唐突だけどいきなり『Google Photos』なるサービスが開始されたのだ。
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この手のサービスとしては今までにも多くのサービスが存在し、先日はAppleもiOSとOS X以降による『写真』アプリを介した『iCloudフォトライブラリ』を開始したのは記憶に新しいのだが、この『iCloudフォトライブラリ』は任意のApple IDアカウントに紐付いたiCloudストレージの中に同居する形で提供されているのと、無償の初期容量が5GBしか無いのが残念な点なのである。
その点、今回の『Google Photos』は素晴らしいことに1,600万画素以下の写真であれば無制限で、仮にそれを越える画素数のものでも15GBまでは無償で提供されるのだ。もしこれで足りなくなっても追加で容量を買うこともできるのである意味、写真のオンラインバックアップとしては最強のサービスが始まったと言っても過言では無さそうなのでる。
そして一番強力なポイントとして、利用する環境にほとんど制限が無いというのが挙げられる。先の『iCloudフォトライブラリ』はiOS 8以降、Mac OS X (写真アプリが使用出来る)という縛りがあってiPhone 5SでiOS 7止まり、Mac ProはMountain Lion止まりのわたしにとってはほとんど意味のないサービスになってしまっていただけに、この手のオンラインサービスが利用者の環境に制限を果たさないというのは当に狂喜乱舞なのであります。
ちなみにMac側からは普通にブラウザでアクセス、iPhoneからは専用のアプリ『Google Photos』が用意されているのでそちらから。
更に面白いことに『アシスタント』と言う機能で自動的に連続しているであろうと判断された写真はコマ送り的なパラパラアニメ化して動画チックに繋げてくれるし、カメラで言うところのフィルターワークみたいなエフェクトも自動でかけて提案してくれるのだ。まだ確認はしていないがパノラマもやっつけてくれるらしい。そういったシステム側の提案を保存するかどうかは利用者次第なので気に入れば保存、いらなければポイ出来るというのが面白い。
ただ良い点ばかりでもなく、HDDの奥底に眠っていた1999年頃からの写真を片っ端からアップロードしてみた(デジカメ惣明期からのものだからサイズも容量も小さい)のだが、ある程度大まかに年ごとに2〜3種類のアルバムに分けてみたのだが、2005年以降は一気に数千枚単位になってきてしまい、アルバムの登録にエラーが頻発して作業が全く進まなくなってしまったのだ。「アルバムへの追加中にエラーが発生したました」って出ちゃって仕事してくれないのであります。
多分に、大きなボリュームを一気に処理するときにはマシン側のメモリと高速な回線を要求される気がしますが、ネット上に転送する以上そこは致し方無しというか何と言うか。あまり欲張らずにチマチマ放り込んでおくのが何となく良い気がするのでありました。
ということで1999年から2005年の途中までの3000枚ぐらい片っ端から放り込んでみましたが今のところそれなりに快適な環境と言えそうな感じです。ただ、機械的に処理する都合上、写真に記録されたExifデータを見ている様でこのExifデータが存在しない写真はアップロードした日のものとして扱われちゃう感じが微妙ではあります。写真データファイルの作成日を見てくれれば…なのですがそうもいかないようで。ということで今週末はこの『Google Photos』でほとんど時間を使い果たすことになりそうではあります。
追記:
この素晴らしそうな『Google Photos』、どうやら致命的な欠陥というか仕様が…。
という疑似階層構造で管理出来るのだが、アルバム毎にどうやら登録出来る枚数が2,000枚が上限になっていそうなのである。2,000枚まではサクッと何とか突っ込めたものの、それ以上は1枚ずつ処理しようとすれども「アルバムへの追加中にエラーが発生したました」ばかりで先へ進まない。これは非情に残念な仕様であると言わざるを得ない。
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