見ると駅の真後ろに『福山城』なんてあったらスルーするワケにもいかないのであります。

福山城玄関

Nikon COOLPIX A

ということで早速突撃を試みるも営業時間が9時からでございまして、約15分程の待ち時間。何の予備知識、勉強無しに突撃するとよくあることです。

福山城からの眺望

Nikon COOLPIX A

でもってまたまたよくある天守からの眺め。なかなか四方が見渡せていい感じです。実はこのお城、再建天守なので鉄筋コンクリート造り5層、石垣部1層のこれまたよくある公民館的な造りの資料館になっていまして、膨大ではないもののそれなりに色々な資料が展示してあるのでありました。更に資料館の部分は撮影禁止なので写真は一切無し。最上階の展望のみ撮影はOKなのでこうなってしまうのでありました。

あと周囲に櫓とか鉄門とか少し残っているのでグルッと見てまわって終了。庭園部分は暑かったのでちょいパス。外モノはもう少し涼しくなってからの方が良いかなぁ…と。

 

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金曜日は大阪でしたので天気が微妙ではありましたが大阪城攻めを決行。昨年8月に訪れた時は何故か興味が湧かず周囲をブラブラしただけで終えてしまいましたが、日本一デカイ城ということでやはり中も一度は見ておこうかな、と。

内堀の外から大阪城を見る

Nikon COOLPIX A

前回はJR環状線の大阪城公園駅からエッコラエッコラ真夏の炎天下の中を歩いた記憶があるのですが、同僚に聞くと地下鉄の方が近いけどねー、って話だったのでこの日は追手門側からのアプローチで。地下鉄谷町線の天満橋駅からあるいて10分ぐらいでございます。まぁそれにしても広いこと、広いこと。過去、日本の中心だっただけのことはあります。

大阪城天守からの眺め

Nikon COOLPIX A

ということで今回は入城料600円を払っていざ登城なのであります。観光客でごったがえしているので真っ先にエレベーターへ向かい、とにかく7階の展望フロアへ。いやはや、この7階とか展望…という表現が城にとって良いのかどうかはさておき、実際に城内でそう案内されているのでそうなんだろうなぁみたいな。鉄筋コンクリート製エレベーター完備のこれの何処が…と思ってしまいますが、それでも日本では最古に相当するコンクリート建造物という意味で貴重だったりするのですが、やはり現存天守の木造と比較してしまうとやっぱり残念感というものが否定出来ないというか何と言うか。

それはさておき、テッペンから順にフロアをひとつずつ降りて資料をササッと見て下まで降りてくるのですが、かなり膨大な資料が展示してあって全部読んでるとたぶん半日ぐらいかかりそうな感じではあります。そんな中、唯一といっても良いかどうかは分かりませんが、個人的に目を留めたのは『豊富時代と江戸期の大阪城が幾分違っている』という研究資料。昭和に入ってからの発掘調査などで判明したとか、時代と共に大阪城も代わっていたというのはちょっと衝撃的な内容ではありました。まぁそれでも元から超巨大な城郭であったことは確かな様なので凄いっちゃぁ凄いんですけど。

ということで圧倒的なスケールに感心しまくりな1時間半なのでありました。

 

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3日(水)は和歌山に行っておりました。そしてこの日もまた雨。大雨注意報が出てるとかそんな感じのどうも天気に恵まれない和歌山紀行なのであります。そう言えば前回も台風直撃の時だったなぁと。

和歌山城を見上げる

Nikon COOLPIX A

それはさておきまぁ和歌山城なのであります。前回来た折に中は見てるので今回は外回りだけ…というワケでもなく、実は元々見に来る予定も無かったのですが。

和歌山って松山と同じでJRの和歌山駅と私鉄(和歌山だと南海線)の和歌山市駅が結構地理的に離れていたりするワケでして、この日仕事で訪れた場所からだとバスで駅に出ようと思うとどうしても市駅の方になっちゃうのでありました。何故かJRの和歌山駅の方へ行く便が無いのであります。

ということで致し方無く一旦は市駅の方へ出るのですが…。地図で見ると市駅の方にもJRが来ている様に見えなくも無いというか、その辺に期待してだったりしたのですが結果から先に書くと残念賞なのであります。よく分からなかったので駅前にある観光案内所で「JRに乗れるの?」って聞くとバスの方を案内されちゃうし、電車の方って訪ねると「8番から」って言われちゃうしでどうも要領を得ないのであります。8番って何のこと?って訪ねるとどうやら南海線の8番ホームのことだったみたいです。南海線の改札を入って…ってことで、どうやら単に『乗り入れてるだけだから』という説明を聞いて理解できました。JRの駅があるわけではなかったということで。

まぁそんなやりとりがあった後で駅の時刻表を見ると1時間に1本程度しか走ってないのですね。それをポケーッと待つのもアレなんでじゃぁJRの方まで歩くか、ということにしたのでありました。ということで和歌山城の麓をテクテクと歩いてきたワケです。

和歌山市内地図

 

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昨日は兵庫は三木なのでありました。何時もだと加古川に出てしまうのだがこの日は何故か明石へ出るコースへ。そう言えば明石と言えば、子午線に代表される日本の標準時がナンタラという地でもありましたっけね。まぁその辺はさておき、Google Mapを見ていて明石駅のすぐ北側に『明石城』なるものを見つけてしまったので急遽乗り込むことにしたのでありました。

明石公園正面より入って明石城を望む

Nikon COOLPIX A

公園内のあちらこちらに立てられている案内マップを見ると、本丸、二ノ丸、東ノ丸、天守台、巽(たつみ)櫓、坤(ひつじさる)櫓などで構成されているらしいのだが、外堀で囲まれた城郭の一帯が県立明石公園として整備されていてかなり広いのだ。全部見て回っていては時間がいくらあっても足りなさそうなのでメインディッシュのところだけ摘ませて頂くことにする。

とは言え、構造物としてめぼしいモノは石垣と先の2つの櫓、そして天守台ぐらいしか無いのだが、他はもう完全に単に広い公園化しちゃっていてほとんど『ここに昔、城があった』という痕跡を残すだけになってしまっているのがちょっと残念仕様なのでありました。

坤櫓を見上げるの図

Nikon COOLPIX A

まぁそれでも櫓(恐らく再建なんだろうけど…)が2つ、公園の正面から見てババーンと構えているのは見た目的にインパクトはあるし、内部も公開されているので「あぁ、城だ!」という印象を作るのには必要最低限揃っているものなんだな、と思わざるを得ないのでありました。

ただこの公開されているハズの櫓、坤櫓が3、5、9、11月の奇数月、巽櫓が4、10月の偶数月が公開になるらしいのだが、1、2、6、7、8、12月が両方とも休止ということで1年の半分はお休みになってしまうというのが残念ポイント。そう、何とここでも1日遅れで中を見ることが出来なかったという…。訪れたのが6月1日。その前日までは中に入れたらしいのだがナンテ事だ!

まぁそんなワケで櫓の周りをウロウロして仕方なく天守台の方へ足を向けてみるのでありました。

明石城天守台

Nikon COOLPIX A

あ、もうね…。石垣だけ残っていて嘗て巨大な天守がそびえ建っていたであろう天守台はかなり広くてアレなんだけど、建造物がそこから消えて久しく大木が枝を誇って威風堂々と…って、ちょっとイメージ崩れるなぁ。いや、天守が載っていたなら木なんか生えてるワケがないハズなので天守台に大木って違うと思うんですよ。

それにこの天守台自体の石垣も結構ボロボロになってきていてあまり直す様にも見えないし、将来、天守そのものも再建するつもりは全く無さそうな感じがするというか、もうどうでもいいよ的な雰囲気がそこはかとなく流れているのでありました。まぁ確かにちょっと西隣へ行けば、姫路の恐らく日本代表と言っても差し支えないであろう真っ白なお城がありますし、敢えてここにもう一個…という考えにはならないのも頷けるというか。

そんなワケで、「ここにもでっかい城があったんだぜ」というアピールというか、それなりに正面から見える所に石垣と櫓と塀を見せつけるかの如く聳え立たせて一応の体裁は整えてあるのだなぁということなのでありました。他にも堀とか庭園なんかも整備してあって、どちらかと言うと県民が憩えるスペースとしての整備に重点が置かれてる感じで、歴史的な云々は二の次的な感じなのであります。観光目的じゃなくて公園としての質実剛健的なあり方のそれと言うか。

ということで面白いとか楽しいとかそういう観点ではなく、ちょっとだけ歴史的なエッセンスの香る良く手の行き届いた都市の中の公園ということになってしまっているのが神戸流なのかなぁとも思うのでありました。

 

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今朝、何気にニュースを眺めているととてつもなく大きなニュースが目に入った。

松江城:懸賞金かけ発見…「祈祷札」決め手 天守国宝に - 毎日新聞

大きなニュースと書いたが世の中では扱いが小さいらしい。それでもちゃんとこうやって文化財や歴史のあるものをキチンと守り、そして大切にしてきた人々の希望と成果がちゃんと国に認めてもらえるってのは素晴らしいことなんだと思う。

文化審議会は15日、松江城天守(松江市)を国宝に指定するよう、下村博文文部科学相に答申した。松江城の天守は1611(慶長16)年に完成。近世城郭の最盛期を代表する建築として評価された。

 1950年、文化財保護法の施行により重要文化財に指定され、翌51年に松江市が国に国宝指定の陳情を開始。その後、市民による署名活動や勉強会を続けていた。  松江城は松江開府の祖・堀尾吉晴が築城し、江戸時代には藩主の堀尾、京極、松平各家の居城だった。

 国宝指定の答申の決め手は、築城年を記した「祈祷(きとう)札」の発見だった。1937年以降所在不明となっていたが、松江市は懸賞金500万円をかけて捜し、2012年に市職員らが天守そばの松江神社で見つけた。2階分の長さの柱を多用して荷重を分散させる当時の最新技法に加え、柱を板で囲む「包板(つつみいた)」なども高い評価を受けた。札が見つかった松江神社は懸賞金の受け取りを辞退した。

 09年に設立された「松江城を国宝にする市民の会」は、国宝化を求める約12万8000人分の署名を文化庁に提出するなどの活動を続けてきた。会長の藤岡大拙(だいせつ)・島根県立大短期大学部名誉教授(82)は「もう少し長い道のりだと思っていた。人生の中で最も幸福な気持ち」と喜んでいた。

 松江城は35年、旧国宝保存法で現在の重要文化財に準じる国宝に指定されたが、50年の文化財保護法施行で重要文化財となっていた。

先般松江城を訪れた時、天守周辺ではやたらと『松江城を国宝に』というアピールが出ていたのは気付いていたのだが、実はここまで活動が進んでいて『祈祷札』が既に見つかった後だから国宝指定はほぼ文化審議会の答申待ちだったのか、『もう国宝になるんだからね』って空気が満ちあふれてた気がします。

松江城内部

Nikon COOLPIX A

前回サラッと「柱なんて一本モノじゃなくて継ぎだし…」なんて書いちゃったのだが、『2階分の長さの柱を多用して荷重を分散させる当時の最新技法に加え、柱を板で囲む「包板(つつみいた)」』の部分が実は評価が高いポイントだったというのはこのニュースで始めて知ったのでありました。こんなことならもっとちゃんとよく見てくれば良かったなぁ、と。

 

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17日金曜は兵庫は三木でございました。と、なると足は自然と姫路へ向かってしまうワケでして。たしか3月27日にグランドオープン(平成の大改修後の大天守公開)だったハズなので、チャンスとあらば駆けつけるのが城攻めのキホン…なのだがその2日前に大阪へ行っていた時は華麗にスルーしてたという大失態もあるのでまぁキホンはキホンだけど未必なのだよ、と言い訳は書いておくことにする。

ちなみに大阪にいながら知らずにスルーして逃してしまった千載一遇のチャンスは、

パトレイバー世界文化遺産・姫路城前で交通安全呼びかけ

まぁこの日は曇ってたしー。

それはさておき17日は朝こそ小雨が降ったものの、姫路に到着した9時半ころにはご覧の通りの快晴。

姫路城外観

Nikon COOLPIX A

やはり「真っ白な城には真っ青な雲一つ無い空が似合うのだよ」…と自分をなだめつつワンカット。周囲のサクラは流石にほとんど跡形だけになっちゃってるけどちょっとだけ色気が残ってて少し混ぜてみる。

頑張って朝駆けした甲斐あってか、大天守へ登るにも割合スムーズに進む。これが週末や休日だと最悪で数時間待ちの大行列になるのだとか。流石、国宝である。

姫路城大天守より南方を眺める

Nikon COOLPIX A

大天守は一方通行の一筆書きルートが作られていて、そこからはみ出してフラフラ好き勝手に見に行ける感じではなさそうなのだ。たぶん、半年から1年くらいはこんな感じでダラダラと階段を昇って降りてくるだけのイベントになってる気がする。実際、中に何があるのか?と聞かれれば実は何も無い…というのが正解なのだが、そこは国宝となる総木造6層(+地下1層)建築、それも当時の部材が未だ現役で使用されているのだがらあちこち虱潰しに見てみたい衝動に駆られるのだが、それは皆が飽きて空くまで待たなければならないのかもしれませぬ。

で、肝心の大天守ペントハウスである。

大天守内の神様

Nikon COOLPIX A

姫路城観覧料金(のみ)で1,000円(グランドオープン前は400円だったから大幅な値上げだ!)というお布施を払い、大天守観覧整理券なるものを貰って(貰っておかないと天守の真下でお帰り下さい、になってしまう)いざ登城開始なのだ。そして決まったルートを行列に従い昇ると…ん?そこには 最後の料金徴収システム 神様と賽銭箱が…。あとは四方の窓から下界を眺めて終わりなのである。

ちなみこの後、下まで降りてくると昇りの行列は詰まって止まっていたので一番上に辿り着くまでには結構な時間が掛かるのかもしれないと思うのでありました。なんせ、1人で真っ直ぐ歩くだけでちょっと大変そうなご高齢な方が大挙して押しかけているのだ。こんな大群が木造で狭い、急な階段を6階分昇っていくのである。そして階段のみならず、各フロアは人、人、人で溢れかえっていて、天守内では人が途切れることなく数百人もの大群がノロノロと動き続けているという異様な光景が繰り広げられるのであります。それにしても数百人が入り込んでもビクともしない木造建築…凄すぎです。

 

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13日の月曜は高松なのでありました。前回高松に来た際は金比羅さんへ登って丸亀を攻め、高松に戻ってくるというアクティブな展開だったため、高松市内を全く見ることが出来なくなるという罠にはまったので今回は最初から高松市内攻めなのだ。

高松城天守跡

Nikon COOLPIX A

そんなワケでいの一番に高松城跡である。JR高松駅から徒歩3分。琴電高松築港駅から徒歩0分というまぁ市内のど真ん中というか隣。残念ながら天守は今後の再建に向けて…な状態なのだが、立派な櫓は数点残っているのでよしとしよう。今でこそ月見櫓と呼ばれている櫓は元は着見櫓っぽいのだが…。何故ならこの高松城、日本では数少ない海城なのだ。堀には海水が引き入れられ、直接海と繋がっていて当時は石垣も瀬戸内海の海面に直接面していたのだという。海を渡ってくる船が着くのを見張るから着見、読みが転じて月見なのである。

それと桜馬場なるものがあって桜がいっぱい咲いていたのだがシーズン的にはちょっと終わっていたのが心残り。訪れたのが13日で実は12日までが夜間ライトアップのある所謂サクラ祭期間。う〜ん、微妙に出遅れてます。

栗林公園

Nikon COOLPIX A

でもってお次は栗林(りつりん)公園である。前回は高松に戻ってくるのが日が暮れた頃合いだったのでとっくに閉園時間を過ぎていて苦虫だったので、今回は真っ昼間というか午前中から侵攻なのだ。特に花が咲いているわけでもなく(時期的なものだ)何か特別なものがそこにあるわけでもないのだがよく出来た庭園なのである。でもって途中で気付いたのだが、どうやら造りというか構成というか、何処かで見たような…イメージが。そう、実は岡山は後楽園とそっくりさんなのである。日本三大庭園にひけをとらない…ってキャッチーな言葉があるらしいんだけど、そりゃぁ後楽園を模してれば並ぶに近い感じにもなりますよねぇとか思うのでありました。

そうそう、こちらの栗林公園は今のところ海を挟んだ隣の国からの団体さんがほとんど来てないのが良いところ。後楽園にせよ兼六園にせよ、ミミズと漢字だけの大声と共に団体が大騒ぎしてる図を見に行くぐらいならこちらで風情を感じていた方が遙かにマシだと思えるのかもしれませぬ。ある意味、穴場なのでありました。

とまぁ、あとはうどんを昼と夜頂いて帰途につくのでありました…というようなことを今日、大阪から帰ってきてから書いてるのであります。

 

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ホントは土曜に行きたかったんだけど、急遽仕事が出になってしまったので挫けて日曜に。天気予報じゃ土曜までがピーカン、日曜から崩れて…だったので気が重かったものの、何とか持ち直して雨も止んで結果オーライ。なんたって休日の夜に花見客の酒盛りがほぼ存在しないという素晴らしい状況が自然に出来上がってしまったのだからこんなスバラシイことはない。

小田原城のお堀のサクラ

Nikon Df + AF Zoom NIKKOR 20-35mm f/2.8D

うん、いいねぇ。城にサクラってなんて似合うんだろう。久々にズームを引っ張り出してきて20mmから35mmまで段階的に撮ってみたけど一番落ち着くのが28mm付近だったという。改めて思ったのが、スナップにしろ遠景にしろ最後は28mmに行き着くのか…という点。やっぱり単焦点28mmは急務だな…と。

小田原城とサクラ

Nikon Df + Ai Nikkor 24mm f/2.8S

そしてこちらが小田原城天守とサクラ。久々に24mm単コロの登場。嘗ての銀塩の頃はコレでも割と超広角っぽい位置づけだったんだけど、今じゃ16mmとかフツーに出回ってる(銀塩の頃はデジタル補正という逃げが存在しなかったので光学的にレンズそのもので補正するしかなかった…)のでインパクトは弱い(と感じる?)かもしれないけど、逆に余計なモノが写り込まない分見たいモノにグッと寄った雰囲気が強調出来て良いのかもしれないと思うのでありました。

 

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昨日は島根は松江に行っておりました。ということで松江と言えばやはり松江城でしょう。とにかくイの一で松江城に乗り込みます。そう言えば松江と言えば10年くらい前、出雲で流鏑馬やった時にちょろっと見た記憶があるのですが、過去を探して見るとありました、ありました。この時は武家屋敷側というか、小泉八雲旧宅側(大手に対し裏みたいなものですか)から見て廻りダンゴを頬張って上がったんでしたっけ。

今回はJR松江駅からのアプローチなので真っ先に駅ロータリーにある観光案内所へ駆け込み、観光マップをもらい周遊観光バス『レイクライン』の話をチョロッと聞いてバス停へ。この『レイクライン』は松江市内の所謂観光ポイントを一筆書きよろしくグルッと回ってくれて1回200円。1日乗車券(何度でも乗り降り可能)だと500円なので複数のポイントを動き回るにはこちらが断然お得なのであります。

今回は松江城大手前(正面ですな)からアプローチ。

松江城

Nikon COOLPIX A

いやはや、圧巻です。11年前も書いてましたが見かけはコンパクトに見えるのに中は結構広いんです。それに視覚上5層なんだけど石垣部分が1層あるので事実上6層建築なのだとか。そして全国に12城ある現存天守の内の一つがこの松江城。柱や梁なども古いが太くて立派な木材がふんだんに使われていてスゲーなのでありました。

ただ、この松江城では太く見える柱も割と合わせ型になっているものが多くみられ、完全な一本ものの極太柱は数えるほどしか使われていない様です。流石に太く長いものはそうそうは数を集められないということなのでしょうか。

そんなこんなで松江城を堪能し、お決まりの武家屋敷と小泉八雲邸やらを見て廻ります。松江城と武家屋敷、小泉邸をセットにした観覧券というものがちょっとお得。時間に余裕があって見に行く予定があるなら最初からセットが良いでしょう。

その後は武家屋敷並びの八雲庵(そば屋)でお昼。ここのテンプラ割子ソバが美味でございました。割子ソバについての説明は割愛。出雲ソバとかも言われてますがかなり美味しいです。

お腹が満たされたところでレイクラインに乗って少し移動。月照寺へ行くことにします。えーっと、ここ人気無いんですかね?バスから1人も降りなかったし、月照寺に入っても誰もいないという…。ところがこのお寺、いや、凄いところですよ。お寺なんだけど神社的というか…結界パリパリです。ここまでピーン!と研ぎすさまれた空気は他では伊勢神宮しか思い当たりませぬ。まぁそれぐらい凄い所だということで。

その後はまたレイクラインで県立の美術館へ。あわよくばここから宍道湖の夕陽を…と思っていたのですが、生憎午後からは天気が下り坂。小雨まで降ってくる始末で早々に退散。というか、ソファで少しお昼寝してたので早々でもないか。ということでまた機会があれば宍道湖の夕陽を眺めてみたいな、と思いながら帰途につくのでありました。

 

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もう何時の話だったか忘れてしまいそうになるのをギリギリ押しとどめ2月2日分の清洲城。やはり仕事でバタバタして今日は長野だったりと慌ただしく動き回っている中、ナンとか小刻みな時間の中でメモしてみるのでありました。

清洲城

Nikon COOLPIX A

で、肝心のお城はデデーン!っと構えていてなかなか品の有る佇まいなのだ。流石は信長の城なのでありました。信長で思い出したんだけど、天下取ってからの信長の話っていっぱいあるんだけども、若かりし頃の、そう、世に名を轟かせる前の信長の話ってあまり聞かないのであります。もしかしたら自分が不勉強で知らなすぎるだけなのかもしれないんだけど。

何でこんなことを…かというと、この清洲城の周辺というか、まぁお世辞にも裕福とは言えなさそうな雰囲気というか、何というのかなぁ…。まぁそういうお国っぽい感じがしたのでどんな世界からのし上がってきたんだろう?という素朴な疑問だった訳でして。ある意味、信長自身が底辺から頂点を極めたのであれば、後に秀吉を重用したのも「あぁ、なるほど」と思えた、みたいなニュアンスというか。

そして歴史的ロマンの話はぶっ飛び簡単に現実が目の前に立ちはだかるのであります。やっぱり忙しいので今週は土曜もかり出され明日は新潟。週明けは会津若松とな。ちょっと調べてみようかな…と思っても多分、忘れてそのまんまになりそうな気がするのでありました。

 

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立て続けの城攻めなのである。ということで本日は彦根城。現存12天守の内の一つなのだ。さらに国宝指定されている4天守の内の一つでもある。

彦根城

Leica D-LUX(Typ109)

いやはや、素晴らしい城である。傍目にはそれほど大きく見えないのだが入ってみると意外や中は広いのだ。割と水平垂直でカチッとした見た目の城が多い中、この彦根城は随所に曲線が取り入れられていてオシャレさんである。完成までに20年を要したというだけのことはあってなかなか見応えがあるのでありました。

おまけで玄宮園。

玄宮園

Leica D-LUX(Typ109)

最初、自ら名勝と名乗るとは…と思ったのだが何々、なかなかの風情ある庭園である。さほど広い訳ではないのだが、随所に庭園の構成要素が散りばめられていて心静まる場所なのだ。

彦根城も玄宮園もこの日は強風と雨にたたられてサクッと流して終わってしまったので別の機会に再度訪れたいと思うのでありました。特にサクラの季節なんか最高なんじゃないかなぁ。

 

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本日は岡崎だったのでそのまんま岡崎城へ侵攻。鉄筋コンクリート造5階建のちょい小ぶりなお城でございました。あの徳川家康が生まれたところ…というキャッチーなフレーズに幾分ばかりか期待したものの、他国の例に漏れずあらゆるものが復刻版で石垣ですらボロンボロンだったのを何とか手を入れて見られる様にしたという…。

岡崎城前にて徳川家康公の像

Leica D-LUX(Typ109)

そんな訳で2階から4階までが所謂資料館。最上階の5階が展望台というまぁありがちなパターンだったわけです。収蔵されている品々もそれなりに見応えあるものでしたし、よく整理されているなぁとは思うのでありました。まぁ余所様との差別化という点では全く差異は見られず、ご当地モノがいっぱい残っているという観点では及第点。

ちょっと気になったのは、この城の周りが岡崎城公園として整備されているのだが当時のレイアウトや建造物の配置を少々無視してデフォルメされた構造物が散らばるようにして配置されているのがちょっと気になるところ。資料館内で当時の城郭をモデル化したものが展示されているだけに、現代のそれが大きく乖離してしまっているのが残念でならないのでありました。

ちなみに今年で岡崎市は市制100年ということらしいので家康そっちのけで記念行事の方が忙しいらしい雰囲気でございました。何となくだけど、家康なんてココで生まれたかもしれないけどすぐ余所行っちゃったし、ジモティーじゃないよね…的な扱いなんじゃないかと思えてきちゃったというか。簡潔に言っちゃえば「本気では観光に力入ってませーん」という空気が漂ってる様な…。いいのか?それで。

 

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19日(月)は予定通り金沢でございました。ということで金沢と言えば兼六園。そして金沢城なのであります。もうね、朝から昼過ぎまで日本の庭園というものを堪能しまくりな訳です。某大陸からの団体さんさえいなければそれはもうたいそう素晴らしい世界なのですよ。

兼六園

Nikon COOLPIX A

もうね、庭園…と言えば『兼六園』、みたいな。もうココを見ちゃうと他へは行ってられないというか、凄いというか何と言うかみたいな。実際には後楽園の様な広さは無いものの、主に松を中心とした様々な情景を表現し尽くしている造りは国内随一なのだなぁと感ずるところなのでありました。まぁ残念ながら天気がアレだったので期待半分だったというのはさておき、やはり冬なのだからピーカンの雪景色…みたいなものを少しは期待したいところなんですけど、今年は北陸方面(平野部)は少し雪が少なめというか。道中の越後湯沢〜妙高〜上越やみなかみ〜長岡なんかはドカ雪でどうしようもないぐらいなのとは正反対なんですが。

金沢城

Nikon COOLPIX A

兼六園を堪能した後はお隣の金沢城公園なのです。いや、ホント、道を挟んでお隣さん。元々庭園がお殿様のお庭だったんだから隣にあって不思議じゃぁないんだけど、そう言えば岡山も後楽園は川を挟んで隣だったっけ…とか思い出されるのでありました。

で、金沢城。現在は菱櫓と五十間長屋、橋爪門(続櫓を再建中)、それと本丸の三十間長屋が鎮座しておられるのですが、どうやらこの金沢の城は過去何度(3度?)も落雷などで失火、焼失してたりとやたら焼けまくってるので古いものはほとんど無くてほとんどが再建もの。それでも当時の工法や技法もそのまま復活させたり地場の技術者さん達で造り上げていたりとなかなかすばらしい復活劇なのでありました。

それにしてもあまり高い建物が元から無かったというのは意外でしたなぁ。それと本丸付近の石垣。戦中の軍による接収(弾薬庫を置いていた)した付近のよく分からないけど弄くり回したであろう辺りの石垣が悲惨なことになっているのが残念というか。あれは是非とも昔の綺麗な姿に戻して欲しいなぁと思うのでありました。

 

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昨日16日は秋田でございました。秋田にはこれまで何度か足を踏み入れていたものの、次の予定に合わせこまちで速攻で帰ってくるか続きがあってフラフラ出来なかったためほとんど見ていなかったのでありました。そう言えば昔、出張で訪れたこともありましたがほとんど空港と客先とホテルの往復で終わってそれっきりだったわけです。

やはり真っ先に行ったのが千秋公園。ネット上で何となく秋田市内でお手軽なところを探して見ると駅から近いところにあるということでまぁ人気がありそうなのでありました。元久保田城跡ということで突入してみたところ…まぁ冬ですからね。敢えてこの時期にコメントすることもあるまい…なのでありました。

気を取り直して駅にある観光案内所。ここで観光マップみたいなものを頂いてくるわけです。ついでに半日ちょっとフラフラ出来そうなポイントなんかをお姉さんに聞いたりして大まかな計画でも立てようと企てたのですが…。市内だとどうしても箱物(博物館系)ばかりであまり寺社仏閣景観的なものはあまり無い様で。数時間単位で移動時間を作れればそれなりに県内にはある様なのですが。

仕方ないので意を決め『赤レンガ 倉庫 郷土館』に行ってみることにしました。

赤レンガ郷土館

Leica D-LUX(Typ109)

いやはや、来てみて正解でした。何の前知識無しに来てみたのですが、建物から中のモノまで秋田の歴史がギュッと詰まった感じで新鮮です。文化遺産をこれでもか!?と遺すというのは県民性なのでしょうか。『勝平得之(かつひらとくし)記念館』『関谷四郎(人間国宝、鍛金家)記念室』が併設されており、その作品群を見るに木目の細かい美しい仕上がりを見るにやはりこの地の人々は地道に耐えコツコツと時間をかけてモノを作り出していく気質があるのではないかと思えてしまうのでありました。

次いで訪れたのが『民族芸能伝承館(ねぶり流し館)』。主に『竿燈』に関する展示が多く、県内各地の祭に関する資料が多く展示されていました。はっきり言って「竿燈すげーー」なのであります。あと、旧金子家住宅(江戸後期築)なども見ることができ、当時の土蔵もあったりとなかなか見応えのある内容なのでありました。

旧金子家住宅土蔵

Nikon COOLPIX A

これで市内の歩いて回れそうなところでめぼしい所はあらかた見てしまった感があるので次は小京都と言われる仙北市あたりに行ってみたいと思います。ただし、先の観光案内所のお姉さん曰く「交通の便が非常に悪いので…」ということで秋田新幹線を使わないと時間的にも在来線の便の無さからもかなり辛い状況の様なのでかなり計画的にいかないとどうにもならなくなっちゃう可能性が高いというか…。

そんな訳で週明けは兼六園なのでありました。(関係性皆無な締めってどうよ?

 

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8日のうどんの国紀行金比羅さんを制覇した後、琴平駅からJRで一路丸亀へ。そう、丸亀と言えば丸亀城。日本で12城しか残っていない木造天守の内の一つが丸亀城なのだ。ということでこれは丸亀城を攻めに行かざるを得ないわけでして。

金比羅さんで想像以上に時間(奥社までの往復で3時間以上)と体力(本宮の先の白峰神社までで923段、さらに奥社まで445段の階段を昇る)を浪費した後に丸亀城攻めである。いや、写真で見ると分かるのだが意外や高いところに建っているのだ。そして階段ではなく、とにかく急な傾斜の坂道(『見返りの坂』と言われているらしい。確かに登った先で振り返って下を見ましたわ)である。途中で太もも(膝の上辺り)が痙りそうになりましたです。

フォトギャラリー『香川 - 丸亀城、高松』編。

城そのものは非常に小さくこぢんまりとした(3層)質素な造りで特に見るべきモノは無いのだが、やはり木造ということもあって昔の面影が濃く残っているのが印象深い城です。入城料が200円というリーズナブルなお値段も素敵です。それに中は電灯も無く、今にも雨が降りそうな天気の夕方ときたら薄暗くて電気というものの無い時代そのままの時間を味わえてしまうという城モノなのであります。

それと石垣、これは素晴らしい出来です。下から見ても横から見ても、上から下を覗き込んでも美しいカーブを描いていて完璧な造形美を堪能できます。ここまで綺麗に残っている石垣って意外と少ないんじゃないかなぁと思うんですけどどうなんでしょうね。あ、そう言えばもう桜が咲いていた様な…。

 

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たく@藤沢
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  • ヌルポ: あははは、やっぱり誰が見てもセコいですよねぇ。ほん 続きを読む

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アイテム

  • 新宮駅
  • 丹鶴城(新宮城)の真下を通るJR
  • 本丸から水ノ丸を見下ろす
  • 本丸の奥から出丸ごしに熊野川を望む
  • 本丸にあがり、振り向いたカット
  • 本丸を臨む